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お名前 青木 雅子さん 職業 社会人 滞在国・都市 リール コース名 Extensive+5 学校名 Lil’Langues 期間 2025年6月頃から2週間
- なぜ留学しようと思いましたか?
- 小さい頃からフランスに興味を持っていました。できれば住んでみたいと思っていました。しかしその夢が叶わないまま50代になり、ようやく自分の勝手が許される年代になった時、どういう形であれフランスに滞在するという夢を果たしてみようと考えるようになりました。
会社員時代には何度かパリに旅行しました。しかし、仕事のことを考えると1週間以上の滞在には至りませんでした。コロナが世界に蔓延して2020年のパリ行きがキャンセルになった時、しばらくの間フランスには行けないと思うととてもショックでしたが、それがきっかけで退職して留学するという青写真を描くことになりました。
- 留学前にしておけば良かったことは何ですか?
- 留学前には、仏検4級3級を取り、DELFのA1とA2とB1を取ってできる限りの準備を進めてきました。しかし実際に授業になれば、生徒同士の会話は英語でした。フランス語のわからない部分を、英語で助け合うという場面が随所にあって、英語さえ不十分な私は同級生の助けを十分に受けることができませんでした。もちろん先生が簡単なフランス語に置き換えたり、ジェスチャーを交えて助けてくれますが、友達を作ろうと思えば英語が必要なので、フランス語と共に英語の学習もしておくべきと思いました。
- 留学時にかかった費用はいくらくらいでしたか?
- 2週間のExtensive+5のクラスで20万程度、立地の良いエレベーター付きのアパートが20万程度、渡航費用が20万程度です。アパートにはキッチンも洗濯機もついているので、生活費はある程度節約できます。
- 現地で生活費を節約するために工夫したことはありますか?
- せっかくフランスに来ているのに、地元の名物料理を体験しないのは非常に残念なので、リーズナブルな地元の人気店を探して外食をしましたが、量が多くすべてを食べることができないため、ドギーバックにしてもらい持ち帰りました。アパートには冷蔵庫やコンロもあるので、温めなおしたり再調理をして2度おいしく食べることができました。移動はすべて公共交通機関を利用しました。
- 留学してよかった!と思う出来事はありましたか?
- 私の場合はシニアなので、今後フランス語のスキルを身に着けてビジネスに生かそうというステージではないため、街の雰囲気を味わって、新しい事にもチャレンジするという目的を果たすには2週間の留学は本当に楽しく、よい体験となりました。通り過ぎるだけの旅行、観光スポットだけを訪ねる旅行ももちろん楽しいと思いますが、最も興味のある国に関しては“滞在”という選択が一番良いと感じます。
リールの街の方々は、自然体で寛容だと思います。そのため私自身も自然体で過ごせたので、毎日の何気ない出来事の一つ一つが宝となりました。
- 留学期間中つらかったことはありましたか?
- 授業の進捗について行ってないと感じる時が、情けなくて申し訳なくてつらかったです。しかし、そう感じているのは私一人ではないようであったことは救いです。生徒のそれぞれが似たような思いを持ちながら学んでいる様子を見ると、励まされましたし慰められました。
誰しもが一人ひとり不十分な部分を持っているからこそ、ここに学びに来ているのですから、この苦しみが成長の過程であるととらえて、どうにか乗り切ることができました。
- 滞在先はいかがでしたか?
- 私が滞在したのは、リールフランドル駅のすぐ隣のアパートです。駅に近くて、最上階までエスカレーターが利用できて、冷蔵庫や洗濯機も備わっているという条件で探しました。自由に選びたいので、常に利用している予約サイトで予約しました。
バスもメトロもTGVも利用しやすく、治安が良くて最高の立地だったと思います。
学校は月曜からですが、前々日の土曜日からアパートに入り、最終日は金曜に学校のプログラムを終えて翌々日の日曜日にチェックアウトしました。前後に1日ずつの猶予があったので、精神的な余裕につながりました。アパートの家電は、使っていくうちにだんだん慣れてきて、とても快適に過ごすことができました。
- 留学された学校の良かった点や悪かった点は何ですか?
- Lil’Languesの先生方の授業は、私にとても合っていると感じました。ワークショップのような授業で、常に何らかの作業が伴い、先生も交えて簡単なゲームをしながら展開していく場合もありました。アメリカやイギリスから10代の若者も来ていたので、みんなでワイワイがやがやと楽しみながら学ぶことができました。
個人レッスンでは、私の学習の目的が旅行型であることを考慮して、校外学習をしていただきました。リユースのお店やマルシェ、チェニジアの食器店や市民菜園、無料のエクスポジションの紹介など、街歩きをしながらの授業をしていただきました。
- なぜ留学センターDEOWをご利用されましたか?
- 料金の支払いが明瞭だったからです。支払日のレートで計算されており、不明な会計がないところが大変良いと思います。
- 留学先の国・都市の魅力を教えてください。
- 私がリールを選んだ理由は、有名な観光スポットが少ないと思ったからです。観光スポットがたくさんある地区であれば観光にウエイトを置いてしまい、現地の生活や滞在を十分に味わうことができないのではないかと考えました。
リールは地元の生活を楽しむには最適の都市だと思います。それはリールの人々が醸し出している居心地の良い雰囲気によるものであり、小さすぎず大きすぎない都市の規模にも関係があるかもしれません。パリに行くにも1時間程、シャルルドゴール空港にも直接行くことができるので、とても便利な都市だと思います。
- これから留学を考えている方へのメッセージをお願いします
- 若い方はもちろんですが、私のようにシニアの留学も是非お勧めしたいです。観光旅行では、観光地化された部分しか見ることができないと思いますが、語学留学は、現地の方々、また現地の言葉を学びに集まった様々な国の方々と知り合うことができます。生涯の友人にならないまでも、毎日顔を合わせる先生やクラスメイト、度々顔を合わせる文具店やパン屋のスタッフなどとのやり取りは、生涯の宝、忘れがたい経験になります。