カナダ中学・高校留学 特別体験談 前畑京香さん
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お名前 前畑 京香 さん 留学先 カナダ・ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州) 学校 Victoria Secondary High School 留学期間 2013年9月-2016年1月
カナダ・ビクトリアで約3年の正規高校留学を終えた前畑さんに、帰国後体験談を頂きました。高校留学、カナダ現地での留学生活を通して精神的に強くなったと感じる前畑さん。何事にも積極的お母様からもコメントを頂きましたので、正規留学をしようと検討中の中高生の皆様はもちろん、保護者様にも参考になる内容となっております
- なぜカナダの高校に留学しようと思いましたか?きっかけなどはありましたか?
- 元々海外の生活に憧れがあったのと、日本で高校生活送るよりもよりよい刺激があると思い留学しようと決意しました。
- 留学される前、一番不安だったことは何ですか?
- 英語は中学校で学んだ程度だったので自分の英語力が一番不安でした。
- 日本では英語の勉強はされていましたか?留学にあたり、英語力の証明(英検等)はお持ちでしたか?
- 全くないです。なんとかなるだろうと思っていました。
学校について
- どちらの学校に通われましたか?なぜこの学校を選びましたか?
- 学校はVictoria High Schoolを選びました。通称VicHighと呼ばれていまですが、VicHighはVictoriaにある学校の中でも歴史が古く、外観がとっても素敵だったので選んだのがきっかけです。また、VIcHighはアート系のプログラムが盛んな学校だったので、自分に合ってると思い選びました。
- カナダの高校では、どのような授業を取りましたか?どの授業が面白かったですか?授業は難しかったですか?
- カナダの高校の授業は楽しかったです。生徒一人一人が自分だけの時間割を持っていて、自分で毎学期ごとにコース選択をします。もちろん、卒業に必須教科も選択しないといけませんが、自分の将来に合わせて、私だったらファッションデザインの授業や、テキスタイルの授業を選択しました。授業は、それぞれの教科によって難しかったり、そうではなかったりしますが、分からないときは積極的に先生に質問していたので、授業内容に遅れることはなかったです。先生も留学生の対応には慣れている先生が多かったので、私が理解するまで付き合ってくれました。
- 英語の授業は取りましたか?
- Englishは卒業に必須な単位だったので、選択しました。その当時はロミオとジュリエットのストーリーを読んで、グループでビデオを作る課題が出たりしました。このクラスでは主に本を読むこと授業の大半でした。
- 先生についてはいかがでしたか?
- 優しい先生がほとんどでしたよ。全くといっても言いほど、怒りません。常に冷静に生徒を叱ったりします。
- クラスについてはいかがでしたか?(人数、国籍など)
- 学校全体の学生半分が留学でできていました。1クラスにつき20人-40人くらいでした。カナディアンも留学生も一緒になっているクラスがほとんどでした。また学年もばらばらです。Grade9やGrade12が一緒に授業受けていたりします。
- 現地の友達や外国人の友達はできましたか?
- はい、様々な国の友達はできますよ。それは留学期間が短期間だろうが、卒業までだろうかできると思います。
- 学校の設備はいかがでしたか?(図書室、カフェテリア、等)
- 私が通っていたVicHighの設備は古かったです。けどパソコンは沢山おいてありましたし、いつでも自由に使えました。なので昼休みとか放課後に図書室いって、課題をやっていたりしていました。
- 平日の1日のスケジュールはどんな感じでしたか?
- 朝7時くらいに起床して、朝ごはんを食べ、8時に家を出て8時30分から授業が開始で、3時に授業が終わります。そして放課後は、課題があったら家に帰って取り組んだり、または図書館に行って勉強したりしていました。何もなかった時は、友達とダウンタウンでお茶したり、モールにいったり、古着屋さんにいって買い物したりしていました。そして7時には家に帰り、ホストと一緒に晩御飯を食べて、話したりして12時には寝るようなスケジュールでした。
- 宿題はありましたか?
