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名前 関 彩佳さん
留学先 スペイン・マラガ 留学先学校名 Malaca Instituto
- 留学の意気込み
- 学校についてのレポート
- 留学体験談
あえて他の言語圏に留学をすることで得られるものはたくさんあります
なぜ留学に行こうと思ったのか?
幼い頃から人とかかわることが大好きで、世の中のことにも興味津々だったので、大人になったら広い世界へ飛び出していろんな人と友達になりたい、いろんなところを自分の目で見てみたいと思っていました。成長してもその思いは冷めることがなく、おかげで大学時代には毎年のように海外へ渡り、イギリス、カナダ、スペインの大学にそれぞれ一か月ずつ短期留学をしました。しかしどこへ行っても好奇心は留まるところを知らず、むしろ増大していくようでした。大学3年の時に訪れたスペインでは特にそうだったと思います。スペイン語初心者(過去形すら理解していませんでした!笑)の時に一人でホームステイをしたので、自分のスペイン語力とコミュニケーションスキルの圧倒的な成長は感じられたものの、同時に、言いたいことがうまく出てこない、伝わらないもどかしさも強く感じました。一度行ったことのある場所だからこそ、もう一度行ってリベンジをしたいと思ったのです。
留学先で何を学んできたいか?
今回行かせていただくマラガはスペイン南部のアンダルシア地方にある観光都市です。アンダルシアはかの有名なフラメンコを生んだ土地であり、世界史的に見ても様々な文化が交錯する非常に興味深いところです。私は、言語とは土地の文化を体現したものではないかと考えています。すなわち言語を学ぶことが、文化を理解することのいちばんの近道なのではないかと思うのです。しかし、言語は文化と密接に結びついているからこそ、それ単体では理解できる範囲にどうしても限界が出てきます。だからこそ、留学という形で現地に滞在しながら言語を学ぶことには大きな意義があるのです。さらに、スペイン語はスペインだけでなく南米諸国でも使われている言語ですが、スペインと南米では単語の選び方や文法に違いがみられます。ちょっとした言い回しや慣用表現なども生活に根差したものであるので、ホームステイをしながらたっぷり浸って、スペインのスペイン語、ひいてはアンダルシア文化を習得してきたいです。
奨学生としての意気込み
留学というとどうしても英語圏での留学のイメージが先行すると思います。しかし、あえて他の言語圏に留学をすることで得られるものはたくさんあります。まずは、英語+1言語が使えるようになること。過去モントリオールに滞在していた際、現地の大学生は英語とフランス語が話せるのが当たり前で、4?5言語が堪能な人も大勢いるということを知りました。そして、外国の同年代の学生たちはこんなにもすごいのか、と衝撃を受けました。日本は近年ようやく国際化が進んできたとはいえ、まだまだ英語以外の言語を話せる人の母数は少ないです。2020年に控えた東京オリンピックも見据えて、英語以外の外国語も流暢に話せるようになることは必要不可欠なのではないかと思っています。また、非英語圏には、英語圏から留学してくる学生もいるので、なんだかんだ英語ネイティブの友人ができることが頻繁にあります。結果として現地語に加え英語のブラッシュアップもできたりするのです。今回SNSを通してスペイン留学のリアルな実情を伝えていくことで、非英語圏への留学が積極的に選択肢に入るようになればいいなと思います。
どの先生の授業も面白かったです
留学先の学校について
Malaca Institutoは、マラガの中心部から少し離れたエル・パロという地区にあります。海を見下ろすこぢんまりとしたキャンパスに、寮、サロン、図書室、カフェテリア、プール、ダンススタジオなどがあります。授業は朝8:30開始と、スペインにしては早めです。通常クラスは12:30までで、朝イチ2時間が文法の授業、残り2時間が会話の授業、という構成になっています。もっと会話を頑張りたい人は14:30までの会話クラスを取ることもできます。私は毎日の復習と宿題で手一杯だったことと、費用をエクスカーションに回したかったので追加受講はしませんでした。クラス編成はDELEのレベルに基づいており、少人数制です。私のクラスは一番多かった時で8人、少ないときは4人でした。毎週月曜に新入生のレベル分けテストがあり、人数が増えるかどうかが決まります。文法クラスの教科書はオリジナルで、通常1週間ごとに変わります。金曜に行われるミニテストで基準点を上回らないと次の週も同じテキストをやり直すことになるので、木曜の夜は机に向かう時間が増えます(笑)。テストに向けてもっと勉強したい場合は、図書室に行くとレベル別の文法演習プリントが置いてあるので自由にもらえます。文法の先生はずっと固定ですが、会話クラスは先生が教室に入ってくるまで誰になるかわかりません。最初は不安でしたが、どの先生の授業も面白かったです。いろんな人の発音や話し方に触れられるので、個人的には良いシステムだと思っています。私がいたA2クラスは初中級レベルだったので、会話はゲームを取り入れた授業が多かったです。生徒は他のヨーロッパ諸国から来た人が多く、なぜかドイツ人とスイス人がたくさんいます。日本人はもう一人いたようですが会えずじまいで、先生は皆さん「日本人は珍しい」と仰っていました。また、私がいた時期は休暇を利用して短期で学びに来る50歳以上の人が特に多かったようで、むしろ若い人の方が少なかったです。自由参加のエクスカーションはとても充実していて、タパスツアー、料理教室など毎日何かしらあります。土曜日にはコルドバやセビリアなど、近隣の都市を訪れます。ほとんどのプログラムは追加料金が必要になりますが、週2回のフラメンコクラスは無料だったので、滞在中はずっと通っていました!
