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お名前 石井 彩菜さん 職業 学生 滞在国・都市 上海 コース名 冬季3週間コース 学校名 東華大学 期間 2024年1月頃から3週間
- なぜ留学しようと思いましたか?
- 現在大学4年生で、歴史を専攻しており、その中でも中国史を中心に学んできた。第二外国語として中国語も学んでいる中で、語学力を強化したいと考えていたし、実際に現地に滞在することでしかわからない文化や人の様子を理解したいと思った。
大学2年次にも、別の中国の都市に留学を考えていたが、コロナ禍の影響で、行くことが叶わなかったため、就職前の最後の機会に留学したいと考えたため。
また、旅行ではなかなか行くことのできない歴史的名所にたくさん訪れたいと思っていたので、何らかの形で現地に長期滞在したいと思ったため。
- 留学前にしておけばよかったことは何ですか?
- 各種生活必需アプリの使い方について
現地の電話番号がないと登録できないアプリもあるため、すべて渡航前に登録することは難しいが、中国はなんらか金銭を使うサービスはほとんどスマホ決済なので、使い方をもう少し調べていけばよかった。
- 留学にかかった費用はいくらでしたか?
- 約30万円
- 留学してよかったことは何ですか?
- 周りの環境全てからその国のことを知ることができたこと。
日本でいくら語学を勉強したり、日本に来ている中国人と知り合っても、本当の意味で現地の様子を知るのは限界があった。
渡航してから、その国の人の行動、街の様子(例えば、中国では、歩きタバコが多い、声が大きな人が多い、シェアサイクルが街の至る所にあるなど)全部が自分がこれまで過ごしてきた環境とは違い、教科書上で学んだことだと思うこともあれば、そうではないこともあった。
街を歩くだけで毎日新しい発見や、見聞きすることがあり、刺激が多くて充実した日々を送ることができた。
- 留学期間中つらかったことはありましたか?
- 空港から学校に到着して入学手続きが完了するまで
空港到着から大学までは地下鉄を利用して行ったが、初めて中国の公共交通機関を使う上に、支払いは外国人が登録しづらい電子決済アプリを使うことがほとんどなので、きちんと料金を支払って乗り間違えないで大学までたどり着けるのかが不安だった。
学校到着後、入学手続きのために学校の様々な事務室を回ったが、事務手続き系は日本語でも難しいことが多いのに、慣れない環境で外国語を使ってこなさなければならず、大変だった。
- 滞在先はいかがでしたか?
- 寮について
一人部屋と二人部屋を選ぶことができ、自分の生活スタイルに合わせることができた。自分は一人部屋を選択したが、基本的な家具家電(トイレ、シャワー、洗面台、机、ベッド、冷蔵庫)が整っていて、防音もきちんとしていたので、一人暮らしに近い環境でとても快適だった。学校内について
学内にチェーン店のカフェが入っていて、カフェが好きな自分にとっては嬉しかった。また、コンビニも併設されているので、学内で必需品の買い物が済ませるのも便利だった。学食も一食5元〜20元ぐらいで食べることができ、とても安く済ませることができた。
ちょうど春節の休みの時期にかぶっていたため、途中から2つあるうちの1つの学食が閉鎖されたり、コンビニも営業が停止したりしたが、生活に慣れてきたころだったので、あまり不便には感じなかった。授業について
6クラスに分かれていて、自分のクラスは中上級だったため、先生もすべて中国語で授業をしていた。授業では必ず2ペアのコミュニケーションがあったり、わからないor言いたくても表現がわからない等、問題があっても、言いたいことを汲み取って別な表現を教えてくれて勉強になった。
韓国、ロシア、欧米からも留学生がきていたので、それぞれの国の文化を知ることもできて良い国際交流の時間になった。
- 留学された学校の良かった点や悪かった点は何ですか?
- 良いところ
①立地:上海の中心である外灘や、静安寺周辺まで地下鉄またはバスで30分ほどで行くことができて、観光好きとしては嬉しかった。
②カリキュラム:中国の大学は勉強がものすごく大変なイメージがあったが、今回のクラスに関しては、短期コースのためか、宿題をこなすよりも、街に出て中国語力を鍛えて欲しいという方針で、比較的自由な時間が多かった。
また、授業内容も、HSKなどの検定内容というよりは、実際の生活で使うアプリや観光、食、身の回りのことなど、生活に根付いた実践的な内容が多く、学校で習ったことがすぐに生活に役に立つことが多く、楽しかった。
- なぜ留学センターDEOWをご利用されましたか?
- たまたま行ったHSKのイベントに出展されており、直接話を聞くことができたから。
他のエージェントと比較もしたが、料金設定が一番明確で、申し込みギリギリにも関わらず、スムーズに手続きをしてもらえたから。
- 帰国後、留学経験が役立ったと思うときはどのようなときですか?
- 会話力向上:中国人の友人と中国語を交えながら会話ができるようになった。
トラブル対応:留学中、文化の違いや制度の違いで困惑したり、少し困ったことがあっても、臆せずに自分で対応できるようになったこと。自分に自信がついたこと。
- これから留学される方へ一言お願いします。
- 語学力や、海外体験という武器があれば、今の環境が苦しくなっても、自分の居場所はここだけではないと思えるようになることが留学の一番良いところかなと思います。
私は大学入学からコロナ禍になってしまい、これまで自由に海外へ行くことができませんでしたが、コロナが明けた今こそ留学のチャンスです。行きたいと思った時に行ける環境を生かして、新しい世界へ飛び出してください。現地では、私たちと同じように等しく人間で、そこでの暮らしがあります。人間がいるところならどこでも生きていけますし、必ず手を差し伸べてくれる人がいます。
まずは行動してみてください。
- 現地の様子はどうでしたか?
- 上海は、中国でも一番開明的な都市で、近代的な高層ビルが乱立しているかと思えば、古い街並みや庶民的なエリアも多く残っていて、街歩きが楽しかった。
道は、日本と比べると、ガタガタだったり、たばこや、ゴミのポイ捨てが目立った。ただ、ゴミに関しては、回収している人も見かけたし、街中にゴミ箱がたくさんあるので、ゴミ捨てには困らない。
一番注意していたのは、道を歩いている時だった。中国では出前サービスが発達していて、届けてくれる人は皆電動バイクに乗っている。届けるのに時間制限があるようで、急ぐあまり歩道を猛スピードで駆け抜けていく(しかも音がほとんどしない)ため、交通事故に合わないように気をつけて歩いていた。
また、中国は車も歩道も右側通行なので、日本と同じように横断歩道や道を歩いていると思わぬところから人や車やバイクが出てくるため、要注意。