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名前 門脇 花さん
留学先 カナダ・トロント 留学先学校名 Global Village Toronto
- 留学の意気込み
- 学校についてのレポート
- 留学体験談
感謝をしつつ、時間を有効的に使い意味のある留学にします
なぜ留学に行きたいと思ったのか?
中学生の時にイギリスのロンドンオリンピックの開会式で歌うポールマッカートニーやワンダイレクションを見て感動した経験から海外に興味を持ち始めました。そして、”留学”というワードには昔から興味を持ち、憧れを抱いていました。しかし、実際に留学しようとなると金銭的にも時間的にもなかなか余裕がないのが現実でした。大学1年生の時にフィリピンに2ヶ月留学しましたが、アジア留学と欧米留学にはいろいろな面において差があるので、欧米への留学は考えていませんでした。しかし、大学から送られてきた留学情報のメールにDEOWさんの給付型奨学金の応募があることを知り、急いで資料を請求し、応募書類を送付しました。
私はロンドンオリンピックの開会式を見て感動した思い出から、オリンピックの誘致が決まったとき東京オリンピックでの通訳ボランティアをしたいと夢見ていました。今回のDEOWさんの募集は2020年に言語ボランティアとして活躍する人材の育成のためということもあり、自分にぴったりだと思いました。留学は私1人だけの力で行けるものではないので、その時は身の回りにあるチャンスは拾っていく精神でした。
留学先で何を学んできたいか?
初めてのアジア以外の国、初めてのホームステイといろんな初めての体験に好奇心を抱いています。様々なトラブルが起こると思いますが、たくさんの経験をした上で日本に帰国したいです。カルチャーショックというと聞こえは悪いかもしれませんが、日本と外国の違いを学べる機会は留学しかありません。
勉強面ではIELTSに重きを置き、スキルアップできるよう頑張ります。学校の授業でリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4スキルを学び、IELTS対策のために勉強をする予定です。そして学校外でも、授業で習ったことを積極的に使うよう心がけたいです。英語学習はもちろん、日常生活のホストマザーとのやりとりやカナダの習慣を学び、日本の友達や家族に土産話として伝えたいです。留学先での出会いも楽しみの一つです。人との出会いは宝だと思っているので4週間の間でいろいろなところへ行き、人種を超えて新しい友達を作ろうと考えています。
奨学生としての意気込み
カナダにいられるのは4週間です。せっかくいただいたこの留学のチャンスを無駄にしないよう、そして、支えてもらっている家族や友達、ホストマザーに感謝をしつつ、時間を有効的に使い意味のある留学にします。今まで述べた活動を通して、行動力を身につけようと思っています。言語の通じない国で生活するには、自立や行動が求められます。なぜならもし道端で困っても行動なしでは誰も助けてくれないからです。正直のところ、私は具体的な将来の夢や職種の希望がまだありません。それゆえ、大学2年生のこの1ヶ月の夏休みを有効活用し、私自身と向き合い、自分の好きなこと、本当にやりたいことについてしっかりと考えようと思っています。
トロントはとても国際色豊かで色々な国籍の人たちがいました
留学先の学校について
私は8月27日から4週間、グローバルビレッジトロントに通いました。学校は公共交通が普及しているエリアにあり、地下鉄の駅から徒歩3分ととてもアクセスしやすかったです。
入学初日にはプレースメントテストと近隣のミニツアーが行われました。最初のプレースメントテストではライティングとスピーキングを行い、レベル分けがされました。私はIELTSを勉強したかったため、スピーキングテストの担当の先生に伝えたところ、当初予定していた一般コースからIELTSコースへと変更してもらえました。授業二日目に学校のロビーにあるテレビに生徒の名前とクラスが表示され、私はChristinのIELTSコースにクラス分けをされていました。その時、IELTS-AとIELTS-Bとあったと思われるんですが、自分が配属されたのがIELTS General対策コースだと気付かず、3週目の最後にクラスの子に言われ、気付きました。もう少し早く気付いていれば、Academicのクラスに移動できたかもしれなかったので、とても後悔しています。授業内容に疑問を抱いてはいましたが、AcademicとGeneral両方の対策のクラスがあることも知らず、気付きませんでした。
