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お名前 石渡 萌夏さん 職業 学生 滞在国・都市 モンペリエ コース名 一般フランス語コース 学校名 Accent Français 期間 2022年8月頃から23週間
- なぜ留学しようと思いましたか?
- 大学でフランス文学を専攻しており、フランス語の上達をしたいと感じたからです。もちろん、日本にいても語学の勉強はできますが、フランスの芸術(特に絵画と映画)や建築物に触れたかったことと、日本以外での生活をしてみたいという思いから現地での学習をずっと希望していました。そのタイミングで、大学を半年間休学しても進級できると伝えられたので留学を考え始めました。コロナ禍で少し不安でしたが、フランスの学校では既に対面授業が再開しているところが多かったので、行くなら今しかないと感じ留学を決めました。
- 留学前にしておけば良かったことは何ですか?
- 基本的なフレーズは発音を含めて習得しておくべきでした。例えば「トイレはどこですか?」「お会計はカードで」「Wifiはありますか?」などは使う頻度が高く、とっさに必要でした。
- 留学時にかかった費用はいくらくらいでしたか?
- 合計200万円ほど。語学学校とホームステイ(食事込み)で100万円ほど。日々の生活費で30万ほど。買い物や旅行で70万円ほど。EU圏の旅行に沢山いきました。
- 留学してよかったことは何ですか?
- 数えきれないほどありますが、二つに絞ります。一つはもちろん、生のフランス語に触れられたことです。大学の授業や参考書で習う表現だけでなく、実際にどんなものが使われているのか知れてよかったです。(特にフランス人は「En fait」を会話をつなぐときに使います。)二つ目は、日本以外の居場所ができたことです。留学中は多くの人に出会い、今後もずっと関わっていきたいと思う友達が何人かできました。彼らに「いつでも戻ってきてね」と言われた言葉は、心にずっと残っていて勇気づけてくれます。もし日本で生きづらくなった場合はいつでも逃げれる場所がある、と思えることは私にとって初めての経験で、とても心強いことでした。
- 留学期間中つらかったことはありましたか?
- ありました。私は大学でフランス語を専攻しているにも関わらず、挨拶すらほとんど話せない状態で行ったので最初の時期は授業についていけず、誰ともコミュニケーションがとれずとても辛かったです。特に、フランスに着いてすぐの頃に風邪をひき(これは環境の違いで留学に行く人はなりやすいみたいです)、その際に自分がどんな風に辛いかをホストマザーに伝えられず、適切な薬も買えず、風邪が長引いたことが辛かったです。また、英語も流暢でないので語学学校の生徒たちのコミュニティにも入れず初めは辛かったです。
- 滞在先はいかがでしたか?
- とても素敵な環境でした。私の滞在先は1人のホストマザーと他2名の留学生がいる環境でした。合計4人で、毎晩20時に一時間ほど食卓を囲むのですが、この時間がフランス語上達にとても役立ったと感じています。夕飯を食べながら、各々今日がどんな日だったかを話したり、恋愛の話をしたりしました。クリスマスにはホストマザーの家族が15人ほどやってきて、お酒を飲んだりプレゼントを交換したり一緒に過ごさせてもらいました。また、隣の部屋にきたデンマーク人の留学生とは毎晩どちらかの部屋で女子トークをするほど仲良くなり、生活がとても楽しかったです。
- 留学された学校の良かった点や悪かった点は何ですか?
- 良かった点は、先生の性格が多様であるけれどみんなフレンドリーなのでとても関わりやすい点です。先生と先生でプライベートで会いお酒を飲んだりしました。
悪かった点は、クラス替えの頻度が高い場合があり、先生の授業スタイルに慣れた頃にまた新しい先生へ移されることがあった点です。
- なぜ留学センターDEOWをご利用されましたか?
- 手数料がかからず、セミナーや英会話のレッスンなども無料で参加できるとあったため。他にも検討している会社がありましたが、担当の方の受け答えが丁寧だったので最終的にここに決めました。
- 帰国後、留学経験が役立ったと思うときはどのようなときですか?
- 嫌っていた大学の授業が格段にわかるようになり、むしろ楽しいと感じるとき。フランス人と出会った際にフランス語で話せるとき。
- これから留学される方へ一言お願いします。
- ビザ申請は予想以上に手間がかかるので余裕をもって準備してください。海外には沢山の格安SIMがありますが、国際電話は料金が高くつくので気を付けてください。駅員などになにか尋ねるときはまず挨拶から始めてください。デビットカードを持っているとタッチ決済で済みます。
楽しんでください!
- コロナの影響で留学計画を途中で変更等しましたか?
- しませんでした。
- 留学中にロックダウンやオンライン授業は体験しましたか?
- しませんでした。
- 現地の街の様子はどうでしたか?
- 街中ではほとんどの人がマスクを付けておらず、会話もビズ(フランス式の互いの頬にキスする挨拶)もコロナ以前のように行われていました。公共機関内や駅ではマスクをしないと罰金なのですが、それでもしていない人がちらほらいました。それには衛生パス(ワクチンを打った人に与えられる証明書)の存在が大きかったと思います。一度クラブの閉鎖要請が一時的に出ていました。しかし暮らしにはなにも支障がなく、私もコロナ以前のような生活を送っていました。