スペインの地域紹介
- 国は17のcomunidad autonoma(自治州)から成り、さらに自治州の下にはprovinciaと呼ばれる50の県があります。各州には色んな特色があり、現地の食文化、生活習慣や使われる言語・方言も変わってきます。特に言葉に関して、スペインでは一般的に「スペイン語」と呼ばれる「カスティーリャ語」の方言の他にバレンシア語、カタロニア語などの少数言語も日常的に使われていて、そういった地域に行くとバイリンガル都市のような特徴があって興味深いです。
イベリア半島、スペインの南東端に位置するジブラルタルは海外領土として現在もイギリスの統治の下にあります。
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マドリード
- 国の中心にあるスペインの首都にて最大の都市。人口は3百万人ほどで、だんだん国際色が豊かになってきていますがスペインらしさは無くならず、昼も夜も活気に溢れています。政府の本拠地で王室の住居のロケーション、学術と経済の中心地、交通のハブ的な存在、また観光地としても栄えていて、色んな意味でスペインはこの街を中心に動いていると言えるでしょう。
カスティーリャ・イ・レオン州
- マドリードの北西、一部ポルトガルと隣接している州で、スペインの伝統的な文化や歴史が色濃く残っています。地域縁の人物にはヨーロッパ史に大きく名を残した国王フェリベ2世や詩人セルバンテスなどの歴史的な著名人がいて、生粋なスペインの文化をそもまま感じられる場所として近年は観光客の注目度も上がっています。地域で話されるスペイン語のアクセントも社会的に評判もよく、「綺麗」とされています。
主要都市:バリャドリッド、サラマンカ
バレンシア州
- 東海岸の、温暖な気候に恵まれた海と太陽のリゾート地域。言語や食文化が豊かで、内陸に住む人のとっては休み中の定番の旅行先です。地中海に面するビーチが魅力的なのはもちろん、歴史的な建造物や現地ならではのグルメも体験していきたいものです。少数言語のバレンシア語が日常的に使われていますが、近年ではその存在感が弱くなってきているのも現状です。
主要都市:バレンシア、アリカンテなど
カタルーニャ州
- スペイン北西部の州で独特の文化が息づいています。州都バルセロナはスペイン第二の都市として知られていますが、最大の都市マドリードとはまるで違うポップな雰囲気で、海岸付近なので天気も内陸とは変わってきます。地域によってはカタロニア語がカスティーリャ語(一般的に言うスペイン語)と合わせて日常的に使われていたりします。
主要都市:バルセロナなど