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名前 成瀬 瑞穂さん
留学先 カナダ・ビクトリア 留学先学校名 Global Village Victoria
- 留学の意気込み
- 学校についてのレポート
- 留学体験談
なぜ留学に行きたいと思ったのか?
私は昔から英語が好きでした。しかし、いつからか私は試験に合格するため、テストでいい点を取るために必死で文章を読んで単語や文法を覚えるようになっていました。現在、私は大学でドイツ語を勉強しています。昨年、ドイツに留学する機会がありました。ドイツではドイツ語だけ話すわけではなく、外国人と見なされればみな英語で話しかけてきます。私は相手の言いたいことはなんとなく理解できすることはできますが、自分の言いたいことを伝えることができませんでした。英語は本当に大事なものだと身に染みて実感しました。言いたいことが言えないというのはとてももどかしいことです。もっと英語を学びたい、自分の言いたいことをためらわずいえるようになりたいと思いました。そして、ドイツで私を助けてくれた現地の方々のように自分も、国際イベントのボランティアなどで外国人を助けることができるくらいの語学力を少しでも身に着けられたらと思います。
留学先で何を学んできたいか?
第一は英語です。躊躇なく、自信をもって話せるようになりたいので積極的に授業に参加しいてしっかり学びたいと思います。語学の勉強に加えて、海外の人とのコミュニケーションの取り方もしっかり身に着けたいと考えています。ドイツに留学した際に感じたことは、いくら勉強ができる人でも人とのコミュニケーションが苦手な人は話すことができないということでした。せっかくたくさんの知識を持っていたって使えなければ意味はない、ですから知識を使いこなせる力を身に着けてきたいと思います。また、語学学校には様々な国の人がいると思います。私の渡航先であるカナダの文化を学ぶことはもちろん、いろいろな国の文化を知るチャンスであると考えています。日本での当たり前は通用しない、逆に私にとっては驚くべきことが海外の人の当たり前だったりします。たくさんの刺激を受けることをとても楽しみにしています。様々な習慣や生活を知って、自分の世界を広げていけたらと思っています。
奨学生としての意気込み
留学には多くの費用が掛かります。それを奨学金という形でサポートしていただいて、今回、長年行きたいと思っていたカナダへ行けることを幸せに思います。両親やDEOWの皆さんに支えていただいている、そのことを肝に銘じてしっかりと勉学に励みたいと思います。また、留学はなかなかすることのできない貴重な経験です。周りに知っている人が誰もいない、生活習慣も全く違う、言葉も通じない、自分で考えて自分で何とかしなければならない、不安は尽きませんが、人間的にも間違いなく成長できるチャンスです。私は一人で行動することや自分の意見をすぐ言葉にして人に伝えることが苦手です。しかし、海外では自分をもって主張していかなければ埋もれてしまいます。自分の殻を破るために、小さなことではめげない強い人間になるために、一生懸命頑張ってきたいと思います。4週間という時間はきっと瞬く間に過ぎてしまいうと思います。それを意味のある時間にできるかどうかは自分次第です。人生で一番濃くて深い一か月を過ごします。
とても親切で暖かくて穏やかなこの街は勉強には最適な場所なのだなと感じました
留学先の学校について
私が通わせていただいている”Global Village Victoria”はカナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアの中心街、ダウンタウンにあります。バス停から歩いて5分もかからない、とても通いやすい場所です。Global Village 通称G Vは1ヶ月でワンブロックすなわち1ヶ月間で勉強する内容、クラスなどが変わり新しいスタートを切り、ブロックの終わりにはテストがあり、また翌月から新しいブロックが始まります。そのためブロックの始まりには沢山の新入生New Studentが入校します。私は1人での留学だったのでとても不安でしたが、学校に行ってみるとみな“Hello”と話しかけてくれました。