Experiencesオックスフォード留学/瀬川 諒さん
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お名前 | 瀬川 諒さん |
職業 | 日本学術振興会特別研究員 |
滞在国・都市 | イギリス・オックスフォード |
コース名 | Intensive General English |
学校名 | Lake School of English |
期間 | 2017年9月から45-48週間 |
- なぜ留学しようと思いましたか?
- 私は高専出身で,留学時には既に国内大学への編入学が決まっていたので,いわゆるギャップイヤーのような期間を利用して留学しました.将来的に,学士号を取得した後は,マスターから国外の大学院で研究し,そのまま海外で研究職に就くというキャリアプランを描いていたので,不足していた英語力を補うために約半年間の間だけですが渡英しました.日本でも英語の勉強は可能ですが,語学においては,その言語を日常的に使用する環境下に身を置いたほうが私の性格上,学習効率が良いと考えたのと,特にスピーキングにおいては最も自信がなかったので,現地での生活の予習としての側面も含めて,ポジティブな効果をもたらすのではないかと考えたため,留学を決意しました.
- 留学前にしておけば良かったことは何ですか?
- 私の場合は留学前にしておけば良かったことは特にないのですが,あえて挙げるとすれば交通機関のサーベイです.日本と違って,まずタイムテーブル通りにバスや電車は来ませんし,土地勘がないのでGPSを見ながらですらバス停に辿り着くのも一苦労です.せめて留学先の滞在先の近所だけでも,事前にシミュレーションしておくと安心できるかもしれません.
- 留学時にかかった費用はいくらくらいでしたか?
- 6 months +αで約150万ぐらい (Brexitで円高な時期).
- 留学してよかったことは何ですか?
- 良かったことはもちろん英語力の向上もありますが,一番は日本人特有のステレオタイプが消えたことです.つまり,国内で育つと,均質な人間を育てる,いわゆる外れ値を社会に排出しないようにする日本教育の特性上,至るところで,みんなが○○しているから自分も○○しなければならないという無意味な固定観念のせいで最適な意思決定が出来ないケースがよくあります.特に日本はまだまだ単一民族国家ですので,他民族の価値観に免疫がないため,”日本人”という1つの特徴が出来上がります.私は元々こういった日本人のステレオタイプに疑念を抱いていたため,海外の価値観を覗いてみるという目的も含めて留学したのですが,大当たりでしたね.色んな人の正義や価値の比尺度があって,1つの考え方に囚われるストレスフルな考え方から完全に脱することができたと思います.
- 留学期間中つらかったことはありましたか?
- 私の中での一番嫌だった思い出は最初のホームステイです.悪い家族に当たったというわけではないのですがあまりにもマニュアル通りすぎました.会話するのはほとんど夕食時のみで,ファミリーはみんな仕事や学校があるので,夜以外はほぼ顔を合わせません.家のルールも曖昧で,逐一なにか行動する際に尋ねないと分からないので窮屈に感じました.2か月の契約を結んでいたので,契約期間終了後は近所の老夫婦のお家に移ったのですが,1件目と比較して対応の差が感じられたので,ホームステイ先に条件を付けられる場合は自分好みの条件を詳しく加えたほうがいいかも.
- 滞在先はいかがでしたか?
- Oxfordは世界屈指の学園都市であり,学問を極めたい私には最適な場所でした.私は都会の空気や,人口密度が高い場所が苦手なので,程よく長閑で,pubも豊富に揃っているOxfordはとても過ごしやすかったです.ご存知の通り,Oxford大学が位置しているので,そちらの学生の友達や知り合いのネットワークも広がりましたし,世界各国から人が集まるので,色んな人の宗教観や価値観を吸収でき,視野が大きく広がりました.ロンドンからも近いですし,Oxford stationから電車で10分程の所には大きなアウトレットもあり,十分息抜きもできます.また語学留学できる機会があれば,またOxfordを選ぶと思います.
- 留学された学校の良かった点や悪かった点は何ですか?
- 私の通っていた学校の良い点は,スタッフ全員がとても親身に接してくれることです.初日から新しい家族のように優しく対応してくれて,学校外での相談も快く乗って頂き,向こうでの生活の心配もよくしてくださいました.先生やスタッフの方たちとよくお酒を飲みに行ったりと,社会的なロールに縛られすぎる必要はないなと思わせてくれる,大好きな人達でした.
悪い点は私としては特にないです.
- なぜ留学センターDEOWをご利用されましたか?
- ・手数料が安い
・必要なサービスが網羅されている
以上が大きな理由です.
- 帰国後、留学経験が役立ったと思うときはどのようなときですか?
- 帰国後,固執した考えを持つ多くの日本人には,被れているようですが,外を知らないなぁと感じてしまいますね.”知らぬが仏”という言葉がありますが,”知れる”世界ですので,個々の局所最適解に陥るよりはなるべく大域的最適解に収束させたいと考えています.そういった意味では留学経験は自分のスペースを広げてくれたなと感じます.
- これから留学される方へ一言お願いします。
- 留学は金銭面だけでなく,精神的にも,時間制約的にも負担が大きいものではありますが,せっかく生を受けた以上,日本以外の大きな世界を直に感じてみるというのも人生を楽しむための1つの材料となり得るものであると考えています.これから留学される方は,自分の目的を果たしつつ,そこでしか得られない知識・体験を目一杯楽しんでくれることを同じ日本人として期待します.
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