トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム第3回留学成果報告会 見学参加レポート
官民協同のもとで2013年に開始した留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」。東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに、海外留学生の数を倍増させることを目標に始まったもので、主な取り組みに、日本の代表として海外に発つ若者たちを支援する、「返済不要の奨学金の授与」があります。
先日(2017年9月8日金曜日)、今後の日本を背負うだろうと期待される帰国したトビタテ生の中からさらに厳選された代表による、「留学成果報告会」に見学者として参加してきました。
皆様の活動についてのプレゼンテーションや今後の目標について聞いていると、その意思の強さや意識の高さに圧倒されるばかり...!今までに多くのお客様の留学をサポートしてきた代理店としてもとても良い刺激を得られた1日になりました。
当日の様子のレポートです。
先日(2017年9月8日金曜日)、今後の日本を背負うだろうと期待される帰国したトビタテ生の中からさらに厳選された代表による、「留学成果報告会」に見学者として参加してきました。
皆様の活動についてのプレゼンテーションや今後の目標について聞いていると、その意思の強さや意識の高さに圧倒されるばかり...!今までに多くのお客様の留学をサポートしてきた代理店としてもとても良い刺激を得られた1日になりました。
当日の様子のレポートです。
1、第3回留学成果報告会
- 今回の報告会の会場となったのは東洋大学 白山キャンパス。成果報告をするのはもちろん、受付や会場内の案内係なども、トビタテ代表に選ばれた学生の方々が務めていらっしゃり、すでに「留学コミュニティ」の空気感がありました。
キャンパス内にもこのように、トビタテのポスターがずらっと並び、グローバル人材が必要となる世界的イベント、東京2020年のオリンピック・パラリンピックの旗も飾られていました。
- そして、報告会の開会式で1日の流れについて。
まずは、コース(※1)ごとにキャンパス内の教室で分かれてトビタテ生が自身の留学成果のプレゼンテーションを行います。各教室にはトビタテの支援企業からの審査員がいらっしゃり、中でも特に高評価を得た学生は、追ってキャンパス内の講堂で、より多くの参加者の前でもプレゼンテーションをすることになります。
※1 大学生の「理系、複合・融合系人材コース」「多様性人材コース」「新興国コース」「世界トップレベル大学コース」「地域人材コース」、そして「高校生コース」
- プレゼンテーションが終わったら、今度は発表を終えた学生によるポスターセッション。代表学生同士の交流や質疑応答の場となります。
ポスターセッション中は、トビタテ生に課せられる、日本の良さを海外に発信する「アンバサダー」と、帰国後に留学の魅力を周囲や後輩学生に伝える「エヴァンジェリスト」、そして自身の在学校内でのエヴァンジェリスト、「学生ブランドマネージャー」としての活動内容をアピールする資料も閲覧でき、特に良いと思ったものの投票も行われます。一番多く票を得た学生には特別賞も!
そして、その後は各教室ごとの審査員に選ばれた学生が再度、講堂でプレゼンテーションと、ポスターセッションが行われます。
1日の締めくくりは各賞の発表。特別審査員により選ばれた「最優秀賞」「優秀賞」「優良賞」「高校生特別賞」と、ポスターセッション中の投票で選ばれた「アンバサダー」「エヴァンジェリスト」「学生ブランドマネージャー」特別賞がここで発表となります。
2、教室別プレゼンテーション
- 早速、プレゼンテーションが行われる教室へ向かいます。
今回、注目したのは「高校生コース」のトビタテ生です。
高校生コースの募集が始まったのは2015年で、報告会に参加していたのは2期生の方々。
それぞれが留学中に気づいたことや感じたことについてとても熱く語ってくださり、そのあまりの力強さに、留学エージェントという立場さえも忘れるほどに、一個人としてのめり込んで聞き入ってしまいました。(写真はプレゼンテーションのスライドを数枚)
「3週間で変わりました!」
トビタテ生が留学の経験や魅力を発信するハッシュタグ「#トビタテだいす期」、「僕が作りました!」
「高校最後の文化祭を放り出してきています!」
などの自信たっぷりのアピールを含めて、みんなが個性豊かに発表していきます。