不安なのはみんな同じで私ばかりが1人なわけではないということがわかり、とても安心しました。私が一番はじめに仲良くなったのは韓国人の女の子でした。やはり、アジアからの留学生は大変多く、韓国、中国は特に多いです。もちろん日本人も沢山います。しかし、学校で英語以外の言語を話すことは禁止されています。日本人同士で話すときも学校では英語を使います。GVに通っている人は本当に勉強熱心で話せる人もそうでない人も英語を使って会話しようと努力しています。授業は入校日に受けるテストによってクラス分けされ同じレベルの人と一緒に勉強します。そして、GVには授業後に沢山のアクティビティがあります。色々なところに連れて行ってくれて、たくさんの経験ができます。例えば私は、綺麗な海岸に夕日をみに行ったり、カーリングをしたり、アイスホッケーに行きました。自分で手配する手間もなく、友人と楽しい思い出をたくさん作ることができ、新しい友達もできます。毎日英語をGVで一生懸命学びながら充実した毎日を過ごしています。
滞在先について
私のホームステイ先はホストマザー、ファザーそして1才と2才の2人の息子さんそして、もう1人ドイツ人の女の子と一緒に暮らしています。毎日夕食を一緒に食べていろいろな話をします。正直言って私はペラペラ流暢に自分の言いたいことを英語で話せるわけではありませんが、マザーファザーはしっかり私の話を聞いてくれて、理解してくれようとしてくれます。私のために箸を用意してくれたり、キリスト教の我が家では食事の前にお祈りをするのですが、その時に「いただきます」と言ってくれます。そしてマザーは私にサンドウィッチなどを作ってランチに持たせてくれます。本当に優しくて温かくて、とてもリラックスして毎日を過ごしています。毎週日曜の朝は一緒に教会に行って、夜はマザーのご両親の家で親戚が集まって大人数でご飯を食べます。私のこともいつも歓迎してくださって本当に温かい家族です。シャワー時間は15分、洗濯は週一回と日本とは違って慣れない部分も多々ありますが、しっかりと家のルールを守ることがより良い関係を気づきお互いを信じるための最低限のマナーだと思います。最後に、とても私的な感想ですが、本当にホームステイ先のの息子さんたちは可愛くて私の名前「みずほ」は小さい子供には難しい発音のようで「ミシャゴ」となってしまうのがたまらなく可愛いです。子供たちが本を読んでと絵本を持って来てくれるので、私にとっても英語の勉強になると共にとても良い経験をさせていただいています。
留学先の都市について
カナダと聞けば寒いというイメージを持っていましたが、ビクトリアはカナダで1番暖かい都市でとても過ごしやすいです。ビクトリアは水の都でダウンタウンから少し歩くと美しい“Inner Harbour “という港に出会うことができます。そしてその周辺には歴史のぎゅっと詰まった州議事堂や有名なホテル、ミュージアムなとがあります。ビクトリアを知れば知るほど、行ってみたいことやってみたいことが次々と出てきて、1ヶ月は想像以上に早く過ぎ去ってしまいます。そして、私はビクトリアはありがとうの街だと思っています。ビクトリアの人々は本当によくありがとうと言います。私がここに来てまず驚いたことは、バスから降りる人々がドライバーに向かって”thank you “と言ったことでした。少なくとも私が日本で住んでいる街では誰もバスを降りるときありがとうと言う人はいません。なんて素敵な街なんだろうとその時に感じました。この街の人々は本当にみんながみんな優しくて驚いています。お店の店員さんは100%優しいです。まだまだお金に慣れず、コインの支払いに手こずっていると毎回助けてくれますし、お店に入れば”Hello. How are you?” と必ず笑顔で挨拶してくれます。困った顔をしていれば絶対に声をかけてくれますし、私たち日本人にも何の気兼ねもなく接してくれます。また、ビクトリアには日本人の学生が本当にたくさんいます。とても親切で暖かくて穏やかなこの街は勉強には最適な場所なのだなと感じました。
School Evaluation
授業の内容 | ★★★★☆ |
---|---|
教師の質 | ★★★★☆ |
サポート体制 | ★★★★☆ |
施設・設備 | ★★★★☆ |
アクティビティの充実度 | ★★★★☆ |
