隔離生活体験談Q&A – バンクーバー現地スタッフ
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行き先の国、地域 カナダ・バンクーバー 渡航時期 2021年1月 隔離期間 14日間 隔離期間中の滞在先 自宅
当社バンクーバーオフィススタッフからカナダ(バンクーバー)へ入国した際の隔離生活体験談が届きました。
カナダ入国前にしておくべき手続きや隔離期間の生活など、これからカナダへの渡航をされる方、留学を検討されている方の参考になる内容となっております。
準備編
- 渡航前にPCR検査は必要でしたか?
- はい。2021年1月7日から国際線でカナダへ入国する5歳以上の全ての渡航者に対し、日本出国前72時間以内のPCRもしくはLAMP検査の陰性証明書の提示が義務化されました。
- PCR検査の流れを教えてください。
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JALのサイトで紹介されていた「にしたんクリニック」でPCR検査と陰性証明書の発行を依頼しました。オンラインで申込後、自宅に検査キットが届き、出国72時間前のオンライン診療で唾液を採取し、検体を速達でクリニックに返送しました。翌朝、検体がクリニックに到着した連絡があり、午後にはメールで日英併記の陰性証明書のPDFデータが届きました。翌日、原本もレターパックで届いたため、出国時に持参することが出来ました。郵送でのやり取りは、時間的に厳しいエリアの方もいらっしゃるかもしれませんが、返送先は東京と福岡があり、クリニックに電話をすると一緒にプランを考えてくれます。感染リスクのある病院に行く必要もなく、出発前に空港でやきもきする必要もないので、お勧めです。
陰性証明書は日本の空港のチェックインカウンターとカナダの空港の入国審査の際に提示を求められますが、いずれも原本ではなく電子データの提示で問題ありません。カナダの陰性証明書に所定のフォーマットはありませんが、渡航者情報(パスポート名、生年月日)、検査機関情報、検査日時、検査方法(PCRもしくはLAMP ※抗原検査はNG)、検査結果の記載が必要となります。
- 隔離生活に必要な書類提出・手続きなどはありましたか?
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「ArriveCAN」という政府発行のアプリをダウンロードし、渡航者情報やフライト情報、隔離先の情報を日本出国前に登録しておく必要がありました。またBC州政府が求めている「BC self-quarantine plan」も出国前にオンラインで提出しました。
- 隔離期間中のための日用品は持っていきましたか?
- バンクーバー出発前にストックしておきました。
- 隔離期間中のための食品は持っていきましたか?
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お米などはバンクーバー出発前にストックしておき、生鮮食品などは同居人に買い物をお願いしました。
※ホームステイ等、食事付きのプランで渡航される方が多いかと思いますが、食事が口にあわない心配のある方は、缶詰やお腹にたまる栄養補助食品、好きなお菓子などをお持ちいただくとストレスが軽減されるかと思います。(お湯の用意が必要なインスタント食品や電子レンジが必要なレトルト食品などは滞在先によっては利用に制限がある可能性があります。)
- 隔離中の滞在先の費用は自己負担でしたか?
- はい。
- 隔離生活の生活費用はどれくらい必要でしたか?
- 自宅で過ごしたので、隔離生活のための特別な支出はありませんでした。
- 滞在先への移動手段は何でしたか?
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タクシー
※バンクーバーは公共交通機関が使えますが、送迎会社やタクシーを利用した方が安心・安全かと思います。
生活編
- 隔離中は何をして過ごしましたか?
- 平日は仕事、仕事の後や週末はNetflixやYouTubeを見たり、本を読んだり、オンラインで家族や友達と話しをしたり、エクササイズをしたりして過ごしました。
- 隔離中にしておくべきことは何かありますか?
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ストレッチや筋トレ
運動量が極端に減るため、体力の維持や睡眠の質を確保するためにも意識的に身体を動かすようにしていました。見たい映画や読みたい本、やりたいゲームなどをリストアップしておくと、暇に苦しむことなく、隔離期間を楽しむことができるかと思います。隔離期間後に行きたい場所をリストアップしてみるのも、モチベーションの維持に繋がり楽しいかもしれません。 - 隔離中に気を付けるべきことは何かありますか?
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規則正しい生活
幸い仕事があったので、強制的に生活リズムを整えることが出来ましたが、外で太陽を浴びることなく時差ボケをなおすのは大変です。活動量が少ないと眠りにつき辛くなる人もいるかと思いますし、予定がないとダラダラと眠ってしまう人もいるかと思います。留学生の方はオンライン授業の受講など、予定を立てて過ごした方がホームシックにも陥りにくいと思います。
- 隔離中にしておいてよかったことは?
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ストレッチや筋トレ
規則正しい生活
- 隔離中に困ったことは?
- 上で「ストレッチや筋トレ」をあげておいてなんですが、運動不足からか、腰痛に悩まされました。コロナの心配はもちろん、隔離期間中に体調を崩すと気軽に病院やマッサージに行くことも難しいので、改めて「健康」の大切さを思い知りました。
- 隔離生活は辛かったですか?
- 3月から続く自粛生活に慣れていたことや、元々インドア派なので、大義名分のもと引きこもり、普段はなかなか時間を割くことが出来ないことを満喫できたので、辛くはありませんでした。ただ、健康的な生活ではなかったと思います。
- 隔離生活で役立ったものはありますか?
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Nintendo Switch
フィットネス系のゲームでなんとか身体を動かすようにしていました。 - 隔離生活中はなくて不便だったものはありますか?
- 自宅での生活だったので、特に不便さを感じることはなかったのですが、自分でスーパーに足を運び生鮮食品を選べないのは、少し不自由さを感じました。
- 隔離中はまったく外出不可でしたか?食事は買いに行けるか用意してもらえるのか、ものが足りなくなった場合は買い物には行けるのか、などについて詳しく教えてください。
- カナダの自己隔離は全く外出が出来ません。マンションのエレベーターなど共用部の利用も禁止されているため、買い物はもちろん、お散歩にも行けません。(専用のバルコニーなどがある場合は、出ることが出来ます。)食料品や日用品の購入など生活のサポートをしてくれる人がいない場合は、政府に支援を依頼することが出来ます。
- 隔離中にPCR検査や政府機関等への報告はしましたか?
- 隔離中に何かトラブルは起きましたか?
- トラブルという程の事ではないのですが、マンションの火災報知器が鳴り、隔離期間中だったので、誤作動の可能性がある中での非難は避けるべきか躊躇してしまいました。(カナダでは火災報知器の誤作動がよくあります!)窓から避難する人達の様子を確認しながら部屋に留まり、消防車が来た後にボヤ騒ぎであったことが判明しましたが、緊急時の外出は禁止されている訳ではないので、迷わず避難すべきだったかと思います。
- あった場合、どうやって対処しましたか?
- うまく対処できませんでした。笑
- 隔離終了後、学校やその他の機関に提出する書類などはありましたか?
- 14日間のアプリでの報告以外、隔離終了後に政府に提出が必要な書類等はありませんでした。