Experiencesカナダ中学・高校留学特別体験談 奈賀 泉さん
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お名前 | 奈賀 泉さん |
職業 | 学生 |
滞在国・都市 | カルガリー |
学校名 | Drumheller Valley Secondary School |
期間 | 2022年9月から2024年6月まで |
- 1、なぜ高校に留学しようと思いましたか?その国を選んだきっかけはありますか?
- カナダを選んだ主な目的は、中学校で経験したカナダ短期留学でより興味を持ったことと、イギリスとアメリカの中間として、1番英語の訛りが少なく、初の長期留学として挑戦しやすいと感じたことの二つです。
高校に関しては、公立高校という留学費用にしては比較的安い上、寮と学校が渡り廊下で繋がっているというユニークかつ便利な点を知ったからです。
- 2、留学される前、一番不安だったことは何ですか?
- 現地の生徒とどれだけ英語で繋がれるかが1番の望みであったと同時に、1番の不安でもありました。中学校の頃から、比較的英語は得意科目として武器にはなっていたものの、第二言語かつ、知らない土地、知らない人に囲まれてどれだけ馴染むことができるのか不安で、初めは一年だけの契約で留学に臨みました。
- 3、日本では英語の勉強はされていましたか?留学にあたり、英語力の証明(英検等)はお持ちでしたか?
- 学校の義務教育のほか、ネイティブスピーカーとのマンツーマン英会話教室、英検二級、高校では英語のスピーキングコンテストで第二位として賞をいただきました。
学校について
- 1、どちらの学区/学校に通われていますか?なぜここを選びましたか?
- 高校は、ドラムヘラーにあるDVSSに通っていました。元々寮生活に興味があり、マイナス四十度を超えるような極寒の冬を越すにはうってつけの、学校に繋がった渡り廊下に便利性を感じこの学校を選びました。
- 2、留学先はどんな街ですか?
- ドラムヘラーは本当に田舎らしいゆったりとした雰囲気で、現地のカナダの方たちも寛容な人が多かったです。やはり田舎なので、レストランやファストフード店は豊富なものの、楽しくショッピングができるようなお店はありませんが、その分友達とのおしゃべりや勉強に集中しやすく、のどかでうるさすぎない面が私にとっては助かりました。
- 3、高校では、どのような授業を取っていますか?ユニークな授業や印象に残ったものはありましたか?
- 基本的には必須科目(数学、英語、サイエンス(化学、生物、物理のいずれか)、社会)と選択科目(ビジュアルアート、合唱)をとっていました。特に社会に関しては、チャプターによっては日本とカナダの関わりをより詳しく知れたり、カナダの政治事情をよりリアルに知れたりできたので面白かったです。
- 4、英語の授業は取りましたか?
- もちろん英語は必須科目の一つだったので、二年間通してとっていました。特にエッセイの宿題は本当に辛かったのを覚えています。日本の授業形態とのギャップに驚かされましたが、海外における英語の授業を通して将来のキャリアに必要な能力を構築する焦点に感心しました。ディスカッションや、ストーリーの見方など、個人個人の見方の可能性を広げる授業の展開に、もっと興味を持たされました。
- 5、先生はどのような方が多いですか?
- 先生と生徒は基本的に対等に見えました。生徒は遠慮することなく発言し、先生も楽しく無駄話をシェアしたり、とてもオープンな雰囲気で楽しかったです。一つ質問をすれば10答えが返ってくるほどの優しい先生達ばかりで、授業中に居眠りさえしなければ友達感覚で仲良くしてくれます。
- 6、クラスについて教えてください。(人数、国籍、雰囲気など)
- ドラムヘラーは特に留学生の受け入れが多いので、場合によっては留学生がほとんどという状況になることもありますが、教室内で英語以外の言語を許してくれる先生はゼロに近いです。国籍関係なく授業中は英語で接しあう機会が多いと思います。人数はそれほど多くはありませんが、それが逆に利点として働き、先生が生徒一人一人丁寧に教えてくれます。
- 7、現地の友達や外国人の友達はできましたか?
- 私の場合は、寮からホームステイに移動してからカナダ人のつながりが驚くほど広がりました。年下から同い年まで、一緒に遊ぶほどの仲まで縮まり、またブラジルやメキシコの友達とは毎週のように遊んでいました。
- 8、学校の設備はいかがですか?(図書室、カフェテリアなど)
- 図書室の天井がとても高く広々としていて、学校自体は小さいですが、その代わり学校内で知らない人はいないくらい顔見知りがたくさんできます。設備は基本的に整っていて不便に感じたことは一度もなかったです。
- 9、平日の1日のスケジュールはどんな感じですか?
- 8時半から始まり、80分授業が4つほどあり3時半には学校が終わります。Grade12は人によってはスペアもあるので個人的な勉強にたくさんの時間を費やせました。卒業生は30時間のボランティアが必須だったので、スペアを使ってお手伝いをしていました。
- 10、宿題はありますか?
