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名前 早見 聖奈さん
留学先 イタリア・フィレンツェ 留学先学校名 Centro Fiorenza
- 留学の意気込み
- 学校についてのレポート
- 留学体験談
日々感謝し一日一日を大切に有意義に過ごせるよう頑張ります
なぜ留学に行きたいと思ったのか?
私が今回留学に行きたいと思った理由は2つあります。一つ目は、新しい言葉を学び沢山の人との交流を増やしたかったからです。大学二年生の時に半年間のカナダ留学をし英語を学んできました。英語だけでこんなにも交流の幅が広がることを実感したとともに、国籍や文化や習慣や価値観の違う人と交流することへの楽しみも実感しました。また、大学では第2言語として中国語に力を入れているので、中国語を話せることでの交流も沢山見つけることが出来ています。今回は嬉しいことに奨学生としてイタリアに行くことが決まり、ヨーロッパということでアジアや欧米とはまた違った出会いや交流を増やすことが出来ると思いました。二つ目は、自分自身への自信へ繋がると思ったからです。何か新しいことにチャレンジをし、そこから成功し自信を持つことが出来ると私は考えます。なので、一カ月という短い時間の中で新しい言語に挑戦し目標を達成すれば私自身にとって自信になるのではないかと思いました。
留学先で何を学びたいか?
私はこの留学で1番に学びたいことはイタリア語学の習得です。イタリア語を習得することによってノルマン語である他の言語にも挑戦するという幅が広がると思いました。また、言語以外にも沢山の魅力的な文化や芸術や歴史を学んでいきたいです。私は昔からイタリアについての深く長い歴史に興味があったので、この機会に実際その地にを運ぶことにより新しい発見を見つけたいです。そして次に私が学びたいことは、コミュニケーション能力です。文化や習慣や価値観の違う人とお互いを尊重しながらコミュニケーションを図る力をつけ、さらに世界の動きを体感していきたいです。今までアジア人との交流が多くあり、交流していると日本と似ている共通点も多くあまり不自由に感じることがありませんでしたが、ヨーロッパの方との交流が今まであまりありません。アジアとはまた違う文化や習慣や共通点などを積極的に学び尊重しながらコミュニケーションをとりたいです。
奨学金としての意気込み
今回このような奨学生として貴重な機会をいただき、とても嬉しく思います。私はこれからイタリア語を勉強しにイタリアに4週間留学をします。大学2年生の時に行ったカナダのバンクーバーでの留学を機に、自分とは身近ではない世界について学ぶことの楽しさを知りました。今回はアメリカやカナダやイギリスのような英語学留学ではなく、普段あまり経験できないような特殊な経験ができると思います。また世界の文化の重要な拠点である地で多彩なジャンルにも挑戦し、イタリア,フィレンツェの素晴らしさを沢山の方に興味関心を持っていただけるよう自分なりに工夫をし発信していきたいです。元々私自身ヨーロッパに留学は憧れでもあったので語学だけでなく沢山のことを勉強し吸収し、そこで得た力を日本に帰ってからも発揮できるようにします。
このような経験ができることに日々感謝し一日一日を大切に有意義に過ごせるよう頑張ります。この4週間で奨学生として誇りをもち成長していきたいです。
学校の雰囲気はとても良く、事務の方や先生方はいつも楽しそうにお話していて生徒にはいつも気持ちの良い挨拶をしてくれた
留学先の学校について
学校初日の際に地図を見ながら行ったが外見だけではわかりずらく、また二階に学校があるという記載がなく学校の辺りを迷ってしまった。最初にプレイスメントテストを私含め三人で受けたが難しく一問も解けなかった。そのあと個別に面接をし、私は完全にイタリア語初心者だった為、急遽先生と一対一で2週間授業を受けることが決まった。先生はトリニタという女性の先生だった。一対一だったということもあり全て私のペースに合わせて細かく基礎から教えてくれた。教科書を買ったが最初は教科書に沿ってではなく重要な箇所から教えてくれた。トリニタはとても優しく生徒から愛されている先生だった。また少しでも回答が合っていると、『ブラボー』『ブラビッシモ』と褒めてくれたのでとても嬉しかった。