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留学の不安の解消法 ‐少し心が軽くなる7つの心構え‐

今回は、オーストラリアで語学留学をした筆者が、留学生が多く抱える不安やその解消方法について、経験に基づいてご紹介いたします!
知らない土地での生活、日本語の使えない環境、まったく異なる習慣……留学前に不安があるのは当たり前です。しかし、その不安は海外生活における心構えをもち、現地で問題に対処できるような事前の準備を行うことで、ある程度解消できますよ。経験談を参考に、気持ちの準備を整えていきましょう。

ホームステイでホストファミリーとうまくやれるのか?

心構え:理想を持ちすぎない

ホームステイは、根強い人気のある滞在方法です。現地ファミリーの中に入って異文化体験ができる貴重な機会となるでしょう。

しかし、ほかのご家庭にお邪魔して、ある程度の期間過ごさせてもらうとなると、ホストファミリーとうまくやれるのかどうかは不安に感じるところだと思います。一昔前と違って、家族の在り方は、国や文化で異なることはもちろん、各ご家庭でもさまざまです。日本人に多い失敗例としては、このことを理解せず、ホームステイに理想を持ちすぎて、実際の状況とのギャップに耐えられないことです。例えば、食事。複数のメニューを毎回用意してくれるご家庭もあれば、共働きで1品しか出てこないご家庭もあります。日本ではなじみのない食事に直面することもあるでしょう。ホストが洗濯をしてくれるご家庭もあれば、「それくらいは自分でやってくれ」というご家庭もあります。

ある程度理想と違っても、「こういう家庭や習慣もあるのだな」を理解し、受け入れることが大切です。挨拶をする、家のルールを最初に確認するなど、お世話になる身としてマナーを守ることを心掛け、友好な関係を築きましょう。ただし、差別を受けるなどあまりにもひどい状況にあるときは、学校やホームステイを手配したエージェントに相談してください。

ホームシックにならないのか?

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心構え:自分の周りの人の大切さに気付く貴重な機会と受け止める

不安に感じるかもしれませんが、遠い異国の地にて、ホームシックになってしまうことは自然なことです。大切なのは、そんな状況をポジティブに受け入れる心構えと、そのような状況を作らないようにする努力です。

まず、寂しくなってしまったら日本の家族や友達と連絡を取ってみましょう。これは、日本にいる人とのコミュニケーションの在り方を見直すよい機会でもあります。いつも用事があるときにしか連絡をしなかったけど、日常の何気ないことを伝えたら家族が喜んでくれた、ということはよくあるようです。

せっかく留学に来たのだから日本の家族とは連絡を取ってはいけない!日本語に触れてはいけない!なんて常識は古いのです。無理をしないことが一番大切です。
また、現地でできた友達と遊んだり、地域のコミュニティに参加してみたりして、ホームシックにならない環境を作ることも大切です。ホームステイをしている人はホストファミリーと、シェアハウスをしている人はルームメイトと、学生寮にいる人は学校の友達と。周りに人がいる環境を作り出す事がおすすめです。

授業についていけるのか?

心構え:最初からできると思わない

学校の初日から英語が聞き取れない、授業が分からないとなっても落ち込まないことが大切です。最初は不安に思うものですが、授業や英語に慣れるには時間がかかることを覚えておきましょう。筆者は、最初の一週間は先生の指示がほとんどわからずパニックになっていましたが、クラスメイトに助けられたりしながら1か月ほどで理解できるようになりました。

また、語学学校はクラスがレベル分けされています。当初入ったクラスが難しい場合はレベルの変更もできますので、焦らなくても大丈夫です。しかしながら、そのようにフレキシブルな対応をとってくれたり、学生の様子をしっかり見てくれたりするような質の良い学校を選ぶことは大切です。学校を選ぶ際は、レベル分けがしっかりしているか、サポートが行き届いているかを確認しましょう。

留学前にできる不安解消法としては英語の勉強もしておきましょう。できる限り英語力を上げたり、現地ですぐに使えそうなフレーズを覚えたりして不安を解消しましょう。弊社では、学校をお申し込みの方に無料英会話レッスンを開講しております。渡航の直前まで何度でも参加が可能なので、ぜひご利用ください。



英語で生活できるのか?

心構え:伝える気持ちがあれば意外と通じるから大丈夫

日本人はきれいな英語を話そうと頑張りますが、崩れている英語も意外と通じ、単語を並べるだけで会話が成立することも多々あります。大切なのは、頑張って伝えようとする姿勢です。完璧な英語が話せないからといって恥ずかしがって意思表示をしないでいると、海外では相手にされません。一方で、一生懸命英語を話そうとしている人を助けてくれる人は多くいます。逆の立場を想像してみてください。もし海外の人が一生懸命日本語でコミュニケーションをとろうとしたら、邪険にする人はあまりいないと思います。

ネイティブの英語を難なく聞き取ることも時間がかかります。そんなときも、聞き返したり、ゆっくり話すようにお願いしたりして、話を聞く意思があることを伝えましょう。適当に相槌をうってしまうと「この人は話を聞いていないな」と思われて、嫌な扱いを受けることもあります。

しかし、時には自分の力だけでは問題を解決できないこともあります。その場合は、学校のスタッフや先生に相談してみてください。また、弊社の現地サポートではトラブルの対応や生活の相談も行っていますのでいつでもお尋ねください。



友達はできるのか?

