普通の英語だけじゃもったいない！語学留学でおすすめなプログラム6選
ひとえに語学留学といっても、語学学校で開講されている留学プログラムは実に多様です。「言葉が話せるようになりたい」と漠然と思っている人から、「〇〇な語学を身につけたい！」と明確に目標を持っている人まで、さまざまな勉強をすることができます。思い通りの留学体験にするためには、そうしたたくさんあるプログラムから自分に合ったものに参加するのが大切です。こちらでは、英語圏の多くの語学学校で開講されている留学プログラムを、大学生におすすめのプログラムの紹介とともに解説いたします。これから留学をしようと思っている人は、ぜひ参考にしてください！
Contents
日常英語を勉強するなら「一般英語」プログラム
一般英語は、留学生の多くがまず参加するプログラムです。入学前、または入学時にチェックした英語力をもとにクラス分けを行い、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、文法、ボキャブラリーをまんべんなく勉強し、日常的に使える英語の習得を目指します。このように英語の全スキルを勉強しますが、多くの学校ではスピーキングに最も力を入れています。
筆者はオーストラリアで半年間、この一般英語コースに通いました。入学当初は旅行で使うような簡単な英語すらまともに話せない状態でしたが、最後は友達と好きな映画について語りあったり、役所で自分の要求を伝えたり、病院でお医者さんが何を言っているのかまで分かるようになりました。一般英語プログラムは、クラス分けが細かかったり、担任の先生からのフィードバックが頻繁にあったりと、学校によって特徴があります。選ぶ際は、自分が何を重視するか（小人数クラスがよい、選択授業が豊富なほうがよいなど）を明確にすることがポイントです。
留学した証を残したい・短期で英語力を上げたいなら「試験対策」プログラム
試験対策プログラムでは、日本でも有名なTOEFLをはじめ、主にイギリス英語圏の進学や就職で活躍するIELTS、日常英語に特化して世界で通用するケンブリッジ英検、カナダの移民に有効なCELPIPなどの試験対策を集中して行います。授業では、英語を「正しく」使えるようになるのはもちろんのこと、短時間で正確に伝えるスピーキングトレーニングをします。また、各科目ごとにどのようにすれば高得点を目指せるかのテクニックや、模擬試験も行います。
試験対策では、試験合格、または一定のスコアを取るという明確な目標をもって勉強できます。模擬試験や試験結果そのものから自分の英語の上達具合を知ることができるので、モチベーションを保ちやすく、英語力も伸びやすくなります。さらに、周りには同じように目標をもって一生懸命勉強している学生が多いので、よい刺激を受けることもできます。
実際に、このプログラムに参加する学生は効率よく語学力を上げていました。筆者の友人が一般英語プログラムからテスト対策プログラムに移ったのですが、テスト対策を始めた途端にみんな英語の話し方がきれいになり、使える語彙も格段に上がったのが分かりました。また、多くの友達がテスト対策プログラムは授業が厳しく課題も多いので大変だったが、受けてよかったと言っていました。
実践的に英語を学びたい人は「英語＋インターンシップ・ボランティア」
近年人気の高い海外インターンシップ・ボランティアを英語プログラムとを組み合わせています。語学学校で英語の基礎を習得後、職場体験を通して実践的に英語を鍛えることができるのが魅力的です。また、現地の人との交流の中で、留学生が中心となっている環境では見られないようなその国ならではの文化や雰囲気を目の当たりにできる貴重な機会となります。
学校の勉強だけでは、どうしても生きた英語を身につけるのは難しいです。もちろん、学校でも実践的なスピーキングを行ったり、その国特有のスラングを習ったりすることはできますが、習うことと実践の場で使うことでは英語の身につき方に雲泥の差があります。そのため、将来英語を使う環境に身を置きたい人は、是非インターンシップやボランティアにも参加してみてください。因みに、派遣先は英語のレベルによって決まることがあります。現地の企業でしっかりと英語を使うような仕事をしたい場合は、インターンシップやボランティアといえども高い英語力が必要です。そのため、まずは語学学校で英語力を高めることが大切です。
おすすめのインターンシップ・ボランティアプログラムはこちら！
