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お名前 稲葉 真実さん 職業 社会人 滞在国・都市 マルタ・ゴゾ島 コース名 General English Intensive Group Cours 学校名 BELS Gozo 期間 2020年8月頃から12週間
- なぜ留学しようと思いましたか?
- グローバル企業で働いており、25分間のオンライン授業は続けていたもののどうしても毎日継続できなかったり、自分の英語力の向上が実感できておらず、TOEICでも750点程度は取れるものの、日々の業務の中で英語のコミュニケーションで困っていた。そのような時に早期退職制度が行われるということで、思い切って会社を辞めて語学留学してみよう!と決めました。それが2020年1月のことで、退職は5月と決まっていて、6月からフィリピンへの留学が決まっていました。まさかコロナですべてがゼロからになるとは想像もしていませんでした。しかし語学留学の希望は諦めきれず、オンライン留学をしながら現地留学の機会を待っていたところ、7月にEUが渡航一部解除になりマルタへ留学することを決めました。
- 留学前にしておけば良かったことは何ですか?
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妻と娘2人もいたのでまずは未就労期間分の貯金(笑)
オンライン留学で1か月ほど勉強していたけれども、アジア人の発音なのでそのあたりは渡航してからとても指摘されました。Webで無料で公開されている発音(舌の形や息の出し方など)などを学んでおくとよかったと感じました。
あとは当然ですが、文法用語を英語で理解しておくこと。Perfect tenseなどよりConditionalの考え方であったり、Modal verbの考え方が日本の教科書とは異なるなぁと思いました。昭和のおじさんの学びですから今は違うのかもしれませんけど。
- 留学時にかかった費用はいくらくらいでしたか?
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- 授業料(滞在費含む):約65万
- 渡航費:約25万(バレッタでの前泊含む)
- 現地食費など:€1150
- 現地交通費など:€60くらい(3か月以上なら乗り放題のバスカードがとても便利でした)
自炊で切り詰めたのと、田舎だったのでほぼ毎週末誰かの送別会があってもそこまで高くなく収まりました。
- 留学してよかったことは何ですか?
- 日本人はおろかアジア人もいない環境だったので完全に英語しか使わない環境に居れたこと。途中Comino島などにも遊びに行きましたが、留学時期後半は日本人の留学生もよく見かけるようになり、集団で遊びに来ていてもやはり日本語で話している若者をよく見ました。私ももし日本人がいたらそうなっていたかもしれません。ヨーロッパの友人ができて、今も交流を続けられていること。英語を話すことに自信がついた。間違った文法でも「伝える力」は向上した。そして離職したけれども現在満足のいく待遇で新たな会社に就職もできたこと。
- 留学期間中つらかったことはありましたか?
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日本語から離れると決めて、日本のサイトなどは見ないようにしていたので浦島太郎になったこと。自炊しなければいけない寮だったので料理がほぼ毎日同じものを食べていた。そもそも食材が違うので毎日が挑戦。
ヨーロピアンは2週間ほどの短期滞在で留学してくる人が多く、合わない人はどうしても合わない。アジア人への差別的な意識はゼロではない。もちろんとても良い人の方が圧倒的に多いですよ。
良くも悪くもコロナで本来なら最盛期の夏でも学生が少なく、レベル分けが限られていて、授業がどうしても低レベルに合わせられること。(過去形、過去分詞は何度もやった)
- 滞在先はいかがでしたか?
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綺麗ではあるが、水漏れとかあり直してもらっても、やはりいい加減(日本って素晴らしい)。全然直ってなかったりした。洗濯機がなかったので手洗いしなければならなかったので、そこは学生みんな苦労していた。2週間ほどの短期の場合はホームステイなどを選択する生徒もいたし、洗濯機があるシェアハウスを見つけている生徒もいたので事前にいろいろ調べておいて損はない。私が選択した寮はフロア毎に借り手が異なっていて上の階は別の留学先以外の借り手が短期間に入れ替わり夜中まで騒いでいたりしたことも2度ほどあったのでそこは運次第なのは覚悟しておきましょう。マルタはヨーロピアンのリゾート地だからと。
でもベランダからの夕日はとにかく毎日最高だった。
- 留学された学校の良かった点や悪かった点は何ですか?
- 年齢レベルが高くて違和感なかったこと。田舎だったのでバスを使って通学したが、時刻通りには当然運行しないこと。15分前に通過するとかざら。1時間に1本なのに。教師はNativeだったので良かったし、本当にいわゆるアットホームな学校だった。
ヨーロピアンのリゾートなので授業は午前中が基本。午後もIntensive courseでも1時間追加で2時過ぎまでなので、緩いリゾートついでの学校という感じで、物足りなさはあった。
宿題も出たり出なかったりでオンオフを付けて楽しんでね。というヨーロピアンのリゾートの合間に家族で一緒にどうぞ。というところだった。
- なぜ留学センターDEOWをご利用されましたか?
- オンライン留学の時からお世話になっていたため。
- 帰国後、留学経験が役立ったと思うときはどのようなときですか?
- 新たな就職には大いに役立ったと思っているし、今も仕事で毎日英語を使っていて毎日が勉強だと思えている。
- これから留学される方へ一言お願いします。
- いろいろな一歩の踏み出し方があると思います。家族の理解も必要でしょう。このようなコロナ禍の中でオンライン留学も一つの手段でしょう。
今これを読んでいるということは何かを始めようとして読まれているのでしょうから、必ずどのような形でもその一歩を踏み出してください。
- コロナの影響で留学計画を途中で変更等しましたか?
- 重複しますが、フィリピン留学を6月から3か月間予定していました。それはできず場所も時期も変更しました。
- 留学中にロックダウンやオンライン授業は体験しましたか?
- 幸運なことに出国3日前にマスク着用義務化が起きたくらい。それ以外の時期は屋内のみマスク着用という措置が取られていました。
- 現地の街の様子はどうでしたか?
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コロナを持ち込む観光客として否定的な現地人もいたが、概ね外国人に優しい観光立国。歴史もあり知らないこともたくさん学べた。敬謙なカトリックが多いのでチャペルも多く、教会区ごとにいろいろな行事が本来ならあったらしいが、コロナで祭りなどが縮小・中止されたのは残念だった。
いたるところにゴミが捨てられ、日本の良さも再発見できる経験でした。
夏のマルタは日差しは尋常じゃないので帽子は必須と事前に確認していたが、本当に暑かった。雨は夏は降らないので昼間は人が居ない。夜になると出てくるという感じ。サマータイムで21時くらいまで明るいので。