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名前 呉屋 麻里奈さん
留学先 オーストラリア・シドニー 留学先学校名 Sydney English Academy
- 留学の意気込み
- 学校についてのレポート
- 留学体験談
悔いのない有意義な1か月を過ごしていきます
なぜ留学に行きたいと思ったのか?
日本の英語教育は、コミュニケーションツールとしての英語よりも受験で必要なため勉強するというイメージがあり、受験英語に偏っている傾向があります。私自身も中学・高校の頃は、受験勉強としてlisteningやReadingに力を入れて勉強していました。
大学に入り、留学生との交流を通して、お互いの国の文化を英語で話し合うという授業で、自身の英語力のなさを痛感しました。その時、英語はコミュニケーションとしてのツールということを再確認でき、Speakingを鍛えるために留学したいと考えるようになりました。英語は世界中で共通の言語として使われているため、外国の方々と意思疎通を図ることが出来ます。また、英語力向上にもつながり、より多くの情報を入手出来るようになります。英語を使いこなすことで、自身の視野が広がり、グローバルな視点で物事を見る力が付くと思います。私は今回の留学を通して今まで習った英語の知識を生かし、積極的に英語でコミュニケーションをとることを心掛けていきたいです。
留学先で何を学んでいきたいか?
留学先で学びたいことは3つあります。1つは英語力、特にSpeakingです。私は将来海外で働きたいと考えています。そのため英語でコミュニケーションをとることが必須です。現地で出会う方々に積極的に話しかけ、Speakingの向上を目指します。2つ目に、オーストラリアの文化を知り、日本を客観視することです。オーストラリアは移民の多い多国籍文化の国です。そのため、日本との文化の違いに戸惑うこともあると思いますが、異文化理解を深めていきたいと思います。日本という国を外から見ることで、自国の良さや課題点も見えてくると考えます。3つ目は自身の成長です。私は極度の人見知りで、自ら前に出るタイプではありません。今回の留学は自身の内向的な性格を変えるチャンスだと考えています。いつもの環境とは違う場所に身を置くことで自分のことをより知ることのできるいい機会だと思います。一回り大きくなって帰国できるように1か月という期間を有効に使っていきたいです。
奨学生としての意気込み
この度は私を奨学生として選んでいただきありがとうございます。選ばれたときは、嬉しさよりも私でいいのかなという不安のほうが大きかったですが、渡航日が近づくにつれて気持ちが高揚しています。留学中は奨学生であるということの自覚を持ちつつ、日本人であるということを意識して過ごしていきます。私は豪州に留学し、英語力向上や現地の文化に触れることが目的ですが、日本のことを予め勉強し、自国の良さをオーストラリアの人々に伝えることも私の留学の目的にあたると考えます。私はホームステイなので、ホストファミリーの方々やクラスメイトと積極的にコミュニケーションを取っていきます。また、オーストラリアに留学するのが私だけなので、SNSを通して、現地の様々な情報を提供していきたいです。これから留学を考えている方々の参考にしていただけると嬉しいです。留学ワールドDEOWさんに支えていただいていることに感謝して、悔いのない有意義な1か月を過ごしていきます。
フレンドリーな先生が多くアットホームなスクールでした
留学先の学校について
私が留学をしていたSydney English Academyは、マンリービーチから50m、マンリーのメインストリート上にあります。また、シドニー中心部からフェリーで約30分の近さにあり、透明度の高い海、綺麗なビーチに囲まれた穏やかな場所にあります。Sydney English Academyは、少人数で授業を行うため、大規模な学校に比べて先生と生徒との距離が近く、フレンドリーな先生が多くアットホームなスクールでした。国籍としては、ヨーロッパ系が40%、南アメリカ系が30%、アジア系が30%と国籍豊かな環境でした。スイス人が多い印象を受けました。私は、一般英語コースフルタイムを受講しており、午前8時45分から15時まで授業がありました。