菊池 玲那さん

日本の中だけではなく広い世界で色んな人と出会い、色んなものをみてみたい

私が留学に行きたいと思った理由は、日本の中だけではなく広い世界で色んな人と出会い、色んなものをみてみたいと思ったのがきっかけです。そこから中学高校と英語の勉強に励み、大学では国際関係学を専攻し、英語だけではなく、韓国語やドイツ語も勉強してきました。そのなかで、今回イタリアを選択した理由は、1度も触れたことのない言語に挑戦してみたかったからです。それに加えて、大学に留学生としてきていた友人がイタリアからの留学生で、彼女たちが話しているイタリア語を耳にしていると、とてもステキな言語だと思ったからです。初心者で難しいことはわかっていましたが、習うより慣れろ、ということで、まずは本場でイタリア語に囲まれて、イタリア語を体験してみたい、と思って、イタリア語留学という選択にしました。もちろん、イタリア語だけでなく、イタリアの素晴らしい歴史や文化なども身をもって体験することで、ますますイタリア語やその他の言語、また、国際関係の勉強の役立てたいと考えています。


留学先のイタリアは私にとって初めてのヨーロッパであり、初めての本格的な西洋文化です。テレビや映画で見てきた世界を実際に目にすることができるなんてとても幸せですが、それだけではなく、そういった日本とは大きく異なった西洋の文化を学ぶだけでなく、理解したいと思っています。例えば、日本ではどうしてもマイノリティーであると考えられるクリスチャンのことについていえば、日本にいてはなかなか理解しづらいキリスト教とは人びとにとってどのような存在なのか、それがどのように人びとの生活を形成しているのかなど、知らなかったことを学ぶというよりも、実際に体験して理解できることで、私たち日本人とはどう見えているのかといった自分たちの視点だけでなく、もっとさまざまな視点からものごとを見れるではないかと考えています。今後の日本で生活していくにしても無視できない国際関係を形作る第一歩であるといえるこのような視点を、今回のイタリアンへの留学を通して身につけていければと思います。


イタリア語は初心者で、かつ初めてのヨーロッパということで、緊張していることは間違いないのですが、その緊張をいいモチベーションに変えて、この1ヶ月のイタリア留学を自分の人生にとって有意義なものにしていきたいと思います。今まで取り組んだことのないイタリア語をわざわざ選んだことで、私自身の世界が今までよりもずっと広がって、もっとたくさんのことを知れるいい機会にできるよう、しっかり学んできたいです。この奨学金がなければ、決して実現することのなかったであろうこの留学で、異文化を体験し、学び、理解できるしあわせをかみしめながら、かつそれに恩返し出来るような時間にできたらいいなと思っています。今まで自分が触れたことのある言語の軸を元に、イタリア語を学ぶことで、同じようにこういった経験を最終的には国際関係の向上に役立てられれば嬉しいです。今回のイタリアへの留学が、期間は短いですが、私自身にとっても、そしてそれを還元できるように精一杯頑張ってきます。