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カナダ タックスリターン(確定申告)について

カナダ タックスリターン(確定申告)

カナダには日本の年末調整のようなシステムがないため、ご自身で確定申告を行う必要があります。ワーキングホリデーで渡航されている方などアルバイトで収入がある方もタックスリターンの申告対象者となります。多い人で数千ドルも戻ってくる場合もあるので、帰国前に確実に申告を行うようにしましょう。

タックスリターンとは

カナダで会社から給料をもらう時には、様々な税金があらかじめ給料から引かれていて、税金などを引いた金額が支払われます。税額は1年間の総収入を基に会社が月ごとの税額を想定した金額となっているため、正確な金額ではなく、少し多めに税額を見積もっている場合が多くあります。そして一年間の総収入が定まる(年度が変わる)と、自動的に正規の税額がわかります。そうすると、実際に支払った税金との差額が必ず出るので、この調整をする事がタックスリターンです。 税金を多く払っていた場合は、差額が政府から返金され、逆に少なかった場合は、追加で支払わないといけません。 返金を受けられる場合は、申請してから約2ヶ月ほどで返金小切手が指定の住所に輸送されます。

申請条件

申告年度

カレンダーイヤーを適用しているので、1月から12月を1年間とします。
例)2016年8月から2017年7月までの1年間、カナダに滞在する場合は、
2016年8月から12月まで、2017年1月から7月までの計2年分確定申告をおこなう必要があります。

申告期限

基本的に翌年の4月末日まで申請をしていただくこととなっていますが、期限を過ぎても申告することはできます。しかし、追加で税金を支払わなくてはならなくなった場合は、4月末までに支払わないと滞納とみなされて利子が加算されていきますのでご注意下さい。

申告対象者

学生、ワーホリビザ、その他ビザ、移民、市民権をお持ちの方が対象となります。
※観光ビザは対象外

一般的な申請の流れ

申請書類の提出 (1-2月)
前年度(1月1日-12月31日)にカナダで働いた場合、2月末日までに、 働いたところから「T4」という、日本でいう源泉徴収所が送られます。また、1月終わりあたりから、郵便局か税務局に「T1 General」と書かれた申請書キットと ガイドが置かれるため、入手しておきましょう。
申請書の作成 (2-4月)
申請書キットには、多くの種類の用紙が入っており、その中の該当する用紙に記入し、 T4などの提出書類と供に4月末日までに申請します。 T4などの提出書類は、一般に2段になっており、一段を提出、もう一段を自分の控えに取っておきましょう。
申請者の状況によりますが、多くのワーホリは、T4しか提出書類が送られてきません。 その場合、一般に、T1 General、Schedule 1、Form 428、Form 479 (*)が申請用紙、 T4が提出書類となります。申請用紙、提出書類を申請書キットにある封筒に入れ、カナダ税務局(CRA)に郵送すれば手続きは完了です。
申請完了
通常、申請書を送ってから、4週間-6週間後に、査定通知 (Notice of Assessment)が 郵送され納税額が確定します(締切間際に申請した場合更に時間がかかる場合がある)。 また、査定通知には払い戻し金の小切手が同封されています。 申請の際、銀行への振込み(Direct Deposit)を希望した場合は、小切手ではなく、 指定口座に直接振り込まれます。

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