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留学でホームステイはするべき、しないべき?【経験者が語るホームステイの実情】

留学で人気な滞在方法の一つがホームステイです。ホームステイでは、現地に暮らすファミリーにお世話になって海外の家庭生活を体験でき、語学はもちろん、その国の文化など多くのことを学べます。メリットが多そうなホームステイですが、ホームステイ先には当たり外れがあるとよく言われ、不安を感じている人もいるようですね。そこでこちらの記事では、実際のホームステイの環境はどうなのか、メリットやデメリットは何かを、アメリカ留学(ロサンゼルス)でホームステイをした経験をもとにご紹介します。アメリカ留学を考えている方、滞在方法に悩まれている方は、是非参考にしてみてください。

ホームステイのメリット

英語力が伸びやすい

ファミリーと一緒に生活をすることで、授業外の時間もすべて英語環境になります。そのため、英語を話し練習する機会が増えて会話力が上がります。最初は英語が話せなくても身振り手振りで伝えて、間違いがあればファミリーが教えてくれるので、気軽に使えて上達が早いです。また、学校のテキストだけでは学べない、実際にネイティブが使っている言い回しや表現の仕方など自然な英語が身につきます。





食事面をあまり気にする必要がない

ホームステイでは、2食又は3食の食事が付いています。そのため、毎日の食事に困ることがありません。食事の準備もしてくれるので楽です。基本的に夕食は家族一緒に食べるので、団欒を楽しみながら、現地の家庭料理に触れることもできます。






費用が抑えられる面がある

ホームステイ費用の中に食費や光熱費、日用雑貨等にかかる生活費は全て含まれるため、滞在費を抑えることができます。また、ホームステイは基本的にプライベートルーム(1人部屋)です。ホストファミリーとの生活ですが、しっかりとプライベートの空間を確保できるようになっています。バス・トイレが個人専用か共用かはホスト先により異なりますが、家賃相場が高いアメリカでプライベートルームが欲しい人にとっては、滞在費を安く抑えられる魅力的な方法です。






家族ができる

ファミリーは家族の一員として受け入れてくれるので、現地に新しい家族ができます。留学中は何かと不安に感じることが多いですが、問題が起こったときはファミリーがサポートしてくれるので、いつでも安心して留学生活を送れます。家事など家のことはやってくれるので、学生寮やシェアハウスに比べ自分の時間を多く持つことができます。休日にはファミリーがどこかに連れて行ってくれることもありますよ。連絡先を交換すれば、帰国後も繋がりを持っていられます。





生活習慣や文化を知ることができる

海外の家庭に入ることで、生活スタイルや文化などをよりよく知ることができます。アメリカでは、ハロウィーンやクリスマスなどの行事、誕生日パーティー、ホームパーティーなど多くのイベント事を体験できます。また、家の中でも靴を履いているなど、日本との生活習慣の違いを感じることもできます。

ホームステイのデメリット

ルームシェアよりは滞在費が高い

留学には多くのお金がかかります。できるだけ費用を抑えたい人にとっては、2人部屋、3人部屋などルームシェアをするほうが安いです。また、ホームステイの費用には食費も含まれているため、友人とよく外食に行かれる方や、忙しくてご飯を外で済ませてしまう人にとっては費用がかさんでしまいもったいないです。





食事が合わないことがある

食事を用意してはくれますが、全て美味しい料理ではなく味付けなどが合わない場合などもあります。アメリカの場合ジャンクフードや冷凍食品ばかりという家庭もあり、副菜が充実していて生野菜などがふんだんに使われているバランスのとれた食事が出ないことも。各家庭の食事スタイルを受け入れられない留学生は、少し辛い留学生活になることがあります。





ハウスルールがある

ホームステイは、家族の一員として生活をするため少なからず家庭のルールを守らなければなりません。ルールは家庭によって様々ですが、門限や食事の時間、シャワーの長さなどいろいろ細かく厳しい場合があります。このような生活ルールがきっかけでファミリーとトラブルになってしまうケースもあります。