また宿題はあまり多くなく、フィレンツェの町の観光や睡眠をしっかり取ることを最優先と考えてくれていた。私はノートパソコンなどを持ってきていなかったので家では教科書についているCDを聞く事が出来なかったので日本から持参していればもっとイタリア語も習得出来たのではないかと考える。トリニタとの2週間が終わり、3週間目には新しい生徒が入ってきた。三人がスウェーデン人で一人がオランダ人。全員、昨年に高校を卒業して今はアルバイトをしているそう。先生はラウラという女性の先生。私のクラスはビギナークラスだったので授業内容は私が2週間一人でやった事を復習した。少しだけ基礎的な会話や数字を勉強し、すぐに教科書に移った。私以外の4人はイタリア語初心者と言っていたが、英語は母国語と同じように話し、フランス語やスペイン語が高校の授業の一環だったという事で、文法や単語が少し似ていることから、とても上達が早かった。あっという間に私が2週間必死で勉強した基礎のイタリア語を5日で終わらせていた。しかし先生は英語が話せなく上手く説明できない事が多々あり私達は100パーセント理解することができないことも多かった。ラウラも教科書に沿っての授業だけではなく沢山のプリントを配ってくれていた。だんだんレベルも難しく宿題も多く感じることが多くなった。また、ラウラは地元の方の視点からカフェやレストランなどをイタリア語で教えてくれた。
学校の雰囲気はとても良く、事務の方や先生方はいつも楽しそうにお話していて生徒にはいつも気持ちの良い挨拶をしてくれた。また、学校からアルノ川が見えてとても景色が良く、楽しかった。
滞在先について
私が滞在していた場所はフィレンツェの中心に位置し、観光スポットの殆どが徒歩5〜10分以内で行けるとてもいい立地だった。また、学校までは15分。初日に教えてくださったルートでアパートに向かったが建物がどれも似ていてどこがステイするアパートなのか分からなかった。そしてアパートのドアが閉まっていて開け方も分からなくベルの鳴らし方さえ分からなかったので、アパートの外見の写真やアパートに着いた時の対処の仕方を事前に教えていただきたかった。たまたまホストだった方が外出から帰ってきて家の前で会うことが出来、家に入れた。ホストの方は夫婦でとても優しく、親切だった。困ったことはすぐに連絡してと連絡先を交換した。アパートの三階に学生フラットは位置し、エレベーターは無かったので荷物を運ぶのが大変だった。フラットにはキッチン、バスルームの他3つの生徒用の部屋があった。2週間の間のみドイツ人の18歳の女の子とステイをし、残り1週間は1人だった。フラットはとてもオールドファッションだった。個人部屋は広く絵など飾ってあり、外からは毎時一回鐘が鳴ってフィレンツェを感じることができた。しかし暖房は部屋の隅にあり、その場のみ暖かくなるというイタリアでは主流の暖房だったので部屋の中は厳しい寒さだった。また布団も薄く毎日家にいながらもアウターを着たり厚着をしている状況が多かった。私がステイしている4週間沢山の機器が壊れた。まず、シャワーからお湯が出なくなった。(すぐにホストに連絡をし来てくれたが、時間が経てば直ると言われて待ったもののお湯は出ず、再度連絡し後日業者が直しに来た。)お湯は出るようになったが、これで髪の毛や体は洗えるのかと思うほどのとてもひどい水圧だった。日に日に出てくるのかと思っていたが4週間水の出がとても悪かった。部屋も寒くシャワーもとても寒い状況だった。その後、キッチンの水道が詰まった。一緒のルームメイトだった彼女も半年ステイして何度も至る所が壊れたそう。
留学先の都市について
私が留学したイタリア、フィレンツェは街全体が大きくなく徒歩圏内で行動できた。やはり、観光客が多いと感じた。レストランや買い物をしていても英語や中国語、韓国語がよく聞こえた。そして治安は良いとは思わなかった。フィレンツェは観光客を狙ったスリがとても多く私も被害に遭った。昨年の夏にもイタリアに行ったことがあったので、ショルダーバックを体の前に持つなどの対処法は知ってはいたが、買い物をしている際に上にある洋服を手を伸ばしている間にチャックを開けられた。幸い、チャックを開けられている時にすぐ気配に気づき物を取られなかったが、後1秒でも遅かったら取られていたと思った。顔はヨーロッパの方ではなく、黒髪で顔が濃い、エスニック系な顔だった。その人はその後も洋服を見ているふりをしてアジア人の観光客が来ると目で追っていた。私が見ていたお店のブースは混んでいたのでそのような所を狙っていると思う。また、全く人のいないお店でも逆に人目が無く盗みやすいと思った。友達は開けづらいバックにも関わらず取られそうになったと言っていたので、常にバックには気をつけるべきだと考えた。