10時45分から11時10分はコーヒーブレイクという休み時間があり、学校近くのColesという店でお菓子を買い、軽食を取っていました。昼食はレストランでタイ料理を食べたり、ハンバーガーやパンを買ってビーチで食べたりしていました。毎週火曜日と金曜日の週2回、テニスやバーベキューなど学校主催のアクティビティがありました。特に人気のある授業は、毎週水曜日に行われる会話クラブです。学校近くのカフェで他のクラスの人とも会話をし、スピーキングの向上が図れます。実際、私も会話クラブで他のクラスのスイス人と友達になりました。Sydney English Academyは一般英語のほかにケンブリッジコースや英語+サーフィンなど様々なコースがあります。授業は、ゲームやグループワーク等のアクティブラーニングが多かったため、楽しくコミュニケーション能力を養うことが出来たと感じました。
滞在先について
私は、ホームステイをしました。ホームステイ先は、学校からバスで15分、その後徒歩15分、計30分の場所にあります。学校からホームステイ先までの距離は遠い方でしたが、バスは10分おきに来るため、交通の便は良かったです。Sydney English Academyのホームステイはすべて学校のオーナーが直接訪問、面接をして選びぬいた家庭と聞いていたので、ホストファミリーはフレンドリーで、とても過ごしやすかったです。オーストラリアのマンリーはアパートがほとんどなく、一軒家が多く見られました。ホームステイ先の家族は、父、母、20歳以上の子供が2人、犬が1匹いました。子供2人はほとんど家にいなくて、ホストファザーとマザーと私の3人で夕食を食べることが多かったです。夕食はパスタやピザ、スパイシーな料理などがあり、オーストラリアではあまりご飯を食べないとホストマザーが言っていました。ホストファザーがいるときは皆でそろって夕食を食べて、いないときは適当にあるもの食べるという感じでした。また、夕食中はテレビを見ないで、会話をしながら食事をしました。家族との時間を大切にするオーストラリア人のライフスタイルを見て、素敵だなと思いました。学校から帰ってくると、いつもホストマザーが今日学校どうだった?放課後何して遊んだの?と質問してくれて、知っている単語や文法を使って答えました。私の留学中に娘さんの誕生日があり、息子さんや娘さんの友達も来ており、皆で誕生日を祝いました。
留学先の都市について
私の留学先はオーストラリアのシドニーです。シドニーはオーストラリアの南東部に位置し、ニューサウルウェールズ州の州都です。オーストラリアは南半球に位置しているため、日本と季節が真逆です。私が留学した10月は日本では秋ですが、オーストラリアでは春でした。最初の2週間は雨が降っており、気温も15℃くらいで寒かったです。梅雨の時期なのかと思いましたが、10月はとても暑くなり、こんなに寒いことが不思議だとホストファミリーも言っていました。2週間目以降は暖かく過ごしやすい気候でした。留学先の近くにあるフェリー乗り場から30分フェリーに乗り、シドニー中心部へ行くと、世界遺産のオペラハウスやハーバーブリッジを見ることが出来ます。オペラハウスの中を見学できるツアーがあり、実際に参加しました。値段は少し高めでしたが、オペラハウスの構造や歴史を学ぶことが出来るため、留学でシドニーに来る際にツアーに参加すると良いと思います。オペラハウスの近くにレストランがあるので、夜にオペラハウスやハーバーブリッジの美しい夜景を見ながら食事をすることも出来ます。また、留学中、大自然を楽しみたいという方にはブルーマウンテンズやジュノランケーブ鍾乳洞もオススメです。オーストラリアは買い物やレストランに行くと日本よりも物価が少し高かったです。私の留学先のマンリーは、治安もよく朝の通勤時に、気軽に話しかけてくる優しい方もいました。マンリーのメインストリートにはレストランやカフェが多くあります。ですが夜まで営業している店は少なく、大体の店が午後5時くらいには閉まるので、食べたいものがあるときは学校終わりの時間帯に買うのがベストです。Colesという店は夜の12時まで空いているのでコンビニエンスストアのように利用出来るためとても便利でした。
School Evaluation
授業の内容 | ★★★★☆ |
---|---|
教師の質 | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★☆ |