立地環境 | ★★★★☆ |
他の生徒の雰囲気 | ★★★★☆ |
School Photos
英語が話せなくても伝えよう、この強い意志さえあれば相手に伝わります
幼い頃から憧れていたカナダへ4週間留学を終え、無事日本に帰国してから数週間経ちました。出国前は1人で見知らぬ地に行くことに不安しかありませんでした。友人や家族にたくさん心配をかけたと思います。
私はブリティッシュコロンビア州のビクトリアに滞在していました。ビクトリアはカナダで最も暖かい場所で、私の想像していた雪国とは違って太陽の輝く港の素敵な街です。ビクトリアに着くとホストファミリーが温かく私を歓迎してくださりました。次の日から学校だった私のために車を走らせ学校への行き方を説明してくれたり、街へ連れて行ってくれました。その日の夕食時、私のために箸を用意してくれていてとても嬉しかったことを覚えています。私のホストファミリーはマザー、ファザーそして1歳と2歳の2人のかわいい息子オリバーとアレックス、そしてドイツ人留学生のルームメイトでした。マザートファザーは一生懸命私に学校で何を勉強したの?今日は何をしたの?と話しかけてくれました。しかし、私はすらすらと英語を話せるわけではなかったのであまり会話を弾ませるようなことは言えませんでしたが、今日は学校で私のプレゼンが終わったよ、スピーチしたよと言うだけで”well done! Good job!!” と毎日のように笑顔で褒めてくれてとても温かい気持ちになりました。話せなくても聞こうとしてくれます、理解しようとしてくれます、私も間違えてもいいから話してみようと言う気持ちになりました。しかし、ドイツ人留学生のルームメイトは英語は難なく話すことができたので、3人の会話についていけず1人黙りこんで黙々とディナーを食べるという夜も少なくはありませんでした。自分の英語力のなさに泣けた夜もあります。そして、子供の言っていることは本当に聞き取れません。子供達と一緒に遊んでいても大体私は聞き取れておらずとりあえず笑ってごまかすと言うことも多々ありました。そんな私にもみずほと私の名前を呼んで腕を広げて走ってきてハグしてくれる子供達が私は大好きでした。
週に一回の洗濯、シャワーの時間は15分、ディナータイムは17:30たくさんのルールに慣れるまで、ステイ先に馴染むまでは常に気を張って、気を遣って疲れる事もありましたが、分からないことがあればすぐに聞きに行く、マナーは守るべきですが遠慮は禁物だと感じました。
ホストファミリーと過ごす最後の夜、マザーは私のためにプレゼントを用意してくれました。マグカップやチョコレート、石鹸などたくさんのもの、そしてオリバーが書いてくれた絵、メッセージカード。どれも私の宝物です。ホストファミリーから学んだことは語学以外にもたくさんあります。マザーとファザーは喧嘩をしませんでした。常にお互いに”Thank you”と言っていました。ファザーはディナーの用意や子供の面倒をみるなどマザーを手助けし、ファザーが仕事に出かけるときはマザーは毎日「私たちのために働いてくれてありがとう」と言ってファザーを見送っていました。日本人はあまりそう言うことを口に出して表現することをしないので、私にとってはとても素敵な日常でした。常に周りの人に、環境に感謝しその気持ちをしっかりと口にすることの大切さを学びました。私もいつかこんな家庭を築きたいと心から思いました。ホストファミリーと別れる時、全員とハグをしました。泣かないだろうと思っていましたがとても普通にしていることはできませんでした。とても素敵な家族に出会えて幸せです。いつかまた会いに行きたいと思います。
学校でも素敵な体験をたくさんしました。わたしの通っていたGlobal village Victoria通称GV は、4週間ごとに新しいブロックが始まるシステムでした。正直、最初の1週間は少し辛かったです。というのも、以前からGVにいる人はやはりみんな仲良しでブレイクタイムやランチタイム楽しそうにわいわいやっているのですが、わたしは知り合いゼロからのスタートだったので、そこの輪にいきなり入れるわけはなく、わたしと同じく新しい生徒として同じ週から入学した日本人の人達と固まることしかできませんでした。授業でも、初めは何も思ってることを伝えられませんでした。