授業は10人くらいの少人数の授業でした。韓国人の生徒が多くを占め、16歳から30代までと幅広い年齢層でした。私のクラスは日本人が私1人でしたが韓国人の生徒が多く、他にはコロンビアやポルトガル、ブラジルといったバラエティ豊かな生徒がいました。私を含めた固定メンバー3・4人は毎日登校していましたが、他の生徒は三日に一回は休んでいる様子が見られ、あまり熱心さは感じられませんでした。一方で、先生はIELTSについて詳しく対策方法を教えてくれました。IELTSを全く勉強したことがない生徒もいたので、そういった方にもわかりやすく説明をしてくれていました。ライティングパートのエッセイを書いて提出すると、Christinが丁寧に推敲して返してくれ、とても助かりました。
授業の雰囲気は正直その日にいるメンバーで変わっていた気がします。人数が少ないと発言機会が増えるので楽しいイメージがありました。宿題は比較的簡単で少なく、決して毎日ではありませんでした。自主学習をすればいい話ですが、もう少し難しいタスクを毎日与えられる方が生徒の力になると感じました。
滞在先について
ホームステイ先の家はノースヨークにあり、学校から地下鉄で3〜40分ほどの駅からコンドミニアムは徒歩3分ほどの場所に位置していました。学校が8:45からだったので毎朝7:00に起き、7:30に、マザーと朝食をとり、8時ごろの電車に乗るのがルーティンでした。70代のホストマザーが1人で暮らしていて、本当の孫のように接してくれました。私のホームステイは三食与えられるものだったので、平日はランチにサンドイッチや野菜、スープ、デザート、ちょっとしたスナックをもたせてくれました。初日にトラブルがたくさん起きていまい、トロントに着く時間が夜の11時過ぎになるというアクシデントがありましたが、日本を出る前からホストマザーが心配してくれ、自力で行くはずでしたがピアソン空港に迎えに来てくれました。「お互いにルールを確認しよう。」と、私が快適に暮らしやすいように話し合ってくれました。料理もとても美味しかったです。何か質問をすると丁寧に答えてくれ、彼女にもわからないことはネットで調べたりして教えてくれました。私が日本食を恋しがっていると思ったからか、ホストマザーとその友達の行きつけの日本食レストランに連れて行ってくれたり、ライスを使った料理を作ってくれたり、味噌汁をもたせてくれたりと、本当に優しいホストに恵まれました。日本の台風や、北海道で地震が起きたことに心配し「家族は大丈夫なの?」、「連絡は取った?」と声をかけてくれました。
私には部屋の一室が与えられ、その中に専用のユニットバスがあるスタイルでした。部屋はとても綺麗で、2週間に1回の清掃と週に1回の洗濯をしてくれていました。ホストマザーは本当にいい人でした。
留学先の都市について
トロントはとても国際色豊かで色々な国籍の人たちがいました。公用語は英語とフランス語で、町中では英語だけでなくフランス語や韓国語がよく聞こえてきました。観光地としてはCNタワー、ナイアガラの滝、The CNEなどに行きました。学校が毎日2時過ぎに終わるので、それから街に探検しに行っていました。トロントで一番大きな図書館も学校から歩いて10分ほどなので放課後の勉強にも最適でした。お店の人は基本親切で笑顔でした。トロントは自動ドアが少なく、後ろの人にドアを持ってあげたりする習慣があるように感じました。8月末から9月末頃まで滞在しましたが、気候としては湿気がなく涼しくて過ごしやすかったです。ただし急に風が強かったり寒かったりした日があり、上着や長袖は必須でした。寒い日は日本の秋と冬の間の気温くらい寒かったです。寒くない日でも、ある程度の風が吹き湿気がほとんどないのでトロントの夏は日本よりはるかに過ごしやすいです。物価としては、スニーカーやブランド物の化粧品は日本で買うより安く買えるものもありました。消費税が高いのもあり、外食をするととても高くつくので、できるだけ家で食べるようにしていました。トロントのダウンタウンには地下鉄、ストリートカー、バスが走っているので目的地にはそれらを乗り換えて利用していました。駅の名前はだいたいそこを通るストリートの名前になっていて、どこの交差点にもそのストリートの名前の標識があり分かりやすいです。
