「今」実現できるカナダ高校留学
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魅力的かつ現実的なカナダ高校留学
カナダは教育水準の高さや安定した治安、留学費用が比較的低いことから、高校留学先として人気です。また昨今では、コロナで渡航が難しい国が多い中、比較的入国しやすいことでも注目されています。特にオーストラリアやニュージーランドなど、現在渡航ができない国への留学をお考えだった方に考慮していただきたいオプションです。
こちらではカナダ留学の特徴やメリット、おすすめの学校、コロナ禍での留学準備方法などを解説します。ウィズコロナの「今」でも実現可能な高校留学をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
安心して留学できるシステム・環境
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カナダでは州が留学システムを管理しており、公立高校でも留学サポートが充実しています。多くの学校では留学生用の英語コース(ESL)によって、英語もしっかり勉強できる環境があります。また18歳未満(※1)にはカナダで後見人をつけることが義務付けられており、未成年単独でも安心して留学ができます。
さらにカナダは、教育や生活のクオリティが高い国として世界的に認知されています。教育に関しては大学もレベルが高く、University of Torontoは世界18位、University of British Columbiaは34位(※2)と、大学進学を見据えている方にとっても魅力的です。治安の良さは世界平和度指数で世界10位(※2)と、12位の日本よりも安全とされています。
※1:州によっては19未満が対象となります
※2:2021年7月現在
出願時に英語力が問われない
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カナダの高校には入試がなく、書類審査で合否が決まります。判定は主に学校の成績で決まり、他国ではほぼ確実に求められる「高い英語力」が必要ありません。
留学生を受け入れている学校では、語学力を出願条件としない代わりに、英語力が低い留学生でも授業についていけるシステムを整えています。留学生は最初にESLコースを受講しながら、高い英語力が必要ない科目(体育や美術など)を履修します。他の科目は、英語力がついてきた後に受講します。
留学費用が安い
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カナダの高校留学では、公立・私立の両方の学校が選択できます。特に公立高校の留学費用は年間200万円ほどで、非常にリーズナブルです。
高校留学先として人気のアメリカやイギリスでは、私立のボーディングスクールしか選択できません。そのため年間の留学費用は500万円以上となります。同じく人気が高いオーストラリアやニュージーランドでは公立の高校も選択できますが、年間250~300万円以上の費用がかかります。
ホームステイの質が高い
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公立高校の場合、主な滞在先はホームステイです(※1)。
ステイ先は留学先の教育委員会が提携しているご家庭に限られ、しっかり管理されています。また希望の家族構成やペットの有無、留学生ご本人のアレルギーを入学の手続きの際に伝えられるなど、留学生とホームステイのマッチングシステムが整備されています(※2)。
※1:私立高校の滞在先は、寮が主となっています
※2:ホームステイ先は空き状況によっても異なるため、すべての希望を満たすご家庭に滞在できない場合もあります。
卒業後の進路が幅広い
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カナダには多くの大学やカレッジ(短期大学)、専門学校があり、進路の選択肢が豊富です。進学方法も一つではなく、学費の安いカレッジへ進学してから4年制大学に編入するなど、複数のオプションがあります。
カナダではアメリカと同じ教育システムを採用しているため、アメリカの大学やカレッジへも進学できます。さらに多くの教育委員会では国際バカロレア(IB Program)が取得できるシステムを整えており、カナダ国外での進学を目指す生徒にも対応しています。
もちろん帰国後は、日本の大学へ進学することも可能です。
コロナ禍でも留学生を受け入れている
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現在(※)カナダでは、コロナ対策が認可された学校のみが留学生を受け入れています。ワクチン接種も進んでおり、コロナで状況が安定しない中でも比較的安心できる留学先です。
また2021年7月5日より、ワクチン接種が完了している方は自己隔離や到着後のPCR検査が免除されます。比較的渡航がしやすいことも、重要なポイントです。
アメリカやイギリスなど渡航が可能な国はありますが、まだ国内の状況は不安定です。またオーストラリアやニュージーランドはいまだ国境を閉鎖中で、渡航開始の目途が立ちません。そのためカナダは、今から留学を計画したい方に大変おすすめの国と言えます。
※2021年7月現在
カナダと他国の違い
カナダで高校留学をするメリットは、他国と比較しても多いです。こちらではカナダの高校留学の特徴を、留学先として人気の4か国と比較します。
カナダ | アメリカ | イギリス | オーストラリア | ニュージーランド | |
---|---|---|---|---|---|
学校の選択肢 | 公立・私立 | 私立 | 私立 | 公立・私立 | 公立・私立 |
