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名前 北野 愛美さん
留学先 ニュージーランド・ネルソン 留学先学校名 Nelson English Centre
- 留学の意気込み
- 学校についてのレポート
- 留学体験談
ネルソンに留学して、街の素晴らしいところや、語学学校の紹介もできたらいいな
留学先の学校について
ネルソンイングリッシュセンターはネルソン市内の中心に位置する語学学校です。6、7、8月の冬のシーズンは主に東アジア、南アメリカからの生徒が多く、10、11、12月の夏のシーズンになるとヨーロッパからの学生が多く在学します。私の滞在した期間はほとんどの生徒が台湾、韓国、日本から来ていたので、少し国際色に欠けていたと感じました。General English コースは初級クラスから中上級クラスまでレベルに合わせてクラス分けがされています。他にもIELTS 対策コース、Cambridge Test 対策コースなどもあります。一クラス5人?15人の少人数体制をとっており、授業中発言する機会が沢山ありました。私は午前中General English の中上級クラスを受講し、午後はIELTS 対策コースを受講しました。General English コースでは、その日のテーマに沿った文章を読み、ディスカッションをすることが多くありました。隣の席の生徒とペアワークをすることが多かったので、それがきっかけで友達ができ良かったです。
テーマについては、Limerick(詩)、冗談、レシピ、ロードオブザリング、災害、環境問題など多様なものを扱いました。テーマに関連する専門用語やその他の侵出単語はホワイトボードの端に書き出され、後日クイズ形式で確認テストがされます。
お昼休みが1時間あり、サンドウィッチなど朝簡単につくれるものを持参し、時間のない日は近くのアジアンカフェのお弁当を買って食べました。午後のIELTSコースではリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能のトレーニングが組み込まれていて、常にIELTSテスト本番を意識した授業でした。大学/大学院進学や、ニュージーランド永住権取得のためのIELTSスコア取得を目指す生徒が多く受講していました。午前、午後の授業の比較としては、午前が一般英会話の上達を目的としているため語彙も日常使うものが多くFluencyに焦点が置かれていました。一方の午後の授業はIELTSでのハイスコアの取得を目的としているため、よりアカデミックな単語を学ぶことが多く、文法や語彙などにおいてのAccuracyに焦点が置かれていると感じました。ネルソンイングリッシュセンターでは、授業後の課外活動が沢山あり、バスケットボール、フリスビー、ウクレレ、ポーカーなどを楽しみました。2週目には国際ランチパーティーが学校で開かれ、各国の料理を持ち寄ってみんなで食べました。週末も、有料/無料のアクティビティが用意されており、参加希望者はスカイダイビング、釣り、ペダルボード、ホースライディングなどを楽しめます。施設の大変充実しており、自由に使えるキッチンでは紅茶やコーヒーを淹れて授業へもっていくことができます。ウクレレ、ピアノ、ボードゲーム、卓球台など、休み時間や放課後に楽しむことができます。
滞在先について
ネルソンイングリッシュセンターから徒歩10分のステイ先に滞在しました。70歳のホストマザーは常に留学生やその他外国人を多く受け入れており、私が滞在していた期間にもインド人のお兄さんが1人部屋を借りていました。私の借りた部屋は8畳ほどでセミダブルベッドと机、椅子、クローゼットがあり、大変暮らしやすい環境でした。8月のニュージーランドは冬だったので時に気温が5度ほど下がることもありましたが、電気ヒーターと電気シーツがあったので暖かく快適でした。キッチン、シャワールーム、トイレはホストマザー、他の住居者と共同で使いました。シャワールームは使った後はワイピングし、そのあとタオルで水気をとるなど細かな指示がありました。食事については、朝ご飯はシリアル又はパン、夜ご飯は外の集まりへ出かけて食べることが多くありました。家で食べる日は庭の野菜をふんだんに使った料理をホストマザーが用意してくれました。夕食後は毎日デザートがあり、お菓子づくりが趣味のホストマザーが焼いたクッキーやブラウニーを食べました。滞在中、一緒にメレンゲ、ビスコッティを焼いたのはいい思い出です。週末はホストマザーとその友人たちと一緒にネルソンの外へ出かけました。1週目はHavelookという町へ出掛け、1時間ほどかけてトレッキングコースを歩きました。2週目はCable Bayという湾の近くの農場へ行き、シープスキン刈り、牧羊犬を使った仕事の見学、BBQを楽しみました。牛の赤ちゃんがちょうど生まれ、春の訪れを感じる一日でした。3週目はネルソンレイクス国立公園へ行き、湖畔トレッキングを楽しみました。ホストマザーが熱心なキリスト教徒だったので、週に3回ほど教会へ行ったり聖書の勉強会へ参加したりしました。私はキリスト教徒ではありませんが、いろいろな人と会って英語で話す機会も多くありましたし、文化の勉強になったのでとてもよかったと思います。