施設・設備 | ★★★☆☆ |
アクティビティの充実度 | ★★★★★ |
立地環境 | ★★★★★ |
他の生徒の雰囲気 | ★★★★☆ |
国籍バランス | ★★★★☆ |
School Photos
オーストラリアの良さ、日本の良さや課題も知ることが出来ました
今回の留学の感想
今回の留学を通して、他国の文化の違いやオーストラリアの良さ、日本の良さや課題も知ることが出来ました。また、自分に「自信」が付いたと思います。それは初日の経験があったからだと思います。初日の学校の帰り、まだホームステイ先の場所が曖昧だったことや、オーストラリアのバスはバス停の場所をアナウンスしない事もあり、バスの降りる場所を間違えてしまい、全然違う場所まで行ってしまいました。自分1人しかいなかったことやその時はWi-Fiがつながっていなかったこともあり、とても焦っていました。しかし、自分の英語力を活かし、バスに座っていた隣の人や店の店員さんに声をかけ、バスの運転手にも目的地に着いたら私に教えてと言いました。ホームステイの家に着くため多くの人に積極的に話しかけました。自ら行動する事が出来、自分の新たな一面を知ることが出来た貴重な経験でした。それから自分に自信が付き、初めて会う人とコミュニケーションを取ることへの抵抗が少なくなったと感じます。留学をして、世界には文化も習慣も考え方も違う様々な人がいることを知りました。さらに英語力を身に付けて、世界の人と意思疎通を図り、情報交換をしていきたいと考えるようになりました。また、初めての事を経験出来、海外に出たことで客観的に自分自身を見つめ直すことも出来ました。留学をする前は、内向的で自ら行動することが出来なかったのですが、留学を通して積極的に行動するというように自分自身を変えていくことが出来たと感じます。
留学中辛かったことや、困ったこと
留学中に様々な国の留学生と話して日本の良さや文化を教えていこうと考えていました。
授業中、それぞれの国の事を聞かれることが多かったのですが、知っていて教えようと思っていても、英語でうまく話すことが出来ず、なかなか伝わらなかった事がありました。その時は同じクラスの日本人に助けてもらったのですが、自分の英語力のなさを痛感して、もどかしい気持ちになりました。最初の頃は自分の内向的な性格が邪魔をして、積極的に皆の前で話すことが出来ない事もありました。しかし、1カ月しかないと思い、自分から話しかけたり、質問をしたりと積極的に先生や海外の留学生の方とコミュニケーションを取るようにしました。また、思いついた単語を使うのではなく、出来るだけ文章で話すように心掛けました。するとオーストラリアと日本の違いを話すことが出来、ホストマザーからあなたの英語とても上手になっていると言われたときは嬉しく思いました。最初の頃は自分の英語力のなさや自分に自信が持てず、出来ない事への辛さはありましたが、自分を意識して変えていったことで少しは変わることが出来たのかなと思います。
交通面では、10分程度バスが遅延したことが2回あり、学校に遅刻しそうになったので困りました。天候は、私が留学した時は春だったのですが、雨が降っており、最初の2週間はとても寒く、日較差や気温の変化に困りました。食事は、日本食が恋しくなることもありましたが、その時は学校の近くの日本料理店で日本食を食べていました。
留学をして学んだこと
私が今回の留学で学びたい事として、オーストラリアの文化を知り、日本を客観視する事を挙げていました。実際に留学中、日本という国を外から見たことで、自国の良さや課題点も見つけることが出来ました。私が思った日本の良さは、時間を守るという習慣です。困ったことでも書いたのですが、バスが10分程度遅れた事があり、授業に遅刻しそうになった事がありました。また、日本に帰国する時、荷物が重たかったためタクシーを利用しました。5分で来るといっていたのですが、土曜日は忙しいからという理由で約30分待ちました。その経験から、時間通りに電車やタクシーが来るという日本では当たり前の事が、海外では時間を守るという事を重視しない国もあること知りました。