滞在先について
学校から徒歩10分ほどのお家にホームステイしました。家族は50代の夫婦と24歳の息子の三人暮らしで、初めの1週間は私の他にドイツ人の男性もステイしていました。事前に頂いた情報ではもう一人22歳の娘がいるとのことでしたが、既に家を出ているようでした。4階建ての広い一軒家で、私の部屋は3階でした。シングルベッド、クローゼット、デスク、抽斗が二つの可愛いお部屋に、専用のバスルームまでありました。バスタブはありませんでしたが、シャワーヘッドが可動型だったのが嬉しかったです。掃除は週に一回家政婦さんがやってくれるようで、バスタオルの交換もその時に行われていました。ただ洗濯は有料で1回5ユーロだったので、節約のため自力で手洗いしていました。家族全員が仕事を持っていて忙しく、朝ごはんはセルフだったので、自分で適当に食パンを焼いてジャムを塗ったりハムチーズサンドにしたり、コーヒーメーカーでカフェオレを淹れて飲んだりしていました。夕食は毎日がホストマザーの手作りご飯で、毎日2?3品のいろいろなメニューを作ってくれました。ホストファザーは日本好きで、マイ塗箸を出してきたり夕食に半纏を着てきたりして、日本文化についての話をたくさん振ってくれました。また、果物の名前やカトラリーの名前など、学校ではなかなか習わない単語をたくさん教えてもらいました。また、地元のグルメやおすすめのお店など現地住民ならではの情報も教えてくれました。ファザーがすき焼きを食べてみたい、と言うので、ファミリーで手分けして材料を買ってきて一緒に作ったこともありました。一緒にどこかへ出かけたりパーティしたり、といった特別な待遇はなかったですが、だからこそ逆に本当の家族の一員として受け入れてもらえたようで嬉しかったです。
留学先の都市について
マラガはスペイン南部アンダルシア州に位置し、「コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)」と呼ばれる地域の中心都市です。紀元前8世紀にフェニキア人が建設した歴史ある街で、あの天才画家パブロ・ピカソの出身地としても知られています。日本では近隣のグラナダやセビリアの方が有名ですが、スペインでは国内有数のリゾート地として人気を誇っており、ヨーロッパ各地からの観光客の姿も多いです。リゾートというだけあって11月でも最低気温は13度程度、雨もほとんど降らないのでとても過ごしやすいところです。街中で日本人と出会うことはほとんどなく、時折すれ違うアジア人はだいたい中国人たまに韓国人です。マラガは非常に大きな街で旧市街と新市街に分かれていて、街じゅうをバスが網の目のように走っています。主な交通手段にはバス、または路上で借りられる「Malagabici」というレンタル自転車をおすすめします。未完成のままの大聖堂やイスラム時代の城塞、ローマ時代の劇場、ユダヤ人街跡、ピカソの生家などの観光地は旧市街に集中していて、広さはあるものの歩いて回れる程度です。旧市街の大通りには有名ファッションブランドの店が立ち並び、この時期ならではのクリスマスイルミネーションも設置されていました。新市街の方には中国人が集まる地区があり、小さなチャイニーズマーケットもあります。白菜やもやし、えのき、白滝、豆腐、みりん、味噌、味の素などディープな日本の食品も買えます。値段も手ごろで、利用しやすいです。大きな街ですが治安も良く、日本人女性が一人でリュックサックを背負ってのんびり歩いていても特に何も起こりませんでした。それほど警戒する必要はなく、海外ということを踏まえた常識の範囲内で気を付けていれば大丈夫です。
School Evaluation
授業の内容 | ★★★★★ |
---|---|
教師の質 | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★☆ |
施設・設備 | ★★★★☆ |
アクティビティの充実度 | ★★★★★ |
立地環境 | ★★★★☆ |
他の生徒の雰囲気 | ★★★★☆ |
国籍バランス | ★★★★☆ |
School Photos
Memories
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