留学先の都市について
ネルソンは南島の北端に位置する港町です。人口は51,400人と少ないのですがニュージーランドでは10番目の規模の街です。気候は大変暖かく、「Sunny Nelson」と呼ばれるほど晴天率の高い地域です。町の中心部に行くと、カフェやレストランが立ち並び、おしゃれな街並みが楽しめます。町にはスーパーマーケットが3つとホームセンター、楽器や、2ドルショップなどがあり、買い物に困ることはありませんでした。水曜日、土曜日、日曜日には市内中心部の駐車場にマーケットが開催され、地元の農産物や工芸品などを購入できます。フードスタンドもたくさん並んでいるのでお昼を食べるにはとてもいい場所です。私は土曜市へ行ってニュージーランドの原住民「マオリ」の伝統料理の揚げパンを食べました。ネルソンの街には至る所にアートギャラリー、美術館があるので芸術に興味がある人にはとても面白い街だと思います。10月?11月にはネルソンで芸術祭りが開催されるそうです。町には映画館が1件あり、毎週火曜日は安くチケットを買うことができます。町の中心部から一歩離れると、ニュージーランドらしい自然を楽しむことができます。ネルソンから隣町のストークに向かうと「タフナヌイビーチ」があり、BBQやピクニックをして楽しんでいる人々でにぎわっています。砂浜が長く続いているので散歩をするにはとてもいい場所です。一方山の方角へ向かうと「Centre of New Zealand」という丘があります丘の下にある公園から頂上まで約20分のトレッキングコースがあります。ネルソン市全体が見渡せる見晴らしのいい場所で、とてもきれいな夕日が見えるスポットです。「Founders Park」では、ニュージーランド建国期の歴史が学べるテーマ―パークです。当時の街並みが再現されており、建物の中の展示を見学することができます。季節によってはいろいろなお祭りなどの催し物がこの公園で開催されます。
School Evaluation
授業の内容 | ★★★★★ |
---|---|
教師の質 | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★★ |
施設・設備 | ★★★★★ |
アクティビティの充実度 | ★★★★★ |
立地環境 | ★★★★★ |
他の生徒の雰囲気 | ★★★★★ |
国籍バランス | ★★☆☆☆ |
School Photos
学んだことは、「学びに終わりはない」ということです
今回の留学の感想(総括)
この度、海外留学奨学生として1か月間ニュージーランドへ留学させて頂きました。これまでで一番長い英語圏への滞在であったので、期待と不安を抱えながら8月初旬日本を旅立ちました。日本からオーストラリアを経由してニュージーランドへ着くと、まず驚いたのは気温です。ニュージーランドは南半球に位置するため日本とは逆の季節になります。8月の出発だったためニュージーランドが冬だということは知っていましたが、パーカーにダウンジャケットでは足りないくらい寒かったです。空港のあるクライストチャーチから語学学校のあるネルソンへは2日かけてバスで向かいました。1日目はピクトンという港町まで6時間かけて長距離バスで北上し、2日目はピクトンからネルソンまで3時間かけてバスで移動しました。長距離バスは2階建てで、ニュージーランドらしい草原の広がる景色がたっぷり堪能できました。2010年のクライストチャーチ大地震で崩壊した道路、鉄道がまだ工事中でした。数年後には工事が完了しネルソンにも行きやすくなるかと思います。渡航前は、ニュージーランド英語は強いアクセントがあるのではないかと不安に思っていましたが、そんなことはありませんでした。イギリスからの移民後多いため、どちらかというとイギリス英語よりなのではないかと思います。ニュージーランドでの留学先としてはオークランドやクライストチャーチなどの都市が人気ですが、それらに比べるとネルソンは程よい大きさの街で、物価も安く、勉強に集中するにはちょうどいい街だと思いました。日本からネルソンへの直行便がないことが難点です。
留学期間中、辛かったことや困ったこと
勉強と観光などレジャーのバランスをとることが大変でした。語学学校ではほぼ毎日午前の授業と午後の授業でそれぞれ宿題が出され、それを消化しながら課外活動やホストファミリーとのアクティビティに参加するのは苦労しました。特に金曜日には多く宿題が出されたため、週末に遠出したときは帰宅してから夜中まで宿題に取り組むこともありました。午後のIELTS対策講座の宿題はテスト本場を意識したものが多く、1時間かかるリーディングやライティングの課題が多く出されました。ホストファミリーや語学学校が常にサポートしてくれたので、困ったことは特にありませんでした。通貨についてですが、出国時にあまりニュージーランドドルに替えなかったため心配していましたが、どこへ行ってもクレジットカードで支払いができるため、困ることはありませんでした。マーケットの屋台でさえもカードで支払えたのは驚きでした。留学期間中に1度クレジットカードを無くしたため、カードを数枚持ってきてよかったと思いました。また、どうしても現金が足りなくなった時に引き出せるようクレジットカードのキャッシング機能が海外で使えるか確認しておくといいと思いました。