オーストラリアの良さは、親切な人が多いことだと感じました。朝の通勤時に今日は寒いね、気を付けてねと声をかけてくれたり、私がスーツケースや重たい荷物を持って電車やフェリーに乗ろうとしたとき、私の座る席まで荷物を運んでくれたりと優しい人がとても多いと感じました。また、夜7時くらいにもかかわらず、交通量が少なかったため、オーストラリアの労働時間について聞き、調べてみました。すると、オーストラリアは労働環境が良く、ワークライフバランスが日本以上に実現している国だという事を知りました。家族とのコミュニケーションを取りながら、家族全員で夕食を食べたことや祝日は家族で出掛けている方や親子でサイクリングをしている光景を見ました。家族との時間を大切に過ごすオーストラリア人を見て、日本との違いに気づきました。日本を客観視する事で自国やその国の良さを発見する事が出来ました。
今後、この留学をどのように活かしていきたいか
今回の留学で学んだ英語力や他国の文化や違いを受け入れる大切さを働くときに活かしていきたいです。私の専攻は理数系ですが、私が大学で学んでいる専門知識と英語力を活かして海外の人に技術を教えていきたいです。また、東京オリンピック・パラリンピックのボランティアに参加したいと考えています。留学で得た積極的に人とコミュニケーションを取ることと自分の英語力を活かしていきます。私は将来海外で働きたいと考えています。そのため英語力は必須です。留学後、英語力をさらに向上させるために、図書館で英語の多読を行っています。Speakingを向上させるため、留学生と英語で話すようにしています。また、オーストラリアで積極的に行動するように心がけていたことを帰国してからも続けるよう努めています。留学をして日本以外の国に行き、様々な国の文化や習慣の違いを身をもって体験したいと思うようになり、さらに外に出て様々な経験をしたい、世界に視野を広げていきたいと考えるようになりました。留学をしたことで自分の考え方も変わり、自身の成長に繋がったと思っています。留学を通して、日本にいるときは気づかなかったことも日本を客観視したことで自国を知るきっかけになったと思います。このような経験を出来たことに感謝し、自国の事を勉強し、世界中に日本の良さを伝えていきたいです。そして海外の人から見た日本の良さや課題点を知り、日本をより良くしていきたいと考えています。
Memories
奨学生事務局より
渡航前に、留学先では英語力の向上、異文化理解を深める、そして自信の成長という3つの目標を掲げて下さった呉屋さん。留学にあたり、事前に日本のことについても勉強をし、日本の良さをオーストラリアの人々に伝えたい、それと共に現地からの様々な情報発信をしていきたい、と意気込みを下さりました。
呉屋さんが留学されたオーストラリアは南半球に位置しており、日本とは季節が真逆です。通われた語学学校・Sydney English Academy(SEA)があるマンリーは、オーストラリア南東部に位置する都市。学校はマンリーのフェリーターミナルから徒歩5分ほどにあり、透明度の高い海や綺麗なビーチに囲まれた、穏やかな場所にあるアットホームな学校です。シドニー中心部まではフェリーで30分ほど、オペラハウスやハーバーブリッジなどの有名観光地を目にすることができます。
語学学校では、国籍豊かな、そして少人数な環境で英語の勉強をされたそうです。グループワークやゲームなど、アクティブラーニングを通して、呉屋さんは楽しく英語でのコミュニケーション能力を養うことができた、と仰って下さりました。昼食はレストランで食べる以外にも、テイクアウトしたものをビーチで食べることもあったそう。オーストラリアならではですね。学校主催のアクティビティもテニスやバーベキューといったものから、会話クラブというスピーキングの向上を図れる内容のものもあるそうです。
今回の留学を振り返り、他国の文化の違いやオーストラリアの良さ、日本の良さ、そして自分に「自身」が付いたと思う、とコメントを下さった呉屋さん。学校初日から、積極的に現地の人と英語でコミュニケーションを取り、自ら行動をすることができたとのこと。呉屋さんは今後、日本で開催されるオリンピック、パラリンピックにボランティアプログラムに参加したいと考えているそうです。また、将来的には海外で働きたいと考えているとのことです。夢の実現の為、ぜひ英語の勉強や日本を知るということを続けていって下さいね。
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