- 特に英語と社会はエッセイの宿題に追われる大変な時期が多々あります。また、数学はそこまで宿題はありませんが、毎週のようにクイズがありました。
- 11、日本の高校と違うなと感じたところはありますか?(カリキュラム、授業、先生、施設設備など)
- 正直なところ、全ての面において日本と全く違うように感じました。海外の方が比較的先生方と話しやすいと個人的には思いますが、授業においては焦点が全く違うので、合う人と合わない人で分かれると思います。カリキュラムにおいては、勉強よりもアクティビティに力を注いでいるところがあるので、友達もできやすいと思います。
カナダ現地での生活について
- 1、現地ではどのような滞在方法を取られていますか?(寮、ホームステイなど)
- 私は寮、ホームステイどちらとも経験しました。寮はどうしても留学生しかいないので英語を普段から聞く機会があまりなかったので、ホームステイに移動しました。
- 2、ホームステイ先はどんなご家庭ですか?
- 二つの家庭を経験し、どちらともとても親切で学ぶこともたくさんありました。ご飯もとても美味しくて、たくさんの親戚のパーティーに参加できたり、カルガリーに連れて行って来れたりしました。
- 3、ホームステイ先の食事はいかがですか?
- 多すぎるほどたくさん作ってくださり、とても美味しかったです。お菓子がありすぎて太らないようにするのが大変でした。
- 4、学校まではどのように通学していますか?
- スクールバスで通っていました。バスストップは家からとても近く、そこまで朝早く起きなくても大丈夫でした。
- 5、ホームステイ先周辺の治安はいかがですか?
- 住宅街だったのでとても治安が良く、近所に友達が住んでいたので良く遊びにも行っていました。
- 6、ホームステイをしてみて、日本の家庭と違うなと感じたところはありますか?
- 二つの家庭を経験したので言えることですが、本当にこれはカナダ人日本人関係なく家庭によって大きく異なると思います。しかし家族思いなのはどこも同じで、家庭内で良く小さなパーティーをやっていて賑やかでした。
- 7、ホームステイ先で滞在するに当たり、気を付けていることはありますか?
- ホームステイでは、本当の家族でもなければ赤の他人でもないので境界線の区別がとても難しかったですが、ルールをきちんと守ること、これさえできていれば何も問題はありませんでした。
- 8、現地でお金はどのように管理していますか?(銀行口座やキャッシュパスポートなど)
- 銀行口座は日本のものを使っていて、デビットカードを主に使っていました。人によっては金銭感覚が鈍ってたくさん使ってしまう人もいたので、私は頻繁にアカウントを確認して使いすぎないように気をつけていました。キャッシュは現地のCIBCで良く降ろしていました。
- 9、携帯電話やパソコンは持って行きましたか?現地での使用頻度やあると便利だと思う点を教えてください。
- スマートホンとアイパッドを持って行きました。学校でのChromebookの貸し出しはあるので、パソコンは持っていかなくても大丈夫でしたが、アイパッドは授業のノートとエッセイの宿題でよく使用していました。
- 10、週末はどのように過ごされていますか?
- 友達とよくビリヤードをして遊んでいました。ディプロマシーズンは勉強づけだったのを覚えています。
トラブルについて
- 1、現地で何かトラブルに遭遇しましたか?
- 夜9時以降はあまり出歩くと危ないです。酔っ払った見知らぬ男の人たちに声をかけられるのは夜だと日常茶飯事なので気をつけていました。
- 2、普段からトラブルに対して何か心がけていたことはありますか?
- 夜はなるべく家にいたか、友達と一緒に行動するようにしていました。
総括
- 1、留学で得たものはありましたか?留学を通して、自分で変わったなと思うことはありますか?
- カナダの子達と友達になってから私のスピーキング力が一気に伸びました。文と文をスムーズに繋げることができたり、先生の言っていることがすんなりと入ってきたり、夢ですら英語になったほどで、自分の海外でキャリアを積みたいという可能性が広がった気がします。
- 2、留学中、一番楽しかったことは何ですか?
- 1番楽しかったことはスラングをたくさん習得してカナダ人のグループに入れたり、カナダの人に英語を褒められたことです。
- 3、留学中、つらかったことは何ですか?
- 正直ずっと同じ人たちと過ごすので、一度喧嘩すると大変でした。
- 4、これからの将来の夢や進路を教えてください。
- 今は、ケベック州モントリオールのコンコルディア大学のバチェラー生です。映画の分野を勉強しており、映画のプロダクションやアクティング方面で活躍できるようにがんばっています。
- 5、株式会社DEOWをご利用頂いた感想をお聞かせ下さい。
- 留学前の手続きをスムーズに進めていただいて、無駄に戸惑うことなくカナダに出国できました。ウエンツさんをきっかけにこのDEOWさんを知り、おかげで今カナダで大学生活も楽しく過ごせるほどの英語力と社交力を高校生活で身につけられました。
- 6、これから高校留学をする方へアドバイスをお願いします。
- ほとんどの皆さんが英語力向上と社交的な広がりを目的に留学をしたいと思っていると思います。どんな国でも、どんなに同じ国籍の人がいても、正直英語の伸びは個人の真剣さにあると思います。留学は全く違う環境とたくさんのリアルな英語と触れるとても大きなチャンスを与えてくれます。そのチャンスを掴むというのは、海外に行くことではなく、その先で他国の人たちと積極的に自分から触れ合うことだと思います。それだけで人生が驚くほど変わって個人の可能性が無限に広がります。ぜひその潜在性を海外で味わって楽しんで欲しいです。
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