私たち以外の日本人、韓国やブラジルの友人たちはわからないことがあればすぐに質問します。言いたいことがあれば遠慮せずに発言します。日本での静かな授業に慣れていたはみんなの討論に参加する勇気はなくただ黙々とノートを取り、みんなの発言をひたすら聞いて初めの1週間を過ごしました。GVには授業後にさまざまなアクティビティがありました。ダウンタウンを案内してたり、港に夕日を見に言ったり、山に登ったり、カーリングをしたり…私は出来るだけ沢山のアクティビティに参加しました。そこでクラスの韓国やブラジルから来たみんなとも仲良くなって、翌週からは私も楽しくみんなの輪に入れるようになりました。そこから私のカナダでの時間は一瞬で過ぎ去って行きました。毎日、学校で英語をたっぷり学んで、その後アクティビティに参加したり、友人とカフェでお茶をしたり、お買い物をしたり…毎日が楽しくて楽しくてたまりませんでした。私はビクトリアでたくさんの友人ができました。韓国、中国、台湾、ブラジル、そして多くの日本人と出会いました。普通に日本の中で暮らしていたら決して出会うことのなかったみんな。それぞれ夢や、目標があってビクトリアで勉強していて、とても刺激になりました。知らなかった世界を見て、私の価値観も少し変わったような気がします。
今回の留学で得たものは語学力、特にリスニングの力だったと思います。日本に帰って来て、リスニングの問題を解く機会がありました。今まで獲得していた点数よりも伸びて、言っていることを聞き取れて、すごく嬉しくなりました。現地にいるときは、やっぱり他の人よりも話せないし、全く成長していないのではないかと不安に思いましたが、1ヶ月間英語に触れて生活したことで少なからず力になっているということが実感できた瞬間でした。それだけではありません、これから生きていくために必要な人間力も身につけられたと思っています。恥ずかしがっていては、遠慮していては、物事はどうにもなりません。行きたいと思ったら飛び込んでみる、勇気を出して話しかけてみる。意外と何とかなるもので、話したことのない、国籍の違う人とも笑い合うことが自分が思っているよりも簡単にできました。まずは笑顔で挨拶、これは全世界共通だなと思いました。英語が話せなくても伝えよう、この強い意志さえあれば相手に伝わります。笑顔は全国共通語、まさにその通りだと思いました。
将来、私は空港で働きたいなと思っています。留学に行く前は、英語が流暢に話せる訳ではないし、私には無理だろうなあとどこかで諦めていましたが、やはり人と話すことが好きだな、海外の人やいろいろな人と関わって輪を広げたいな、自分の目標に向かって海外で頑張る友人がこんなにもたくさんいるのに、自分だけ諦めるのは違うなと思いました。まだまだ頑張れるが日本であります。時間を無駄にしないよう、カナダで得た宝物を胸に、自分の夢のために日々励んで行きたいと思います。
Memories
奨学生事務局より
昔から英語が好きだったという成瀬さん。長年行きたいと思っていたカナダでの留学で、人生で一番濃く、深い1ヵ月を過ごしたいと渡航前に意気込みを下さりました。
成瀬さんが留学をされたカナダ・ビクトリアは、カナダで一番暖かい、過ごしやすい都市。ブリティッシュコロンビア州の州都であるビクトリアは水の都とも呼ばれ、Inner Harborと呼ばれる港を始め、州議事堂やミュージアムなどの観光地も多くあります。
学校では英語以外の言語を話すことを禁止する「英語オンリーポリシー」があり、皆さん英語を使って話そうと努力されていたそう。放課後のアクティビティにも積極的に参加をされた成瀬さん。カーリングをしたり、アイスホッケーに行ったり、カナダならではの体験をされたようです。
帰国後、英語のリスニング力の伸びを感じたという成瀬さん。そして留学を通して、日本で生活していたら出会うことのなかった友人と出会い、彼らが夢や目標を持ってビクトリアで勉強をしている姿を見て刺激を受け、自身の価値観も少し変わった気がする、と帰国後に感想を下さりました。「笑顔は共通語」という言葉の通り、言葉が通じなくても笑顔でいることで誰もが優しい気持ちになれますね。将来の夢に向かって、頑張って下さいね。
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