持ち時間は1人5分。留学を通じて得たたくさんのことを発表するにはあまりにも短すぎる時間に思えましたが、より詳しくお話が聞けるポスターセッションが楽しみになる時間となりました。
3、ポスターセッション
報告会に参加していた学生それぞれが、成果発表をまとめたポスターを展示、隣に立って質疑応答などに臨む時間です。会場はキャンパス内の食堂。中央の柱には、特別賞の投票設置がされています。
- ポスターセッション中は特にその発表内容に感銘を受けた高校生の皆様に話を聞いて回りました。
質問はもちろんですが、個人的に伝えたいメッセージや体験談、海外こぼれ話などもさせて頂き、楽しく、話が弾み充実した時間となりました。
皆様のポスターには、応援のコメントを書いた付箋を貼っていきます。セッションが進むにつれ、プレゼンテーションを聞いていた見学参加者や、発表者として参加している他の高校生や大学生の方からのメッセージがどんどん増えていきます。
そして、ポスターセッションが終わると、各教室の審査員から代表に選ばれた学生の発表です。
高校生コースから選ばれたのは、アカデミック(ショート)コースでカナダ、ビクトリア州に留学に行った、中村学園女子高等学校2年生の鎌田あみさん。
プレゼンテーションでは、カナダ現地で気づいた「多様性」と、対照的に日本社会に深く根付いている「ジェンダー」の縛りについて発表し、LGBTQ(性的マイノリティ)や女性が自由に活躍できるフレキシブルな日本を実現させたいと強く語ってくださいました。(写真は鎌田さんのポスター)
4、代表プレゼンテーション
- 代表プレゼンテーションでは、各教室の審査員が選んだ学生が再び発表をします。
今度は観客席には見学参加者や報道陣だけでなく、惜しくも教室代表にはならなかった他のトビタテ生もいます。しかし、大勢の前にも緊張を全然見せず、選ばれた代表の皆様は堂々と成果報告をしていきます。
- 他の教室の代表に選ばれた学生のプレゼンテーションも見ることができ、また新しい刺激を得られました。
終わったら、授賞式前に教室代表の皆様によるポスターセッション。トビタテのプロジェクトをご支援頂いている企業団体の関係者の方も、熱心に気になる学生をアプローチしてお話を聞いていました。
5、授賞式・閉会式
- そして、長いながらもとても充実した1日を締めくくるのは、各種受賞です。
今回「最優秀賞」に選ばれたのは、多様性人材コース、日本大学商学部4年生の桐本滉平さん。「輪島塗」を世界へ発信する活動について真剣に話してくださいました。
- 授賞式後には、文部省や支援団体の関係者からのスピーチです。
日本代表として選ばれたトビタテ生の中からさらに厳選されて招待された発表者のプレゼンテーションを聞き、皆様とても熱いものがこみ上げてきたきたようでした。政府や留学業界の関係者としての立場を超え、個人的にもこのキャンペーンと、日本代表となった学生を応援したいという思いが滲んでいるのを感じられる時間になりました。
- もちろん、トビタテ生としての活動が終わっていません。それどころか、ある意味まだ始まってすらいない、という現実があります。
しかし、代表に選ばれた学生には期待できる、と思える報告会でした。発表をしてくださった皆様、お疲れ様です。そして、今後のご活躍をお祈り申し上げます。
最後は、(残念ながら写真はございませんが)トビタテ生にはお馴染みの「あの」ポーズの集合写真で終わりました!
グローバルな人材が益々求められるようになる今、「留学」もより身近で当たり前のものになっていくことも見込めます。
トビタテ!留学JAPANはそんな時代背景の中で、意欲と能力のある学生を支援するプロジェクトです。
今回の見学参加では、留学に行きたい学生をサポートをする留学エージェントとしても、個人としても感銘を受けたことが多く、改めて留学の魅力に気づかされたものになりました。
当社留学ワールドでも、トビタテ生だけでなく、意思ある方全ての留学と、業界自体をより盛り上げるべく、今後ともより力を入れて活動していきたいと思います。
トビタテ!留学JAPANはそんな時代背景の中で、意欲と能力のある学生を支援するプロジェクトです。
今回の見学参加では、留学に行きたい学生をサポートをする留学エージェントとしても、個人としても感銘を受けたことが多く、改めて留学の魅力に気づかされたものになりました。
当社留学ワールドでも、トビタテ生だけでなく、意思ある方全ての留学と、業界自体をより盛り上げるべく、今後ともより力を入れて活動していきたいと思います。