School Evaluation
授業の内容 | ★★★★☆ |
---|---|
教師の質 | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★☆ |
施設・設備 | ★★★☆☆ |
アクティビティの充実度 | ★★☆☆☆ |
立地環境 | ★★★★☆ |
他の生徒の雰囲気 | ★★★★☆ |
国籍バランス | ★★☆☆☆ |
School Photos
自分だけの価値観に捉われることなく、違った角度から物事を見て、考えることができるようになりました
イタリア留学をしてみての感想
イタリア、フィレンツェに留学をして、イタリア語を勉強するということだけでなく、沢山のことを学びました。フィレンツェにはルネサンス時代をそのまま感じることのできる、沢山の歴史的建造物があります。そこで、毎日生活することによって、自分の価値観や考え方が変わったと思います。今まで、なんとなく見ていた建物も、どんな背景、どんな人が関わっているか、観光客としてでは感じることがなかったことを深く考えることが出来ました。沢山の、歴史に触れた中で私が一番印象を受けたものは、アカデミア美術館にある、ダビデ像です。1501年に作られ、彫刻作品にも関わらず、体のラインが細かく再現されていることに驚きました。また、ミケランジェロの作品は彫刻だけでなく、最後の審判など有名なものが多く、まだまだ沢山の作品をみたいと感じるようになりました。また、イタリア語の勉強の面では、使っている文字がアルファベットで英語と一緒だったことが良かったです。ヨーロッパの言葉で、アルファベットを使っていても、発音の仕方でそれぞれ文字の上に記号がついていることがありますが、イタリア語は発音も、母音が似ていて日本人には勉強しやすいと感じました。しかし、単語を覚えることがとても難しかったです。たまに、英語と似ている単語もありましたがとても難しく、フランス語やスペイン語をやっていた友達は難なく勉強していました。その面では、今イタリア語の基礎を学んだので、次はスペイン語を勉強したいと感じるようになりました。そうすれば、似ている単語が多く、勉強しやすいのではと考えます。そのようなことから、イタリア、フィレンツェ留学では沢山の文化や歴史、習慣を学べこれからの生活に活かしていきたいと思います。
留学期間中、辛かったことや困ったことは
辛かったことは食です。イタリアと聞けば、ピザやパスタなどの代表的なイタリア料理を思い浮かべるかもしれません。しかし、実際に1ヶ月住んでみて感じたことは飽きがくることです。手軽に買えるパニーニなども沢山の種類がありますが毎日食べるとなると飽きがきますし、大体の家庭では毎日パスタが多いそうです。実際にスーパーに行くと、沢山のパスタの種類や瓶に入った、温めてすぐに食べることのできるソースが沢山あります。手軽に買えて、食べることが出来ますが、日本では毎日違った料理を食べていたので辛かったです。また、イタリアではもちろん、炊飯器がなく、ご飯はタイ米をスーパーで買ってフライパンで炒めることになります。日本のお米に比べてしまうと、全く違うものになります。また、街では手軽に安く買えるパニーニなどの他、ケバブが流行っているように見えました。なので、パニーニ、ケバブ、パスタ、ピザを毎日食べていました。カナダでは日本人が多かったので、日本食が多く、手軽に食べることが出来たのでカナダに留学してた6ヶ月間よりも、イタリアに留学していた1ヶ月間の方が、ヘルシーな日本食が恋しくなりました。
困ったことは、交通です。
これは、どこの国の留学生も言っていましたが、車が危なかったです。道はブロックに分かれているので、よく見ていても突然車が飛び出してくることが多いです。また、学校に行くまでの15分間、信号が1つしかありませんでした。これは、慣れていないと感覚を掴めないと感じました。現地に住んでる方は、スムーズに歩いていましたが、私や観光客の人などは戸惑っているのが見えました。また、道自体とても狭いので、人の横スレスレを車が走っていて、とても危なく感じました。
