OSHC(海外留学生健康保険)について
- OSHC(海外留学生健康保険)は、オーストラリアへ学生ビザで滞在される方は全員加入が義務付けられている健康保険です。現在OSHCを提供している民間保険会社は5社ありますが、保険会社によって保険プランやサポート内容が異なりますので、ご自身にあった保険会社を選択することも重要です。お申し込みは、入学手続きの際、学校を通して加入することも出来ますが、各学校によって契約している保険会社が異なりますのでご注意ください。
Contents
OSHCの基礎情報
加入期間
OSHCへの加入期間は学生ビザの期間と一致している必要があります。現地で学生ビザを延長する場合は、OSHCも延長する必要があります。
加入資格
- 学生ビザ保持者
- 学生ビザに申請中の方(オーストラリア居住)
- オーストラリアで同居する学生ビザ保持者の配偶者、またその子供(18歳以下の未成年)
OSHCを提供している保険会社
- Australian Health Management (ahm)
- BUPA Australia
- Medibank Private
- Allianz Global Assistance
- nib OSHC
OSHCの適用範囲
医師による治療費、血液検査などの病理検査、レントゲン検査、専門医による治療費 メディケア給付率規定(Medicare Benefits Schedule )で定められた規定料金の範囲内で全額カバーされます。病院内で治療を行う一般医(GP)を受診時には規定料金の100%、専門医などによるその他の医療サービスでは規定料金の85%がOSHCによってカバーされます。公立・私立病院での治療費、入院費 全ての医療費が規定範囲内で100%カバーされ、規定料金を超える請求があった場合のみ差額が自己負担となります。多くの私立病院の場合、各保険会社が提携している病院であれば規定内で保険適用されますが、提携の無い病院ではカバーされない場合がありますのでご注意ください。 緊急時の救急車移送 全額OSHCが適用されます。 処方箋薬 医師によって処方された薬の処方箋のほとんどがOSHCによってカバーされます。 医薬品給付金規定(pharmaceutical benefits scheme(PBS))に定められた患者負担額より上回る費用が、処方箋1つあたり$50を上限としてOSHCでカバーされます。 また年間でカバーされる金額の上限が決まっていますのでご注意ください。
例)個人加入で1人あたり年間$300、世帯加入で年間$600(1人あたり年間$300)を超える金額は自己負担となります。
適用対象外のもの
- 歯科治療
- 眼鏡、コンタクトレンズ
- 理学療法, 整骨療法, 脊柱指圧療法, 自然療法など、その他の付随的医療サービス
- 美容整形手術
- 不妊治療
- オーストラリア入国後12か月間の妊娠に関連した医療サービス (流産、早産なども含む)
- オーストラリア入国前から取り決められていた治療
- オーストラリア入国前から患っている持病や障がい
※持病や障がいに関する治療やそれらによって二次的に発生した症状に関する治療は、入国日から12カ月間が保険適用外です - 医師によって処方されていない、もしくは医薬品給付金規定範囲外での薬物治療
- 一般例外によって生じた治療、または病院での医療サービス
- 盗難、破損
OSHCと海外旅行保険の違い
補償範囲
- OSHC:医療サービスのみが対象
- 海外旅行保険:医療サービス、携行品など物的損害も補償
サポート言語
- OSHC:英語のみ
- 海外旅行保険:日本語対応
補償(適用)金額
- OSHC:1年間でカバーされる金額に上限あり
例)個人で$300、家族で$600 - 海外旅行保険:プランによっては上限なし
提携病院ではキャッシュレス診療が可能
OSHCは、現地の保険会社が提供しているので、日本語でのサポートがありません。また、保険でカバーされる金額が低いため、多くの方がOSHCと併せて一般の海外旅行保険(海外留学保険)に加入されています。海外旅行保険の選び方やおすすめの保険に関しては、下記ページをご参照いただくか、お問い合わせください。