School Evaluation
授業の内容 | ★★★★☆ |
---|---|
教師の質 | ★★★★☆ |
サポート体制 | ★★★★★ |
施設・設備 | ★★★☆☆ |
アクティビティの充実度 | ★★★★★ |
立地環境 | ★★★★★ |
他の生徒の雰囲気 | ★★★★☆ |
国籍バランス | ★★★★☆ |
School Photos
周りの人々との関係を大切にし、感謝を忘れない人間になりたいと思いました
今回の留学の感想(総括)
今回の留学では勉強はもちろんですが、特に人との出会いが印象に残りました。学校には世界中のいろんな国から生徒が集まっていて、アジアからヨーロッパ、南米まで多国籍の友達を作ることができました。国によって国民性が大きく違うのも面白いと思ったものの一つです。アジアからは日本と韓国人の生徒が多かったのですが、私たちは発言を避ける傾向にありました。一方で、南米の生徒は自分の英語力など気にせず思ったことや解答などを自信に満ちて発言していました。町中にも多種多様な人種、国籍の人で溢れていて、まるで京都にいるかのようなインターナショナルな街でした。もう少し期間が長く、お金に余裕があればカナダ人の友達を作りたかったと後悔しています。トロントという大都市に浮かれていたというのもあり、とにかくトロント中を周らねばと探検に没頭しすぎたという反省点もありますが、地下鉄やバス、ストリートカーを乗りこなしいろんなストリートや町の作りを覚え様々なところに行くことができ、とても良い経験になりました。特に、一度見てみたかったナイアガラの滝を見れたことは素晴らしい思い出の一つです。ホストマザーとは2人暮しだったので、本当のおばあちゃんのように世話をしていただき、本当に感謝しています。カナダでの生活や個人的なことについて質問をすると真摯に向き合って相談に乗ってくれ、一緒に考えてくれました。これからも英語学習を続け、いつかホストマザーに会いにトロントを訪れるのが今の目標の一つです。人との出会いや新しい経験、英語学習は全てDEOWさんの支えがないと得られなかったものなので、本当に感謝しています。ありがとうございました!!
留学期間中、辛かったことや困ったこと
?以前フィリピンのセブ島に2ヶ月語学留学に行った際には現地の天候や食べ物が体に合わず、体調を崩すことがありましたが、トロントでの生活にそういった問題はありませんでした。困った点を挙げるとするならば、地下鉄の混雑や遅延です。朝と夕方のラッシュには人がごった返し、日本と同様の満員電車になります。ホストマザーの家がシェパードヤング駅の近くにあり、ダウンタウンから北上した町だったので、朝と夕方に長時間電車に揺られ通学・帰宅するのが辛かったです。
トロントはとても栄えてて都会でたくさんのビルがあります。しかし、まだまだ建設途中のビルやマンションが沢山あり、町中工事中の場所が本当に多く、歩道が狭くなっていたりよくわからない霧が降ってきたりしていました。
今後、今回の留学をとのように活かしていきたいか
今回の留学ではたくさんの外国人、日本人と出会うきっかけになりました。私はこれからも世界中を旅し仕事をしたいと考えているので、今回得た人脈をフル活用し、その土地に訪れた際には再会したいと考えています。また、彼らが日本を訪れる際には日本を紹介するなど、お互いに助け合える関係になれたらと思っています。DEOWさんはもちろん、新しく出来た友達、ホストマザーやその友達のイーサンなど今回の留学で大変お世話になり、とても感謝をしています。これからの生活でも周りの人々との関係を大切にし、感謝を忘れない人間になりたいと思いました。また、勉強面でも、トロントで学んだことと同様IELTSの学習を今も続けています。グローバルビレッジトロントで学んだことを忘れず、いい結果が出せるよう頑張りたいです。実は大学生活で長期の留学をするのが元々の目標だったのですが、今回の留学の前にはその意志が揺らいでいました。しかし、トロントに行ったことでやはり私は外国の文化や町並み、食べ物が好きだということを再実感しました。中学生だった自分が夢見たオリンピックで通訳をするという夢を2020年に叶えたいです。
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