- 教科によって様々ですが、課題が出る教科は毎週のように宿題がでていました。
- 日本の高校と違うな、と感じたところはありますか?(カリキュラム、授業、先生、等)
- 日本の高校に行ってはいないのでもしかしたら違うかもしれませんが、VicHighの先生は結構ゆるかったです。遅刻は10分ほどでしたら見逃してくれたり、授業中にお菓子やご飯を食べても平気でした。けどその代わりに、ちゃんと先生から与えられた課題はこなしたり、テストで点を取らないと単位はちゃんと貰えません。先生は生徒のいいところだけを伸ばすような教え方をしているなと感じました。生徒が興味を持っている事はとことん伸ばしてくれます。
- その他、学校についてコメント等あればお聞かせ下さい。
- 学校選びは、自分が何に興味を持っているかで学校が決まると思います。スポーツが得意だったり、木材や鉄の加工が好きとか、ダンスが得意、歌が上手、勉強が好きなど。自分の目的や趣味に合わせて学校を選ぶと、自分と似たような趣味の友達に出会えたり、また友達もつくりやすいです。
カナダ現地での生活について
- 現地ではどのような滞在方法を取られましたか?(寮、ホームステイなど)
- ホームステイです。
- 滞在先で困ったことはありますか?
- ホストファミリーとのトラブルです。これはどんなファミリーに当たるかは運次第です。これはもうほんとにそうとしか言えません。
- 滞在先の環境はいかがでしたか?
- ホストと上手くコミュニケーションが通えばとても居心地よかったです。お互いに自分のプライベートを持ちつつ生活を送っていました。
- 滞在先の食事はいかがでしたか?
- 意外と日本食っぽい料理を作ってくれたり、自分が作ったりしていました。またフィリピン人がホストだった時は脂っぽいものが多かったです。カナディアンがホストの時はヘルシーな料理が多くてどれも美味しかったです。
- 学校まではどのように通学していましたか?
- バスを使って通学した時もありましたし、歩いて通学した時もありました。
- 滞在先周辺の治安はいかがでしたか?
- 治安は全く悪くなかったです。
- ホームステイをしてみて、日本の家庭と違うな、と感じたところはありますか?
- 日本に居た時は毎日洗濯していたのですが、週に1回と言われていたり、あとホストブラザーやシスターはみんな自分たちの両親のことを大切に思っていたりして、日常の中でもその愛情を表わしていたりしていて、そういうとこはとても素敵だなと感じました。
- 現地でお金はどのように管理していましたか?(銀行口座、等)
- 現地で銀行口座を開設してそこでお金の管理をしていました。
- 携帯電話やパソコンは持って行きましたか?現地で使いましたか?
- 携帯は現地で購入しました。携帯はホストとの連絡や友達とのやり取りにはとても必要なアイテムだと思います。パソコンは日本から持っていきました。授業での課題が、WordやPowerPointでのものが出されたので、授業外でやるときに必要です。
- 週末はどのように過ごされていましたか?
- 友達と外に遊びにいったり、ホストと一緒に外出したりしていました。それ以外には自分の趣味の時間を過ごしたりしました。
- 現地で病院などには行きましたか?(体調は崩されませんでしたか?)
- 行きませんでした。とても丈夫なのでなんの病気にもかかりませんでした。
トラブルについて
- 現地で何かトラブルや危険な場面に遭遇等しましたか?
- ありませんでした。
- 普段からトラブルに対して何か心がけていたことはありますか?
- 変な人には絶対に近づかないようにしていました。また、自分の身は自分でしか守れないことを常に思っていました。
総括
- 留学で得たものはありましたか?留学を終えて、自分で変わったな、と思うことはありますか?
- 留学を終えて、自分は留学前よりも精神的に強くなったと感じました。何事にも積極的に取り組み、人よりも前にでたいと思うようになりました。カナダの公立高校は私服登校なので、みんな私服なのですが、それぞれ自分の好きなものをアピールしていて、それが私はすごいカッコいいなと感じ、自分も自分の個性を見つけて、それを出したいと思うようになりました。他人と違うのは当たり前で、それを全て受け入れてくれるような国でした。それは人種だったり、宗教の違いだったり様々ですが。私がカナダで学んだ教訓をこれから生かしていこうと思います。
- 留学中、一番楽しかったことは何ですか?