ファミリーについて

生活リズムの違いや人柄など、相性が合わない等の理由で生活にストレスを感じてしまうことがあります。理想と違った例としては、現地に長く住んでいる家庭で生活したいと思っていても、移民の方の家庭でホームステイをする場合や、収入目的で留学生を受け入れている家庭もあります。もちろん、家庭によって異なりますが、中には必要最低限のことしかしてくれない家庭もありますので、ご自身が想像していた海外生活をおくれないこともあり得ます。別のご家庭にお世話になっている、という感覚をもって滞在ができると良いでしょう。



交通面が不便になる場合がある

ホストファミリーの家は住宅地にあることが多いです。そのため、学校などから少し離れてしまうことがあります。住宅地の付近にもバス停や駅はあるので心配はいりませんが、特にアメリカは車社会なので、公共交通機関に不便さを感じてしまうことがあるかと思います。




実際のホームステイの様子

上記では、ホームステイのメリット・デメリットをお話してきましたが、ここで私のホームステイ実体験を少しお話しします。

私はアメリカのロサンゼルスに留学経験があり、そのとき10ヶ月程ホームステイをしていました。一言でいうとホームステイはとても良かったです。ファミリーはアメリカ人の家庭で、ホストファザー、マザーの二人に犬が一匹でした。ハウスルールなどの決まりは特になく、シャワーや洗濯機も自由に好きな時に使わせてくれました。そして何よりホストマザーのご飯がとても美味しかったです。時間があるときはご飯の手伝いをしたり、日本食を一緒に作ったこともありました。分からないことや困った時にはすぐに助けてもらい、休日には買い物に行ったり、スポーツをしたりと一緒に出かけたことも。ハロウィーンやホームパーティーなどアメリカならではの体験も沢山することができ、日々の生活の中で日本との文化の違いを学べました。

意識したことは、家ではなるべくファミリーとコミュニケーションを取るようにしたことで、宿題なども自分の部屋ではなくリビングでやって1人の時間を少なくしていました。その結果英語力も自然と伸びた気がします。

さらに、私は学校に加えダンススタジオにも通っていたので、家事など家のことを全てやってくれるということはとても大きかったです。その分自分のやりたいことに多くの時間を使えました。ダンスで夜遅くなってしまっても、夕食を取っておいてくれたファミリーには感謝でいっぱいです。学校からはバスで45分程かかってしまう住宅街でしたが、車を持っていたので交通面には不便なく過ごせました。
最初は新しい家が見つかるまでの期間だけホームステイをするつもりでしたが、ファミリーとの相性、生活のしやすさなど自分の家のように居心地がよく10ヶ月も滞在してしまいました。ファミリーとは今でも連絡を取っていて、本当の家族のような存在です。

私は運よくこの様なホストファミリーに出会えましたが、ホームステイには当たり外れがあり、理想のファミリーに当たるかどうかは分かりません。ホームステイの雰囲気は家庭によって異なり、自分が想像していた環境とは異なる場合もありますが、興味があれば経験として一度してみるのも良いと思います。



まとめ

ホームステイはメリットも多いですが、その分デメリットもあります。そして、滞在する人の性格によっても合う・合わないがあります。アメリカでの生活習慣や文化を知りたい人、日常を英語環境にしたい人には、ホームステイはおすすめです。しかし、プライベートの時間や空間が少なくなってしまったりルールがあったりと、自由に過ごしたい人には向いていないかもしれません。また、ホストファミリーと上手く関係を築くためには日常のコミュニケーションがとても大事であり、理想のホームステイ環境にできるかはご自身の行いにもかかっていると言えます。短期でされる方が多いホームステイですが、長期であればホストファミリーとの絆もより深まります。

以上、ホームステイについてご紹介してきましたが、滞在方法は、ホームステイ以外にも学生寮やシェアハウス、ホテルなどがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、それらを踏まえ、自分の生活スタイルに合った滞在先選びをしてみてください。自分にあった滞在先が見つかれば、海外生活はとても楽しいものになるでしょう!

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