英語を就職に役立てたい人は「ビジネス英語」プログラム
ビジネス英語プログラムでは、ビジネスに関連する用語や英語表現を学べるのはもちろん、メールの書き方、電話対応の仕方、プレゼンテーションの方法など、ビジネスシーンを想定した実践的な英語を学ぶことができます。また、外国の社会におけるマナーなど、日本にいるだけでは分かりにくいことも教えてもらえます。さらに、ビジネス英語プログラムには、すでに日本で就職経験がありスキルアップを目指している人や、会社の研修として参加している社会人も多いため、真剣な環境で英語を勉強できます。将来グローバルな企業で働きたい、または英語を使う環境で仕事をしたい人にとって大きな第一歩となるプログラムです。
おすすめのビジネス英語プログラムはこちら！
進学を見据えている人のための「進学英語・アカデミック英語」プログラム
海外の専門学校や大学へ進学したい人のための準備プログラムです。授業では、講義の聞き方、ノートの取り方、レポートの書き方、プレゼンの方法など、実際に勉強する際に必要となるスキルを学ぶことができます。
海外では、高校生まででレポートをはじめとした文章の書き方を習うのが一般的です。大学の課題として提出するレポートなどは、そもそもその書き方に沿っていなければ評価対象として見なされないこともあります。もし、文章の書き方を知らないまま大学に入ってしまうと、課題などをこなすのに非常に苦労することになります。そのような事態を防ぐため、そして大学などの高度な教育機関の授業についていけるようにするために英語を鍛えるのが、この進学英語・アカデミック英語プログラムなのです。
大学付属の語学学校の場合、このプログラムに参加してそのまま大学へ進学する人もいます。また、私立の語学学校の場合でも、大学と協定がある場合はスムーズな進学が可能です。アカデミック英語を学びたい人は、通いたい語学学校の協定校も確認してほいたほうがよいでしょう。
おすすめの進学英語・アカデミック英語プログラムはこちら！
- ヨーク大学付属語学学校 アカデミックプログラム
- オークランド工科大学附属語学学校 アカデミックプログラム
- カリフォルニア大学ロサンゼルス校附属語学学校 アカデミック集中英語プログラム(AIEP)
- バンクーバーアイランド大学附属語学学校 英語研修+学部聴講プログラム
英語と一緒に趣味を楽しみたい人は「英語＋スキルアップ」プログラム
英語コースに加えて語学とは関係のない趣味や特定分野のスキルアップができるプログラムです。開講されているアクティビティは留学先や学校によってさまざまですが、例えばアメリカならダンスやボーカルレッスン、イギリスでは紅茶、アロマ、フラワーアレンジメント、オーストラリアではカスタマー英語とコーヒーの淹れ方が学べるバリスタやサーフィンなどがあります。他にもサッカー、テニス、ゴルフといったスポーツや、フラ、ウクレレ、料理、ワイン、音楽など、多様なジャンルから選べます。
英語を勉強しつつ、いつもとは違う環境で趣味に投じてみたい、英語を勉強しているだけでは物足りないという人に非常におすすめなプログラムです。国際交流をしつつ、海外に趣味友達ができるかもしれません。
まとめ
語学留学では日常的に使える言葉だけでなく、専門分野に特化した語学や、語学プラスアルファでアクティビティができるプログラムなど、さまざまなことを学べます。
半年以上の長期留学になりますと、日常の語学を学ぶだけでは留学中のモチベーションを保つのは大変です。途中でもっと難しいことや、自分の将来に直結しそうなことも学びたくなってきますし、やはり明確な目的があったほうが勉強がはかどります。特に長い期間留学をする人には、一般英語に参加してから試験対策プログラムに変更するなど、語学の基礎を固めてから専門科目にチャレンジすることをおすすめします。プログラムの変更は、留学前から申し込むことも、学校に通っている途中で行うことも可能ですが、学校によって変更条件やプログラムの開講時期が異なりますので、まずは相談してみてください。
また、このようにプログラムを変更する留学プランは自分で組み立てることも可能ですが、パッケージになっているものを選ぶこともできます。以下はおすすめの留学プログラムを紹介しているページになりますので、是非参考にしてください。
また、理想的なパッケージプログラムが見つからなくても、留学エージェントを利用すれば希望のプランを組んでもらえます。留学で実現してみたいプランがある人は、是非一度お問い合わせください！