学んだこと
今回の留学で、イタリア語だけでなく、多様な文化や価値観を学ぶことが出来ました。イタリアには沢山の留学生がいました。カナダに留学した時や、普段生活している中で出会うことのできない国の人と出会いました。私が出会ったのは、スイス、ドイツ、イタリア、スウェーデン、オランダの人たちです。日本人の私とは全く違う、文化を持っている方たちで話していることがとても楽しかったです。そのような中でもみんなが目標としてるのは、イタリア語習得だったので、それに向かいお互いに切磋琢磨することができたと感じます。勉強だけでなく、友達同士の距離感がとても違うと感じました。よく、一緒にご飯を食べる機会がありましたが、帰り際に毎回「家に着いたら無事がどうかの連絡をしてね」と、別れた場所から家までどんなに近くても、言われました。日本では全くなかったことなので、驚きました。他にも、イタリアはとても乾燥していたので、寝る前にマスクをしていたのですが、ルームメイトにはとても驚かれました。アジア人がマスクをすることは知っていたけど、実際目にすると、怖いと言われました。これも日本と外国の違いであり、彼女たちの文化や価値観が私と違うことを学びました。いつも自分は普通としてることでも、他国の人は可笑しいと思うことも沢山ありました。そのような経験から自分だけの価値観に捉われることなく、違った角度から物事を見て、考えることができるようになりました。
今後、今回の留学をどのように活かしていきたいか。
留学で学んだことでも、書いたように、多様な文化や価値観を学んだことによって、違った角度から物事を考えることができるようになったので、オリンピック、パラリンピックや今後増えていく外国人の方たちと関わっていきたいです。具体的に、オリンピックパラリンピックでは、ボランティアに参加したいです。留学で培った英語力やイタリア語などの言語面だけでなく、自分の価値観に捉われることなく、多様なニーズに対応することが大切だと思います。なので、そのような力で日本に来てくれた方に、日本の良さや、また日本に来たいと思っていただけるような、外国と日本の架け橋になりたいです。今現在、就職活動をしている中で、沢山の企業と出会うことがある中で、より外国の方とお話しが出来る、関わることのできる、尚且つ日本の良さを知っていただけるという面で、日系の客室乗務員を志望しております。その仕事でも、もちろん語学を要することにはなりますが、それだけではなく、文化、性別、価値観、習慣など異なるお客様がいる機内でどう、接するべきなのかを常に考え、多様なニーズに対応できる仕事に自分の力が発揮できるのではないかと考えました。簡単な仕事ではないですが、イタリアで学んだ、語学、複眼的に価値観を見ることができるようになったことを常に活かしていけるような仕事やボランティアをこれからも探して、活躍していきたいです。
Memories
奨学生事務局より
イタリア・フィレンツェに大学の春休みの期間に留学をされた早見さん。花の都として知られるフィレンツェは、イタリア旅行の観光地としても魅力のある都市。街全体はあまり大きくなく、徒歩圏内で行動ができたそうです。
イタリア語が初心者だった早見さんは、初めの2週間はマンツーマンでレッスンを受け、勉強に励まれたそうです。学校の先生やスタッフさんはいつも気持ちの良い挨拶をして下さり、学校からはアルノ川が見えて景色が良かったとのこと。フィレンツェならではの風景が目に浮かんできますね。
語学学校では、スイスやドイツ、オランダなど、普段生活をしている中で出会うことのないだろう国の人と出会い、交流をされたようです。日本人とは異なる文化を持つ人たちとの話したりすることで、多様な文化や価値観を学ばれたとのこと。違った角度から物事を見て、考えることができるようになり、留学を通してイタリア語以外にも多くのことを学び、成長された早見さん。学んだことを今後、仕事やボランティアで活かし、活躍していきたいと素敵な感想を下さりました。外国と日本の懸け橋になりたいという早見さん、これからの将来に向けて大きく羽ばたいて下さいね。
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