心構え:みんな同じことを思っているし、世界は広いので自分と気が合う人はたくさんいる

留学生は程度の違いはあれ、みんなこの悩みを抱えています。不安はあれど、積極的に会話をして友達になりましょう。もちろん、自分と合う人、合わない人がいますが、まずは話しかけてその人を知ることがとても大切です。

語学学校は、英語を学ぶだけでなく、友達を作るのにも良い環境です。クラスメイトは自分と同じ状況に置かれている身近な存在なので、留学先で最も友達になりやすいです。気になる人には、授業外でも積極的に声をかけてみてください。ホームステイ先やシェアハウスのルームメイトも友達になりやすいです。一緒に食事をしたりどこかに遊びに出かけたりできれば、素敵な思い出作りもできるでしょう。地域のコミュニティも友達作りのチャンスです。筆者は、図書館で開催されている無料の英会話レッスンに参加し、そこの先生と今でも連絡をとりあう友達になりました。

友人は、充実した留学生活を送るうえで欠かせない存在です。しかし、友情はコミュニケーションをとらないことには始まりません。英語で話しかけることや、まったく異なる文化の人と会話することには勇気がいりますが、ここはぜひ頑張ってください。世界は広いので、一緒にいて楽しかったり尊敬できたりする友人は、必ず作れると思います。

治安は大丈夫なのか?

心構え:日本とは違う!絶対大丈夫とはいえないので、自分の身は自分で守る意識をもつ

留学先によって治安は異なりますが、日本よりも安全な国はほとんどないと思っておいたほうがよいでしょう。ただ、必要以上に怖がることはありません。危険な場所にはいかない、夜に一人で行動しない、持ち物から目を離さないなど、犯罪に巻き込まれないような行動をとることを心掛けておきましょう。完全に安全な状態を作ることは不可能なので、リスクを最小限におさえる行動と心構えが大切になります。

日本と違うからと開放的になっているのか、普段ではいかないような場所に出かけてしまう学生を見かけることがあります。友達の誘いを断れなくて、普段は行かないバーやクラブに行ってみたり、”危ない”と聞いた場所に肝試し的に出かけてみたり…。現地オフィス勤務のスタッフの話では、何かしらのトラブルにあった方の中に一定数は、これらの「防げるリスク」の被害にあってしまった方がいるようです。

留学エージェントでは、無料説明会や出発前オリエンテーション、現地オリエンテーションなどで現地の治安や危ないエリアの情報提供を行っています。弊社でもこれらのサポートを行っていますので、ぜひご参加いただき不安を解消してください。



費用に見合った成果を得られるのか?

心構え:留学の成果は語学レベルだけでは測れない

留学にはお金がかかります。その出費に見合った成果が得られるのかは、これから留学をする人にとって非常に気になる点でしょう。

留学の目的によって成果は異なりますが、少なくとも言えることは、語学力の上達度合いだけで留学の成功・失敗は判断できないことです。留学するにあたり、いろいろな準備や手続き、調べ物をするスキルを身に着けた、海外に友達ができた、日本では出会えないようなさまざまな考え方を持つ人たちと交流できた、知らない土地で何とか生活できた、日本では見られないような自然を満喫できた、スローライフに触れて人生の価値観が変わったなどなど、留学で得られることはたくさんあります!(ちなみに今あげたものは、すべて筆者が自分の留学の成果として感じているものです。)

ただし、成果を得られるかは自分にかかっています。具体的な目標がなければ成功・失敗の判断が難しいので、まずは目標をたてましょう。そして、積極的に行動したり、チャレンジしたりして目標を達成しましょう。留学をすると決めたら、後悔しないようにやりたいことはすべてやるくらいの意気込みで臨んでください。きっと成果は得られます!

まとめ

留学前の不安は、意外と取り越し苦労なことが多いです。また、事前の準備である程度解消することもできます。
大切なのは、苦労したとしてもそれをポジティブにとらえる気持ちです。英語で相手の言っていることを聞き取れなかったとしても、それがリスニングを頑張るきっかけになってくれればそれでいいのです。
筆者は石橋を叩いて渡る性格なので、留学前も留学中も常に不安でした。語学学校初日の前夜などは、心配すぎて一睡もできませんでした。そんな筆者でも、友達は意外と簡単に作れましたし、英語レベルもなんとか海外でやっていけると自信が持てるまでになりました。なので、皆さん大丈夫です!

留学は新しいことに挑戦し、心も鍛えられる素晴らしい機会です。ぜひ、必要以上に怖がらず、楽しい留学生活をおくってください。応援しています!

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