台湾の旧正月について
- 台湾では、「お正月」と言うと1月1日ではなく、毎年1月下旬から2月上旬に当たる旧暦の新年、「旧正月」あるいは「Chinese New Year(チャイニーズニューイヤー)」のことを指します。この時期だと学校も休みになり、誰もが正月休みを満喫します。留学期間がこの時期に重なる方はせっかくなので現地流に年越しと新年を過ごす体験をしてみましょう。以下では、台湾での旧正月の過ごし方のポイントについてまとめています。
Contents
台湾の「お年玉」文化
- 台湾にもお年玉があります!台湾のポチ袋は赤色です。そのため「紅包」と呼ばれています。日本と異なる点は大人も子供に紅包をあげますが、成人すると今度は子供が親に紅包をあげるようになるところです。他にも忘年会の景品に紅包に入った現金がもらえることが多いです。そのため忘年会のゲームはとても盛り上がります!
この時期台湾の家のドアにはよく「福」や「春」等の縁起の良い文字が貼られていますがなぜか逆さまなのをよく見かけませんか?これは「福」が降ってくるようにという意味を込めてあえて逆さまにして吊るしているのです。
お正月時期の遊び方
お正月は麻雀か「スクラッチカード」
台湾の家庭には一家に一台あるのでは?と思うほど麻雀テーブルを備えている家庭が多いです。旧正月には家族親戚が全員集まってマージャン大会をする家庭も少なくありません。また、スクラッチカードの宝くじも大人気!もらった紅包を全額スクラッチカードの購入に当てて、一獲千金を狙う台湾人も少なくありません!種類も100元-1000元とたくさんあり、普段は節約家な人もこの時ばかりは財布の紐が緩むようです。
寒いこの時期はやっぱり「火鍋」
台湾伝統の「年菜」と呼ばれる所謂おせち料理もありますが、寒いこの時期はやっぱり「費火鍋」が人気です。台湾ではみんなで食べる大きい鍋や一人用の小さい鍋屋さんもあり、種類もとっても豊富です。お勧めはやっぱり「麻辣火鍋」です!日本人にはかなり辛い味付けですが、クセになります。台湾では食べ放題の火鍋屋さんが多く、ビールやデザートも食べ放題で特に若い人に大人気です。
「旧正月」だから楽しみたい食べ物
「旧正月」にはたくさん特別の意味が繋がっていますの食べ物があります。お魚
大晦日の夕食には、魚が不可欠な料理の一つです。魚は中国語で「余」と同じ読み方で、「年年有魚」すなわち「年年有余」で、毎年いい収穫があるという意味です。
餃子
餃子は北方人の大晦日の夕食で不可欠な料理です。餃子を食べるのは「更岁交子」という意味で、「子」は子の刻で、「交」は中国語で「餃」と同じ読み方で、つまり喜び、団欒、縁起が良いという意味です。
旧正月のイベント
一度は見たい「ランタンフェスティバル」
旧暦の1月15日の元宵節(日本でいう小正月)ごろに行われるランタンフェスティバルは世界中から観光客が訪れる今では台湾を代表するイベントの一つです。願い事を書いたランタンをみんなで一斉に飛ばすのは旧正月の期間だけ!カラフルなランタンは昼間見てもキレイですが、夜は一層幻想的な光景です。留学の際は、是非一度は見に行ってみましょう!
お正月ならではの「年貨観光大街(ニェンフォグァングアンダージエ)」
旧正月前のこの時期、台北には「年貨観光大街(ニェンフォグァングアンダージエ)」と呼ばれる年越し商品を売る歳末市が開かれます。道の両側には年越しのご馳走や食材、お菓子、正月飾り、年賀カードなどのお店がずらりと並び、多くの買い物客で賑わいます。特にお菓子はふんだんに用意しておくのが習わしなので、色とりどりのお菓子が並びます。
この時期に訪れるならばぜひ立ち寄って、年越しの気分を味わってみてください!
知っておきたい注意点や豆知識
割増料金に要注意
- 旧正月の時期は皆休みのはず、なのでもしお店が営業してもお正月メニューの形で商品の種類を少なくなって、値段の方もかなり高くなってしまいます。
まだ、「お正月になると元々美味しい店もまずくなります」という言い方もかなり台湾の方から認められて,それを避けるように、ちゃんと食材を買って自ら料理するのがおすすめです。
祝い言葉よく口に出すこと
- お正月、特に大晦日含めての3日内,そういう祝い言葉を聞くと皆笑顔になり、プレゼントを交換します。この時期は皆かなり気分がいいなので、友達を作りたい方は是非この機会を逃さず、たくさん新年快樂(しんにぇんくあいらー)を言ってお隣さんから台湾の友達を作りましょう!
台湾の「旧正月」如何でしたか?
こんなに近いのに日本とは違う習慣がいっぱいです!
台湾に留学された際はぜひこうしたたくさんの違いを発見してみて下さい!
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台湾に留学された際はぜひこうしたたくさんの違いを発見してみて下さい!