スイスの地域紹介
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スイスは26のカントンと呼ばれる州(うち6つは準州の扱い)から構成されていて、それぞれ独自の法律や議会などを持っている自治体となっています。
スイスの地理を説明する上で「言葉」は切り離せない存在です。国内の行く場所によって地元の人が日常的に使う言語が変わり、街中の看板の表記や交通機関の車内アナウンスの様子も違ってきてマルチリンガル国家ならではの面白さがあります。食や文化にも周辺の国の影響もあって多様です。週末や学校の休み期間を利用して国内旅行を楽しむとスイスの様々な一面が見えてきます。
ドイツ語圏
- スイスはドイツ語圏が国土の大半を占め、その地域には高原やアルプス山脈など、スイスらしい美しい自然が広がっています。その一方で国の経済や産業の中心地や豊かな文化が息づく街の存在も強く、古き良きものと新しく作られているものが平和に共存しています。
主要都市:ベルン、チューリッヒ、ルツェルン、バーゼルなど
フランス語圏
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国の西部、フランスと隣接している地域がフランス語圏です。国内でも特に国際色が豊かな街ジュネーブや全体として知的な印象を与える古都のローザンヌなどの個性的な都市の他に登山やサイクリングが楽しめる自然も健在です。綺麗な湖や地域の美味しいワインやチョコレートと共にゆっくりとした時間も過ごせます。
主要都市:ジュネーブ、ローザンヌなど
イタリア語圏
- 国の南東部の、イタリアと隣接しているティチーノ州がスイスのイタリア語圏です。世界遺産が二つあり、伝統的なものから近代スタイルの建築物やユニークな食文化が特徴付けています。スイスのほかの地域と比べて気候は比較的温暖です。
主要都市:ベリンツォーナなど
ロマンシュ語圏
- ロマンシュ語は、スイス全体の人口のうち話すのはほんのわずかという少数言語ですが、国の第4の公用語に指定され保護されています。ドイツ語圏とイタリア語圏に挟まれるような位置、オーストリア、イタリアなどと隣接する南東部のグラうビュンテン州がスイスのロマンシュ語圏です。
主要都市:サンモリッツなど