出願時に必要なもの | ・成績 ・志望理由 ・推薦状 |
・英語力 ・成績 ・志望理由 ・推薦状 |
・英語力 ・成績 ・志望理由 ・推薦状 |
・英語力 ・成績 |
・英語力 ・成績 ・志望理由 ・推薦状 |
費用 | 200万円~ | 500万円~ | 500万円~ | 300万円~ | 250万円~ |
高校の開始時期 | 9月 | 9月 | 9月 | 1月下旬~2月上 | 1月下旬~2月上 |
安全性 | 世界10位 | 世界122位 | 世界33位 | 世界16位 | 世界2位 |
渡航状況(※2) | 可能 | 可能 | 可能 | 不可能 | 不可能 |
※1:2021年のGlobal Peace Index(世界平和度指数)を参照
※2:2021年7月現在
カナダには
- 公立高校も選べる
- 出願のハードルが低い
- 費用が安い
- 9月開始で留学準備期間に余裕がある
- 安全性が高い
- 現在渡航可能
など、ざまざまなメリットがあります。
おすすめの学区と学校
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カナダの高校は私立よりも公立が多く、留学生も多くが公立高校を選択します。
公立高校は生徒が多く、国際色が豊かなのが特徴です。授業はコースや選択科目などで幅広いオプションがあります。また公立であっても設備や留学生へのサポートが充実しており、講師の質が高いです。出願の際は学区(教育委員会)に応募をします(※)。
私立高校は規模が小さく、アットホームな雰囲気の学校が多いのが特徴です。私立高校へ出願する場合は、学校に直接応募をします。
※公立の場合、志望校の指定はできません。学校の空き状況により、学区が留学生の振り分けを行います。
おすすめの公立学区
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Toronto District School Board
トロント教育委員
カナダ最大かつ多文化都市であるトロントの教育委員会です。トロントはエンターテイメント都市としても有名で、勉強とアクティビティの両方を充実させられます。また日本人が少なく、英語漬けの環境が作れます。
トロント教育委員会はカナダ最大級で、留学生を受け入れている学校が非常に多いのが特徴です。スポーツや理系など専門分野に特化した学校にも通えます。またESLの質が高く、留学生が安心して勉強できます。
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Vancouver School Board
バンクーバー教育委員会
カナダ屈指の多文化都市・バンクーバーの学区です。バンクーバーは異文化や移民に対して理解があるため、留学生が過ごしやすい街として知られています。また教育水準が高く、高校の成績証明は世界中で認可されています。
一部の高校では、大学レベルの勉強ができるAPプログラムを提供しています。APプログラムは大学の合否判定で高く評価される傾向があるため、大学進学を見据えた方にとって魅力的です。
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Burnaby School District
バーナビー学区
アカデミックに強い学区で、すべての高校でAPプログラムを提供しています。また留学生でもESLを受講しながら現地生と同じカリキュラムで勉強ができるため、レベルの高い学びに挑戦できます。
留学生の割合が少ないため、特に現地の生徒との交流を大切にしたい方におすすめです。
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Delta School District
デルタ学区
州内でトップの卒業率を誇り、生徒の成績と講師陣の質が高いことで有名な学区です。入学時期が限定されていないという特徴もあります。また進学のサポートが手厚く、大学進学手続きや大学フェア、面談などが無料で提供されています。
ホームステイや後見人は学区が直接アレンジしており、迅速に連絡や対応に応じてくれます。また留学生の保護者は留学生の出席状況や成績を確認できる無料のインターネットサービスが使えます。
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Langley School District
ラングレー学区
ラングレーは都会よりもコミュニティ感がある地域です。牧場が多く田園的なので、落ちついて勉強をしたい方に好まれています。
当学区は留学生の受け入れの歴史が長く、留学生の高等教育進学率が非常に高いのが特徴です。サポート体制も万全で、ホームステイは教育委員会によって直接管理されています。また留学生を受け入れているすべての学校にアドバイザーが常駐しているなど、安心の留学環境が整っています。
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Richmond School District
リッチモンド学区
全ての公立学校に留学生プログラム(RISP)専用のスタッフや通訳スタッフが在住し、サポートが手厚いのが特徴です。また国際バカロレアやAPプログラム、職業実習に注力したユニークなコースを提供している学校があり、高校を卒業すると海外での進学資格も得られます。
しっかりとレベル分けがされたESLプログラムに定評があるのも魅力的です。また設備が整った学校が多く、勉強やアクティビティの環境が整っています。
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New Westminster School District