今回の留学で学んだこと
今回の留学で学んだことは、「学びに終わりはない」ということです。今回の留学前は、これまで中学校、高校、大学と英語を勉強してきて、ある程度英語で話せるようになりテストでも割と良い点数をとれるからいいかと満足していた自分がいました。しかし、いざ留学し語学学校へ通うと、まだまだ知らない単語や言い回しが沢山あることに気づかされました。特に、午前中に受けたGeneral Englishコースではイディオムやジョークをテーマとして扱い、日本の英語教育では教わらない自然な英語を多く学ぶことができました。この度の留学を通していつまでも現状に満足することなくモチベーションを維持して英語学習を続けようという意識が生まれました。1か月の留学はあっという間でした。目に見える成長は少ないかもしれませんが、意識が変えられれば今後の英語学習の糧になるとおもいます。そういう意味では数週間?1か月の短期留学も効果があると思いました。
今後、今回の留学をどのように活かしていきたいか
来年の4月から企業の海外マーケティング部門で働く予定なので、今回の留学で得た海外経験を今後仕事に活かしたいと思います。留学先の語学学校には英語ネイティブの先生方だけでなく世界中から集まった生徒とも出会うことができました。日々彼らと過ごす中で、授業でネイティブの先生から学ぶ正確な英語だけでなく、ノンネイティブ同士でいかにお互いの言いたいことを理解できるかといった実践的な英語でのコミュニケーションも経験することができました。来春就職予定の部門には日本人だけでなく様々な国籍の人が働いているため、今回の留学で得た経験が十分に活かせるかと思います。また海外拠点も多い企業のため、将来的には海外勤務にも挑戦したいと考えています。国際スポーツ大会でのボランティアにも積極的に参加し、今回の留学で培った英語力を発揮したいです。2019年開催予定のラグビーワールドカップのボランティアには応募したのですが、残念ながら選考に外れてしまいました。2020年開催予定の東京オリンピックでのボランティア募集も近々始まると伺ったためぜひ応募しようと考えています。私の地元長野で毎年開催される軽井沢国際カーリング選手権では昨年通訳ボランティアとして参加しましたが、今年以降もぜひ続けていきたいと思います。スポーツ大会での通訳はそのスポーツの専門知識も問われるためただ英語が話せるだけでは務まりません。英語の勉強だけでなくスポーツのルールや背景知識も勉強しながらボランティアとしてよいパフォーマンスができるように努力したいです。ニュージーランド滞在中、オールブラックス対アルゼンチンの試合が滞在都市にて開催されました。これまではあまりラグビーになじみがなく、ルールも知らなかったのですが、試合を観戦しとても興味を持ちました。ラグビーワールドカップのボランティアの件は残念でしたが、いつかラグビーの国際大会のボランティアとしても活躍したいと思います。
Memories
奨学生事務局より
南半球のニュージーランドにあるネルソンに4週間留学された北野さん。日本とは季節が逆になることから、8月の留学でも現地はダウンジャケットでは足りないくらい、寒かったそうです。ネルソンは南島の北側に位置する港町で、人口は5万人ほど、ニュージーランドでは10番目の規模の街です。「Sunny Nelson」と呼ばれるほど、晴天率の高い地域で、カフェやレストランが並ぶお洒落な街並みや、至る所にあるアートギャラリーや美術館を楽しむことができるそう。自然も多く、「Centre of New Zealand」(ニュージーランドの中心点)もネルソンにあります。
語学学校では一般英語とIELTS対策コースを受講された北野さん。一般英語の時間では、ディスカッションをすることが多くあり、Limerick(詩)、災害、環境問題、ロードオブザリング(ニュージーランドならではですね?)など、多様なものを扱ったということ。放課後のアクティビティも充実していたそうで、バスケットボールやフリスビーなどのスポーツや、各国の料理を持ちよった国際ランチパーティーが開かれたそうです。週末もアクティビティが開催され、スカイダイビングや釣り、ホースライディングなどを楽しむことができるそうです。授業もアクティビティも充実していますね。
今回の留学を通して、「学びに終わりはない」ということを学ばれたという北野さん。英語の勉強について、現状に満足せず、モチベーションを維持して英語学習を続けようという意識が生まれたそうです。ぜひこれからも、英語の勉強を続けて下さいね。来春からの就職先の部門には様々な国籍の人が働いているとのこと、今回の留学で得た経験を活かすと共に、これから国際イベントで開催されるスポーツイベントのボランティアにもぜひチャレンジして下さいね。
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