- ファッションの授業です。ファッションのコースは留学前からすごく楽しみにしていた授業で、思っていた通りですごくよかったです。先生も良い先生に出会えて、クラスメイトも良い子ばかりで本当に素敵な時間を過ごすことができましたし、ファッションについての知識も沢山教わりました。また授業中にバンクーバーへ行く授業があったりと、様々な体験ができました。
- 留学中、つらかったことは何ですか?
- 留学中の一番の大きな壁は、英語でした。いざ現地に行ってみると、ネイティブの喋る英語はとても早くて聞き取るのがすごく難しかったです。自分が喋った英語が、相手に通じなくて、何回言っても通じなくてくじけてしまったり。自分が喋った英語が文法的におかしかったなぁと後悔したりしました。もう一つの問題は友達作りです。他の留学生はもうたくさんの友達を作っていて、自分は友達少ないなぁと劣等感を感じたりしました。自分の英語に自信がなかなか持てなく声をかけるのをすごく戸惑っていたりしてよく悩みました。最初の頃はすごく小さなことで悩んでいましたが、次第に隣の席の子に話しかけたり、質問したり、またJapaneseのクラスのTAをやったりして様々な人と関わりをもつと、もっと英語を勉強して色んな人と喋りたいと思うようになりました。英語は世界で最も多く使われている言語なので、世界中の人と繋がれるのは英語だけです。なので、英語は怖がらずに自分から喋るのはとても大切だと思います。
- これからまた、海外で勉強したい、海外で働いてみたい、と思いますか?
- 海外で一度は働いてみたいと思います。私はファッションに興味があるのでファッション関係のお仕事を海外でもできたらいいなと考えています。
- 留学ワールドをご利用頂いた感想をお聞かせ下さい。
- DEOW留学センター(留学ワールド)には、本当にお世話になりました。留学前から色々なサポートをしてもらいましたし、留学中はホームステイ先でのホストとのトラブルや、ビザの申請手続きのお手伝いをしてもらいました。留学後も私と、カナダの教育委員会とのサポートをしてくださったりしてもらいました。本当に有難うございました。
- これから高校留学する方へアドバイスをお願いします。
- 留学するに自分がどんな目的で留学したいのか、どんな自分になりたいのか、目標を設定して留学すると良いと思います。高校生活を海外で過ごすのはなかなか貴重な経験なので、是非色々なものを吸収していって欲しいです。時には壁にぶち当たり、自分には何があるのか問い詰めたり、新しい仲間に出会って一緒に楽しい時間を過ごしたりできる良い機会です。留学前は、留学したら、とってもキラキラした日常が送れて素敵な生活ができる!って信じていました。留学したら、毎日英語漬けで、自分の英語力の無さに絶望したり、やっぱり外人の方が自分より何十倍も美しくって、それなのに同い年とか日本人顔に劣等感もったりしていて、自分の思っていた生活と全然違うって感じました。けど自分で行きたいと親に行って、ここまで行かせてもらったので、後戻りはできないから前進しようと決めて色々なことに挑戦するようになりました。そうした頃から、私の留学生活が変わり始め、毎日が楽しく感じました。何事にも積極的に取り組んだりすることはとても大切です。また、留学するからには、とことん勉強してください、そしていっぱい遊んでください。そして素敵な留学生活を送って下さいね。
お母様から頂いたコメント
- お子様がカナダの高校に留学したいと決断された際、どのように思われましたか?
- 他の国に目を向けることは良いことだと思いました。
また、色んなことに挑戦して欲しいとも思いました。
- カナダの高校に留学するにあたり、心配・不安に思われたなことはありましたか?
- カウンセリングの時に、沢山質問をさせて頂きましたので不安はなかったです。
現地では、ホストファミリーと色んな事がありましたが、現地スタッフの敏速な対応で解決が出来とても感謝しております。
- お子様が現地滞在中、連絡は頻繁に取られていましたか?
- 毎日ではないですが連絡はもらえました。スカイプは本人が嫌がっておりましたので、ラインで話をしていました。
- 帰国後、成長したな、と感じる部分はありますか?
- 自立心と、何事にでも対する好奇心が強くなったと思います。
- これから先、お子様にはどのように成長して欲しいですか?
- グローバルな世界で活躍して欲しいです。