ニューウェストミンスター公立学区
留学生受け入れの歴史が非常に長く、実績と信頼度が高い学区です。留学生を受け入れている学校は州内でトップレベルの設備を誇り、授業やクラブ活動の選択肢も豊富という特徴があります。
英語力が初級でも受け入れてくれるELLプログラムがあることもポイントです。英語が分からない生徒でも安心して勉強できます。
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Golden Hills International
ゴールデンヒルズインターナショナル
公立高校で唯一寮滞在ができる学校があるため、寮生活を経験してみたい方におすすめです。地域の規模は小さく、アットホームかつ落ち着いた環境で勉強できます。留学費用が他の州や学区と比較してリーズナブルなのも特徴です。
また学校では、高校卒業資格や大学進学を目指して集中的に勉強できるELITEプログラムが実施されています。
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おすすめの私立学校
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Bodwell high school
ボドウェル高校
バンクーバーの中心部の近くに位置する共学校です。多くの国から留学生が集まっており、生徒の国際色が豊かなのが特徴です。
学業面ではESLと本科の両方に力を入れており、勉強内容は公立高校よりも多くなっています。しかし単位が早く取得できるため、早期卒業が可能です。また課外活動が学期ごとに変わるため、さまざまな体験ができます。
留学サポートには、保護者が生徒の状況を確認できるEサポートシステムがあります。
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Fulford Academy
フルフォードアカデミー
オンタリオ州にある共学校です。生徒数が少なく、手厚いサポートが受けられます。
カリキュラムはSTEM+A(Science, Technology, Engineering, Mathematics+Arts)を基礎とし、科学技術の向上に重点を置いています。またDual Diplomaでは、フルフォードアカデミーの卒業資格と自国の高校卒業証明が取得できます。
寮の設備やセキュリティが充実しているため、安心して滞在できるのも魅力です。
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カナダの高校への出願方法
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カナダの高校には入試がなく、書類審査で合否が決まります。カナダでの高校留学の大きなメリットは、他国の高校進学と異なり英語のハードルがないことです。審査では主に中学校の成績が考慮されます。
出願時に必要な主な書類は、以下の通りです。
1. 入学願書
2. 出願費用
3. パスポートのコピー
4. 過去2-3年間の成績証明書
5. 証明写真
6. 予防接種履歴
7. 英文エッセイ(自己紹介や志望動機)
8. 教員からの推薦状
※5~8は、学校によっては必須となっています。
コロナ禍での留学準備のながれ
1.希望の学校や地域を決める(中学2~3年)
卒業後の進路なども考慮し、留学したい学校や学区を探します。
2.留学希望先のコロナの状況を確認
入国時の対処(PCR検査や自主隔離の有無、それらが免除される条件など)を確認します。
3.各地域や学校のコロナ禍での留学生対応状況を確認
外出制限・マスク着用義務といった対策や、現地でコロナにかかった場合の医療体制を調べます。また万が一渡航できなくなった場合に備え、学校のキャンセル規定も確認します。
4.必要書類の準備・提出(中学3年)
出願に必要な書類の準備をします。英語の書類となるため、早めの対応が肝心です。
5.出願結果の発表
結果の通知には1週間~1ヶ月ほどかかります。入学許可が出た後、学費などの費用を教育委員会や学校宛に納入します。
6.入学許可証・ガイダンスレターの発行
正式な入学許可証と留学生オリエンテーションの案内が発行されます。
※留学生はオリエンテーションへの参加が義務付けられています
7.就学許可証の申請
就学許可証(Study Permit)は、カナダの学生ビザです。入学許可証を元に、カナダ査証部へ申請します。
8.コロナ禍での渡航手順の確認
飛行機の運行状況や直行便の有無、経由地などを確認します。またキャンセル規定が平常時とは異なる場合があるため、併せて確認します。隔離が必要な場合は、滞在先や移動手順も調べます。
9.カナダ到着
必要な場合は自主隔離を行います。隔離期間中の過ごし方に関しては、学校に確認します。隔離終了後は留学生オリエンテーションに参加し、英語力の評価テストを受けます。またESLを受講する場合は、授業を開始します。
コロナ禍での留学準備に関しては、こちらのページもご覧ください。
今こそカナダ高校留学へ!
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教育水準の高さや出願のしやすさ、留学費用のお得さ、コロナ禍での渡航のしやすさなど、カナダは注目の高校留学先です。特に現在渡航ができない国での留学を検討していた方には、ぜひご検討いただきたい留学先と言えます。
カナダでの高校留学に興味のある方は、留学エージェントにご相談ください。弊社では留学生ご本人と保護者様の希望や将来の進路などを考慮し、最適な学校をご提案いたしております。また複雑な手続きやコロナ禍での留学準備も、手厚くサポートいたします。ぜひお問い合わせください。